青信号になった時にすぐに発進してる?(クルマの運転操作、みんなはどうしている?)
気を抜くとついもたついてしまいがちな信号待ちからの発進。その遅れが、まわりの交通に影響を及ぼしているのをご存知でしょうか。
「信号待ちで先頭にいるとき、隣のクルマが発進するタイミングが早い」
「信号待ちで先頭の次にいるとき、前のクルマが発進するタイミングが遅いときがある」
という方もいらっしゃるのでは。
みなさんは、どうしていますか?
とても残念なことですが、信号待ちの時にナビ画面に見入っていたり他に気を取られていたりして、青信号を見落として発進がおろそかになっているドライバーが増えている気がします。なにより危険なのはもちろんですが、後続車にとっても迷惑です。
発進がもたついたせいで、1回の青信号のあいだに通過できるクルマの数が少なくなってしまうわけですから、のちに渋滞を起こしてしまう要因にもなってしまいます。
そうでなくとも、最近はアイドリングストップ機構付きのクルマが増えているので、わずか数秒とはいえ発進へのタイムラグが発生しています。
私は、こうした後続の交通のことも考え、青信号に変わったらすみやかに発進するようにしています。とはいえ、交差点では黄色信号を過ぎてから飛び込んでくるクルマもいます。
先頭で信号待ちをしている場合は、こうしたクルマが来ないか左右の安全確認をしたうえで発進するようにしています。
AT車であれば、信号待ちの際はDレンジに入れたままブレーキを踏み待機し、すみやかに発進できるよう準備しています。シフトするため発進がワンテンポ遅れてしまうので、信号待ちでニュートラルに入れることはありません。
クラッチ操作を含めた手数が多くなるMT車でも同様に、1速に入れてクラッチを踏んで待機しています。
複数車線の場合、隣のクルマとつい同調して無意識に発進してしまいそうになりますが、安全確認は怠らず行っています。
都市部を走ると、信号が赤なのに直進矢印のある信号機に遭遇することがあります。
信号の色だけに気を取られていると発進が遅れてしまうことになるので注意が必要ですね。
ライター:畑澤 清志
【監修・解説者】
ドライビングエキスパート(トヨタの元テストドライバー)
滝本 良夫(たきもと・よしお)
約40年にわたりトヨタの運転技術指導員として活躍しながら、車両実験部でハイエース、ダイナ、コースターなどの商用車系開発の実験および商品監査に携わる。2014年に定年退社。
[ガズー編集部]
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