【東京オートサロン2022】エアロは見た目も機能もこだわる! GR86&BRZカスタム最前線(KUHL Racing、VARIS、PANDEM、ARTISAN SPIRITS)
そのこだわりのデモカーをご紹介する企画で、前回は機能パーツメーカーを取材したが、今回はエアロパーツメーカーに取材した記事をお届けしていきたい。
せっかくスポーツカーを手に入れたからには、走りのみならず見た目にもこだわりたい! GR86は買えないけれどもパーツ選びの妄想がしたい! などという方に、ぜひともご一読いただきたい。
リップタイプやフルバンパータイプなど、エアロのタイプは数種類ありまして、お客様に好みのものを選んでいただけるようにしています。
先代の86では、初期からエアロを販売していました。デザイン重視で生産性をあまり考えずにリリースしたこともあり、納期が6か月になってしまうほど人気のモデルとなりました。全て手作りで生産しているため、注文を多くいただくと納期が長くなってしまいます。
そして、そのクルマで普段の生活から、スポーツカーであればサーキットに走りに行ったり、ミニバンであればご家族でお出かけされたりという、お客様の人生のお手伝いもできればいいなと思っています。
人それぞれでクルマに対する価値観とか、使用用途が違うと思いますので、それぞれの方のご要望に合わせた商品をご提案させていただきたいです。
また、モノだけでなく、私たちの想いも一緒にご提供できたらと思っています。
バリス「エアロの空力効果を体験してほしい」
ボンネット、ルーフ、ウイングを、バキューム成形を使って軽いカーボン製品を実現しました。
あまりハイダウンフォースを生むパーツを付けてしまうと、パワーが奪われて軽快な走りが楽しめなくなってしまうと思うので、下回りのエアロパーツも整流効果が高まるようなデザインにしました。
今後パワーを上げるパーツがリリースされて、それを付けるお客様が増えてくれば、それに合わせたエアロも考えていきたいと思います。
エアロパーツの効果ってある程度スピード領域が上がっていかないと効果を体感しにくいと思いますので、サーキットで走ってみてその効果を感じて欲しいです。
サーキットに行けない方でも、高速道路でもエアロの空力効果を体験できることがあると思います。風切り音が違ったり、いつもと同じアクセルの踏み込み量でもなんか車速が伸びて行ったりとか、そういう変化に気づいていただけたらうれしいですね。
T.R.A KYOTO(PANDEM)「いろんな努力を乗り越えてこのスタイルでも楽しんで欲しい」
車検証の横幅は1950mmとなっていますが、車高が低くてボディが四角に近づいているスタイルがいいんじゃないですかね。
こちらのエアロは海外からの問い合わせも多くて、現在バックオーダーを抱えている状態なんです。最近海外で、ドリフトがこれまで盛り上がっていなかった国でもドリフトが盛んになってきていまして、そうした国のお客様からのご注文も多くなってきています。
実は、国内よりも海外で売れる方が多くて、中国とか、法規が厳しいヨーロッパなどでも売れているんです。
それぞれの方の思い思いのスタイルでもいいですし、気に入っていただいた方にはこのスタイルに限りなく近づけて楽しんでいただいと思いますね。
アーティシャンスピリッツ「フルチタンマフラーに合わせてリアのエアロをデザイン」
先代の86からスポーツカーも手掛けるようになりましたが、ご好評いただいていましたので、GR86も純正のスタイルを生かしつつ、スポーツ性を押し出したデザインで開発することになりました。
先代のエアロはバンパー交換タイプだったんですが、今回はリップタイプであったり、車検に通るような8mmのオーバーフェンダーにするなど、若い方にも選んでいただけるようなコンセプトとしています。
実はリアの方がこだわっていて、このマフラーはフルチタンなんですよ。高い溶接技術を持つところに作っていただいていますし、なんといっても軽量化ができるんです。
それを今回は珍しい縦2本の形状にして、それに合わせて、リア周りのエアロをデザインしました。
あとは、基本的に弊社の商品はトランクスポイラーが多いんですが、今回はGR86というスポーツカーですので、リアウイングもオリジナルで制作しました。
先に販売を開始したBRZの問い合わせも多いので、現在開発中のパーツをなるべく早くリリースしたいですね。
また、海外からの問い合わせも多くて、もっとワイドなフェンダーを作ってほしいという要望がありますので、それも検討していきたいと思います。
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スポーツカーらしく、各メーカーとも見た目のみならず機能性も重視したエアロを開発し、またさまざまなご要望に応じて、今後も継続して開発していくという意気込みを感じることができた。
今後、ますますたくさんのパーツがリリースされ、逆にどれにしようか悩ましい、なんてこともあるだろう。
でも、そうしたパーツ選びをする時間も楽しいカーライフの一部であり、実際に買う買わないは別として、ぜひともいろいろなパーツメーカーの商品や開発のストーリーなどを見ながら、ご自身の愛車をカスタムする妄想を楽しんで欲しい。
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