愛車86でディーラー車検にチャレンジ!【体験レポ】

2013年の4月に契約、7月に納車になった愛車のトヨタ・86も早3年。ぼちぼち車検と思っていたら「うちで車検いかがですか?」と担当営業氏からTEL。86は人生初の新車で、過去所有したクルマはほとんどの場合、陸運事務所に持ち込み車検を受けていました。

「せっかく新車で86を購入したのだから車検もディーラーで受けてみよう」

というわけでネッツトヨタ東京のHUB PORT若林店に向かいました。

クルマを預けてわずか1.5時間。あっという間に終了

今回行なった作業は大きく分けて3つ。車検を取得するための検査と24ヶ月定期点検、それとトヨタが推奨する定期交換部品取替え&調整です。

事前に予約した時間に伺い、まずは担当営業氏と見積もり書を見ながら作業内容を確認。定期交換部品に含まれる項目のうち、実施したばかりのオイル交換と、必要性を感じないキーレスの電池やエアコンの清掃などはカットしました。ただ、クルマがかなり汚れていたので、「ばぶるコート」というネッツトヨタ東京オリジナルの洗車メニューを追加。作業は洗車からスタートします。

ばぶるコート中のカット。この日からすでに3ヶ月近く経とうとしていますが、今でも輝きは持続中。トランクの内側など、汚れがたまりやすいところも丁寧にクリーニングしてくれました
整備レーンにクルマを移動してまずはエアクリーナのフィルターを点検&清掃。24ヶ月定期点検に含まれる内容です
ブレーキパッドは4輪すべて外して清掃。これだけでペダルフィーリングがずいぶんスムーズに
写真は助手席側奥にあるエアコンのフィルター。大事をとって交換しました
続いてクルマを点検レーンに移動。ここからが車検のスタートで、帽子をかぶっている人が車検員。国家資格を取得したネッツトヨタ東京のスタッフが行います。まずはマフラーの音を測定し、規定範囲内に収まっているか確認します
ローラーの上でタイヤを回転させ、スピードメーターの誤差やブレーキ(サイドブレーキを含む)の効き具合をチェック。このあとは写真右端の鉄板の上にタイヤをのせ、サイドスリップ(横すべり)の検査を行いました
続いては排気ガスの検査。マフラーの中に特殊な棒のような物を入れて濃度をチェックします

だいたいここまで約1時間半。待合室で冷たいドリンクを飲んでいたら、アッと言う間に感じるほどスピーディ。

すべての項目を検査し無事に車検をパス。車検証と次回の車検日を記したステッカー(とお支払いを済ませて)をもらって終了と言いたいところですが、ネッツトヨタ東京はあくまでディーラーなので、車検証の発行はできません。車検証とステッカーが届くまでの間、保安基準適合証というステッカーをフロントガラス上部に貼り、車検証が届いたら自分でステッカーを貼り替え、終了となります。

これが車検の有効期限を記したステッカーでフロントウインドウ内側上部に貼ります

今回の車検にかかった費用はずばり11万8,348円(重量税+自賠責保険料、検査手続き代行料などを含む)。これを高いと感じるか安いと感じるかはオーナー次第ですが、これまでのほとんどの車検を持ち込み車検で行った筆者の感覚からすると意外と高くないというのが正直なところ。持ち込み車検との差額は思っていたほどではなく、陸運事務所で検査を受け、自分でクルマの状態を把握し、整備する煩わしさを考えるとむしろ安いぐらい。車検はディーラーにお任せが、今後のスタンダートになりそうです!

(ゴリ奥野+ノオト)

[ガズー編集部]

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