【GAZOO車クイズ Q.154】四輪自動車がスムーズに旋回することを可能にするために使われる操舵機構の理論は?

四輪自動車がスムーズに旋回することを可能にするために使われる操舵機構の理論は?

Aアッカーマンの原理

Bホイヘンスの原理

Cカヴァリエリの原理

Dパスカルの原理

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Aアッカーマンの原理

GAZOO車クイズ A アッカーマンの原理

四輪車では、操舵の際に解決しなければならない課題があります。旋回時に通る軌跡が、内輪と外輪で異なるからです。内輪のほうが旋回半径が小さいので、スムーズにコーナリングするには外輪よりも大きな舵角を与える必要があるわけです。

この問題はすでに19世紀初期には認識されていて、ルドルフ・アッカーマンによって理論化されていました。すべての車輪が共通の中心点を持つようにする方法が、アッカーマン配置と呼ばれるものです。

三輪車では前輪が1輪しかないので、複雑な操舵機構は必要とされません。カール・ベンツが最初につくった「パテント・モートルヴァーゲン」は三輪自動車です。日本では戦後に「ダイハツ・ミゼット」などの軽三輪商用車が物資の輸送で活躍しました。

ただ、三輪車は安定性の面では問題が多く、実際に転倒するケースも多かったようです。次第に、アッカーマンの原理を取り入れた操舵機構を備えた、四輪自動車が主流になっていきました。

[GAZOO編集部]

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