スーパー耐久が全7戦の2023年スケジュールを公開! 富士24時間は第2戦で5/27~28

  • スーパー耐久ST-Qクラスに参戦し、水素エンジンを搭載するGRカローラ (c)スーパー耐久機構

    スーパー耐久ST-Qクラスに参戦し、水素エンジンを搭載するGRカローラ (c)スーパー耐久機構

10月24日、スーパー耐久機構(S.T.O)は2023年のスーパー耐久シリーズの開催スケジュールを発表した。まだ日程変更の可能性はあるというが、今年同様に7戦がスケジュールされ、第6回目を迎える注目の富士24時間レースは5/27~28に。また変更点としては最終戦が鈴鹿サーキットから富士スピードウェイとなっている。

近年、世界共通のレーシングカーカテゴリーであるFIA-GT3とFIA-GT4が参戦するST-X、ST-Zクラスが盛り上がり新たなファンも増えているスーパー耐久。
さらに2021年に新設された、ST-Qクラス(開発車両が参戦可能なクラス※賞典外)ではトヨタ、スバル、マツダ、日産などが、車両の改良のみならず新たな環境技術の実証実験なども行っている。
特に、トヨタ自動車の豊田章男社長が「モリゾウ」というレーシングネームで参戦するルーキーレーシングでは、水素を燃料とする内燃機関エンジンを搭載するGRカローラを走らせていることなどは、レースファンのみならず自動車業界内外からも大きな注目を集めている。

  • スーパー耐久のスタートシーン (c)スーパー耐久機構

    スーパー耐久のスタートシーン (c)スーパー耐久機構

2021年まで6戦で行われていたスーパー耐久シリーズは、今季ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankookでは全7戦となり、ST-X、ST-Z、ST-TCRクラスは全戦参戦で6戦の有効ポイント制、ST-1クラス~ST-5クラスはそれぞれ1戦ずつの休みとなるレースがあり、全戦フルポイント制に変更された。
新たな2023年シーズンも引き続き全6サーキットで7戦が行われることとなった。

鈴鹿サーキットでの開幕戦の前後に富士スピードウェイで2回の公式テストが行われ、今年で6回目を迎える富士スピードウェイでの24時間レースは決勝レースが5月27日~28日に行われる。
その後の第3戦~第6戦は今年と同様で、スポーツランドSUGO(3時間×2レース)、オートポリス(5時間×1レース)、モビリティリゾートもてぎ(5時間×1レース)、岡山国際サーキット(3時間×2レース)と、SUGOと岡山での2グループに分かれるレースフォーマットも同様となっている。

そして2022年との大きな変更点は、最終戦が鈴鹿サーキットから富士スピードウェイに変更になっていることだ。しかも4時間レース(調整中)×1ということで、こちらも近年にはなかったレースフォーマットだ。

今回はスケジュールのみの発表で、クラスやポイント制度などについては今後の発表を待つことになるが、実はまだ2022年の最終戦が終わっていない。
11/27(日)に鈴鹿サーキットで行われる最終戦は、全クラス混走の5時間レースで行われ、多くのクラスでチャンピオン争いが繰り広げられるため、白熱のレースとなることは間違いない。クルマの未来への取り組みが行われるST-Qクラスの今季の集大成となる走行もあわせ、現地サーキットでぜひご覧いただきたい。

また現地に行くことができない方も、YouTubeのレース実況番組「S耐TV(エスタイテレビ)」で無料でレースを視聴することも可能だ。お手すきの時間だけでもいいのでぜひレースの様子を覗いてみていただきたい。

スーパー耐久公式サイト
https://supertaikyu.com/

S耐TV YouTube公式チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC8sfQKfk_4_JePSHSupvT4w


スーパー耐久シリーズ2023 開催スケジュール

Round 開催サーキット 日程 レース
TEST.1 富士スピードウェイ 2月23日 公式テスト
Rd.1 鈴鹿サーキット 3月18日~19日 5時間×1レース
TEST.2 富士スピードウェイ 日程調整中 公式テスト
Rd.2 富士スピードウェイ 5月26日~28日 24時間×1レース
Rd.3 スポーツランドSUGO 7月8日~9日 3時間×2レース
Rd.4 オートポリス 7月29日~30日 5時間×1レース
Rd.5 モビリティリゾートもてぎ 9月2日~3日 5時間×1レース
Rd.6 岡山国際サーキット 10月14日~15日 3時間×2レース
Rd.7 富士スピードウェイ 11月18日~19日 4時間(調整中)✕1レース


(文:GAZOO編集部 写真:スーパー耐久機構)

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