【連載全12話】第1話 アストンマーティンDB5シューティングブレーク…スタイリッシュな3ドアのシューティングブレーク/スポーツワゴン
流麗なスタイルでありながら、趣味を楽しむための実用性も兼ね備えるシューティングブレークとスポーツワゴン。今回は、なかでも個性派として知られる3ドアモデルをピックアップし、週替わりで紹介します。
アストンマーティンDB5シューティングブレーク
映画『007』シリーズの“ボンドカー”として登場したことで、世界中にその名を知られた最高級グランツーリスモ、アストンマーティンDB5。車名の“DB”の由来である当時の社主デビッド・ブラウンはDB5を愛用していたが、スポーツマンである彼はポロ(競技)の道具がトランクルームにおさまらず、ハンティングの際には後席に乗せた猟犬がレザーシートをかんで傷めてしまうことに不満を感じていた。
そうした理由から1965年に生まれたのが、このDB5シューティングブレークである。ベントレーやロールス・ロイスの特製エステートなども手がけていたコーチビルダーのハロルド・ラドフォードが、DB5のボディー後半部をワゴンに改装。ボディー後端に跳ね上げ式テールゲート備え、後席を折り畳めばまずまずの広さのカーゴルームが出現。最高出力282PSを発生する4リッター直6 DOHCエンジンをはじめ機構部分はDB5と同じで、「世界最速のワゴン」と呼ばれた。
正式なカタログモデルではなく、生産台数は12台にすぎないが、インパクトの強いその姿によって、世の中に「狩猟用ワゴン」を意味するシューティングブレークという呼称を広めた。これをきっかけとしてDB6やDBS、V8、ラゴンダなど歴代アストンマーティンの特製シューティングブレークがコーチビルダーによってつくられ、アストン自身も1992年にヴィラージュをベースとするモデルを限定生産。2017年には限定モデルのヴァンキッシュ ザガートにシューティングブレークを加えている。
[ガズー編集部]
あわせて読みたい「アストンマーティン」の記事
最新ニュース
-
-
ジムニーをデザイン、スズキがサステナブル素材「セルロース」使用のマグカップを発売
2024.06.26
-
-
BMW『2シリーズクーペ』改良新型、内外装でコントラストを強調
2024.06.26
-
-
メルセデスベンツが小型商用EV『eシタン Mixto』を発表…LWBの広い空間
2024.06.26
-
-
メルセデスベンツ唯一のカブリオレ、『CLEカブリオレ』発売…価格は936万円
2024.06.26
-
-
メルセデスAMG『CLE 53 4MATIC+クーペ』新型を発売…価格は1290万円
2024.06.26
-
-
マツダ廣瀬CTO「ロードスターを今後のエミッション規制に打ち勝つ商品として残していけるよう努力」
2024.06.25
-
-
アウディの高性能SUV『RS Q8』、600馬力ツインターボ搭載…発表
2024.06.25
最新ニュース
-
-
ジムニーをデザイン、スズキがサステナブル素材「セルロース」使用のマグカップを発売
2024.06.26
-
-
BMW『2シリーズクーペ』改良新型、内外装でコントラストを強調
2024.06.26
-
-
メルセデスベンツが小型商用EV『eシタン Mixto』を発表…LWBの広い空間
2024.06.26
-
-
メルセデスベンツ唯一のカブリオレ、『CLEカブリオレ』発売…価格は936万円
2024.06.26
-
-
メルセデスAMG『CLE 53 4MATIC+クーペ』新型を発売…価格は1290万円
2024.06.26
-
-
マツダ廣瀬CTO「ロードスターを今後のエミッション規制に打ち勝つ商品として残していけるよう努力」
2024.06.25