いすゞ・ビッグホーン…日本が生んだ代表的SUV

今回は、クルマ好きの記憶に残る日本のSUVを特集。1980~90年代の人気車種を中心に、都会の道やオフロードを力強く駆け抜けた懐かしのモデルを紹介します。

いすゞ・ビッグホーン

小型ボンネットトラックのファスターを4WD化したファスターロデオのシャシーを流用し、1981年に誕生したビッグホーン。本格的なオフロード性能を持つSUVの先駆的なモデルであり、1991年に2代目へと進化した。

ボディーは3ドア4人乗りのショートと5ドア7人乗りのロングがあり、いずれもワイドな3ナンバーサイズ。エンジンは3.2リッターV6ガソリンまたは3.1リッター直4ディーゼルターボで、4WDシステムはパートタイム式を堅持していた。

ベーシックモデルのほかに、プレミアムなハンドリング・バイ・ロータス、スポーティーなイルムシャー/イルムシャーRSという、イギリスのスポーツカーメーカーやドイツのチューナーの名を冠したグレードを設定。改良を加えながら2002年まで販売され、いすゞ最後の乗用車となった。また、ホンダとスバルにもOEM供給された。

[ガズー編集部]