ヤリスカップ西日本シリーズ第2戦鈴鹿、大島和也が再び神谷とのバトルを制し2連勝!
Netz Cup Vitz Raceの後を継ぎ、2021年から新たなスタートを切った参加型モータースポーツ「TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 2021(以下、ヤリスカップ)」。6月5日に東西シリーズ合同の開幕戦が行われ、91台が参加するという華々しいスタートを切っている。
この西日本シリーズ第2戦でも40台のエントリーを集めているが、今年のヤリスカップ開始から新たにレースを始めるドライバーもいるなど、トップ争いはハイレベルながら入門レースとしても多くのドライバーを集めている。
予選日の6月19日は終日雨模様。午前中からタイヤのマーキングや車検などが行われ、各ドライバーとも予選に向けて準備を整えていく。
しかし、午後の予選が近づくにつれ雨足が強まり、ヤリスカップの予選の前にスケジュールされていたスーパーFJの予選を前に赤旗でスタートディレイが続く。残念ながら、天候の回復が見込まれず、この日の予選はキャンセルに。翌6月20日、決勝日の朝8:35から予選が行われることとなった。
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晴天に恵まれたヤリスカップ西日本シリーズ第2戦鈴鹿の決勝日
昨日の雨とはガラッと変わり、気温が30度にも及ぼうかという好天に恵まれた鈴鹿サーキット。定刻の8:35から20分間の予選セッションが行われた。
ここで速さを見せたのが、開幕戦でも勝利を争った99号車KTGYIC京都WMYarisの大島和也と38号車N中部GRGミッドレスYarisの神谷裕幸。3番手以下を0.5秒以上引き離すタイムで、セッションをリードする。
そして、最終的には1000分の3秒差という僅差でポールポジションを獲得したのは、2分46秒181というタイムを2周目に記録した神谷裕幸。開幕戦ウィナーの大島和也が2番手に続いた。
3番手に438号車ネッツ神戸チームネッコクン Yarisの森口優樹、以下、206号車NAVUL☆NUTEC制動屋Yarisの木村建登、5号車FA TOMS Yarisの大木隼人と続いた。
1周目から後続を引き離しにかかる神谷と大島。3周目には早くも大島が仕掛けトップに立つ。
その後じわりじわりと差が広がり、大島が有利な展開に。そしてそのまま大島がトップでチェッカー! 開幕戦に続き2連勝を挙げた。
3位には見事に206号車 木村建登を押さえ切った、438号車 森口優樹が入った。
その大島が「神谷選手が急に離れる瞬間があった。シフトミスでもしたのかもしれない」と言っていたが、神谷にはシフトが入りにくい症状があったようで、そこが勝負の分かれ目になったのかもしれない。
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ヤリスカップ西日本シリーズ第2戦 決勝レース表彰台 1位 大島和也 2位 神谷裕幸 3位 森口優樹
次戦以降のヤリスカップは、東日本シリーズ第2戦が7月25日にポーツランドSUGOで、西日本シリーズは第3戦が7月31日にオートポリスで行われる。
(文、写真:GAZOO編集部 山崎)
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