第8話 メルセデス・ベンツ190E 2.5-16エボリューションII…後ろ姿が印象的なウイング付きのクルマ特集
クルマの空力性能を高めるとともに、そのスタイリングの決め手にもなるのがリアウイング。今回は“立派な羽根”を持つことで知られる名車を週替わりで紹介します。
メルセデス・ベンツ190E 2.5-16エボリューションII
石油危機に端を発する省資源志向への対応、およびBMW 3シリーズやアウディ80などへの対抗馬として、1982年に誕生した190シリーズ(W201)。それをベースに翌1983年のフランクフルトモーターショーでデビューした、グループAツーリングカーレース用のホモロゲーションモデルが190E 2.3-16である。
ベーシックな190Eでは日本の5ナンバー規格におさまるコンパクトなボディーをローダウンし、エアロパーツを装着。レーシングエンジンの名門であるコスワースがシリンダーヘッドをDOHC 16バルブ化し、最高出力185PSを発生する2.3リッター直4エンジンを搭載。ギアボックスは4段ATまたは5段MTでLSDを標準装備していた。
1988年にはドイツツーリングカー選手権(DTM)の規定変更に合わせてエンジンを2.5リッターに拡大、190E 2.5-16となる。翌1989年には、さらに競争力を高めた限定500台の190E 2.5-16エボリューションIが登場。そして1990年には究極のDTMウェポンとなる、やはり限定500台の190E 2.5-16エボリューションII(写真)に発展。オーバーフェンダーや巨大なリアスポイラーで武装したボディーに、最高出力を235PSにまで高められた2.5リッターエンジンを搭載。このエボリューションIIによって、メルセデスは1991年、1992年のDTMマニュファクチャラーズタイトルを連取した。
[ガズー編集部]
後ろ姿が印象的なウイング付きのクルマ特集
あわせて読みたい「ベンツ」の記事
最新ニュース
-
-
トムス、キッズEVカート無料体験イベント開催、全日本カート選手権EV部門最終戦で
2024.11.18
-
-
-
アキュラ、新型コンパクトSUV『ADX』発表…1.5リットルVTECターボ搭載
2024.11.18
-
-
-
イチオシ機能の“実効空力”は本物なのか? ホンダアクセス「モデューロ」が30周年!
2024.11.18
-
-
-
ロータリー搭載計画もあった、2代目『シルビア』の“クリスタルな輝き”【懐かしのカーカタログ】
2024.11.18
-
-
-
ホンダのSUV『パスポート』新型、本格オフロード仕様「トレイルスポーツ」発表…足回りを専用チューン
2024.11.18
-
-
-
ラリージャパン直前ウェルカムセレモニー開催…勝田貴元、「チーム王座獲得への貢献」を目標に最終戦を戦う
2024.11.17
-
-
-
『ジムニー』オーナーに朗報! 悩みが解消する頼れる収納アイテム【特選カーアクセサリー名鑑】
2024.11.17
-
最新ニュース
-
-
トムス、キッズEVカート無料体験イベント開催、全日本カート選手権EV部門最終戦で
2024.11.18
-
-
-
アキュラ、新型コンパクトSUV『ADX』発表…1.5リットルVTECターボ搭載
2024.11.18
-
-
-
イチオシ機能の“実効空力”は本物なのか? ホンダアクセス「モデューロ」が30周年!
2024.11.18
-
-
-
ロータリー搭載計画もあった、2代目『シルビア』の“クリスタルな輝き”【懐かしのカーカタログ】
2024.11.18
-
-
-
ホンダのSUV『パスポート』新型、本格オフロード仕様「トレイルスポーツ」発表…足回りを専用チューン
2024.11.18
-
-
-
ラリージャパン直前ウェルカムセレモニー開催…勝田貴元、「チーム王座獲得への貢献」を目標に最終戦を戦う
2024.11.17
-