日産・マーチ カブリオレ…みんなで乗れる国産オープンカー

今回は、日本生まれのオープンカーの中から、4人で楽しめるモデルをピックアップ。1980~90年代に生まれたなつかしいクルマを中心に、週替わりで紹介します。

日産・マーチ カブリオレ

日本カー・オブ・ザ・イヤーに加えて、日本車初となる欧州カー・オブ・ザ・イヤーも受賞した成功作である2代目マーチの4座カブリオレ。1995年の東京モーターショーに参考出品された後、市販化の要望に応えて1997年に発売された。

3ドアハッチバックをベースに、ロールバーを備えたオープンボディーへのアレンジは、シルビア コンバーチブルと同じく高田工業が担当。ガラス製のリアウィンドウを備えたソフトトップは、小粒ながら電動式で、6~7秒ほどで開閉した。エンジンは1.3リッター直4で、変速機は5段MTとCVTが用意された。

なお、後を受けた3代目マーチ(輸出名称マイクラ)には、電動開閉式グラスルーフを備えた英国工場製のクーペカブリオレが存在した。2007年から日本にも1500台限定で輸入され、欧州仕様と同じマイクラC+Cの名で販売された。

[ガズー編集部]