全国からスープラが富士スピードウェイに集結!「SOC 20th Anniversary National Meeting」〜 A70型編 〜

去る10月8日(日)に富士スピードウェイ P2駐車場(CGパーク)にて開催された「SOC 20th Anniversary National Meeting」。SOCとは、1997年に設立され「スープラオーナーズクラブ」の略称です。今回、設立20周年を記念し、全国ミーティングが開催されました。

全国各地から集結したA70型およびA80型スープラ。今回は「A70型編」と題して、A70型スープラのオーナーに、世代を超えた「スープラ愛」を熱く語っていただきました!

親が乗っていたスープラと同型のクルマを手に入れました!

── オーナープロフィール

  • お名前:島崎さん
  • 年齢:23歳
  • 愛車の年式、車名、グレード:1992年式 スープラ 2.5GTツインターボ エアロトップ(MT)
  • 所有歴:1年

── なぜ、このクルマを手に入れようと思ったのですか?

私が幼少期の頃、親がスープラ(A70型)に乗っていたんですが、その後、手放してしまったんです。社会人になってから、お金を貯めてこのクルマを手に入れました。このスープラに両親を乗せることもありますが、とても喜んでくれています。

── 愛車のアピールポイントを教えてください

何といっても、このスープラ(A70型)のビジュアルが好きです。スープラ(A80型)も好きですが、A70型に勝るクルマはありません!

── 次期スープラの存在は気になりますか?また、期待することは何ですか?

「別のクルマ」という感覚なので、あまり気になりません。でも、スープラとして発売されるなら、速さをアピールして欲しいです。

── あなたにとって、スープラとはどんな存在ですか?

スープラは私の「生きがい」なんです!できる限りこのスープラに乗り続けていたいですね。

超レアな純正色「ミディアムターコイズメタリック」がお気に入りです

── オーナープロフィール

  • ハンドルネーム:ラピートさん
  • 年齢:27歳
  • 愛車の年式、車名、グレード:1991年式 スープラ 2.5GTツインターボ(MT)
  • 所有歴:4年

── なぜ、このクルマを手に入れようと思ったのですか?

私が生まれる前から中学生くらいまで、父親がマークII(GX71型)に乗っていました。私が運転免許を取得したとき、父親に教えてもらったのがスープラ(A70型)なんです。この個体は、就職が決まり、配属先が遠方になったことを機にクルマを探していた際に偶然見つけました。購入時はクルマのあちこちが傷んでいましたが、何とかここまで復活させました。

── 愛車のアピールポイントを教えてください

この「ミディアムターコイズメタリック」という純正色です。とても珍しいボディカラーで、イベントでも数台しか見たことがありません。あとは、フロントにD2レーシング製ブレーキをスープラ(A70型)では日本で初めて組み込みました。バランスを考え、リアはK-CRAFT製セルシオ(XF30型)用のブレーキキットを選びました。

── 次期スープラの存在は気になりますか?また、期待することは何ですか?

もちろん気になります。ただ、スープラである以上「直列6気筒エンジン+FR」のパッケージを希望します。価格も500〜800万円くらいまでに抑えていただければ・・・。

── あなたにとって、スープラとはどんな存在ですか?

トヨタを代表するクルマだと思うので、これからも「自慢できる存在」であって欲しいです!

このスープラ、左ハンドル仕様なんです

── オーナープロフィール

  • お名前:根本隆玄さん
  • 年齢:49歳
  • 愛車の年式、車名、グレード:1987年式 スープラ 3.0GTツインターボ エアロトップ(MT)
  • 所有歴:約10年

── なぜ、このクルマを手に入れようと思ったのですか?

友人が所有していたクルマを譲り受けました。

── 愛車のアピールポイントを教えてください

左ハンドルであることでしょうか。あとは、このエアロパーツですね。

── 次期スープラの存在は気になりますか?また、期待することは何ですか?

気になります。スープラの名にふさわしい性能を持ったクルマであって欲しいです。それとやはり、MT車の設定を希望します。

── あなたにとって、スープラとはどんな存在ですか?

「ずっと持ち続けていたいクルマ」です。私にとってこのスープラは、手を加えるほど思い入れが強くなっていく存在なんです。

父親もスープラに乗っていました

── オーナープロフィール

  • お名前:なべさん
  • 年齢:21歳
  • 愛車の年式、車名、グレード:1993年式 スープラ 2.5GTツインターボR(MT)
  • 所有歴:半年

── なぜ、このクルマを手に入れようと思ったのですか?

かつて父親がスープラ(A70型)に乗っていた影響が大きいと思います。父親曰く、私を乗せて走らせたことがあるそうですが、幼少期だったので覚えていません(笑)。あとは、リトラクタブルヘッドライトのクルマが好きなんです。程度を重視して探していたら、偶然手に入れることができたのがこの個体でした。

── 愛車のアピールポイントを教えてください

手に入れたときからほぼノーマルの状態を維持していることでしょうか。モディファイにも興味はありますが、しばらくはこの状態で乗りたいと思っています。

── 次期スープラの存在は気になりますか?また、期待することは何ですか?

次期スープラの存在は気になりません。新しいクルマには興味がないんです・・・。

── あなたにとって、スープラとはどんな存在ですか?

「かけがえのない存在」です!

スープラ(A80型)と比較して、ノーマルまたはそれに近い仕様の個体が多かった印象のあるA70型。初期モデルであれば30年、最終モデルでも24年前という状況を顧みると、オーナーさんにとって「今の状態を維持する」ことが最優先なのかもしれません。その証拠に、会場に並べられていたスープラ(A70型)たちは、いずれもオーナーの手間と愛情が惜しみなく注がれた貴重な個体ばかりでした。

今回取材してみて、20代のオーナーさんにとって「親が所有していたことがスープラを購入するきっかけとなった」ことが印象的でした。それだけ原体験の印象が強いということを実感しました。もしも、次期スープラが登場するとしたら、オーナーだけでなく「親子で記憶に残る」エピソードを持ち合わせるような存在であって欲しいものです。

(編集: vehiclenaviMAGAZINE編集部 / 撮影: 古宮こうき)

[ガズー編集部]