三菱・エクリプス スパイダー…みんなで乗れる国産オープンカー
今回は、日本生まれのオープンカーの中から、4人で楽しめるモデルをピックアップ。1980~90年代に生まれたなつかしいクルマを中心に、週替わりで紹介します。
三菱・エクリプス スパイダー
エクリプスは、三菱とかつて提携していたクライスラーがアメリカに設立した合弁会社で作られたスペシャリティーカー。1989年に誕生した初代はハッチバッククーペのみだったが、1994年に登場した2代目には4座コンバーチブルがスパイダーの名で加わった。
サイズ、キャラクターともに同時期のセリカ コンバーチブルに近い存在で、ノッチバックの4座オープンボディーには、約10秒で開閉可能という電動ソフトトップが備わっていた。メカニズムはギャランがベースとなっており、パワートレインは2リッター直4ターボエンジンと4段ATを組み合わせたもの。駆動方式はFFだった。本革シートを備えたモノグレードで、ボディーカラーは赤と黒の2色、左ハンドルという仕様が、1996年から750台ほど輸入販売された。
1999年に登場した3代目エクリプスは、当初日本には導入されなかった。だが2004年になって、3リッターV6エンジンを搭載したスパイダーのみが少数輸入された。
[ガズー編集部]
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