日本の発展を支えた世界遺産で2DAY開催『愛車広場 出張取材会in熊本』

熊本県の世界遺産を背景に愛車撮影


2015年に世界遺産に登録された『明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業』。
19世紀後半から20世紀初頭にかけて大きな発展を遂げた製鉄や造船などの重工業、そしてそれらに欠かせない重要なエネルギー源となっていた石炭に関する施設などが対象となっていて、熊本県をはじめ福岡県、佐賀県、長崎県、鹿児島県、山口県、岩手県、静岡県の8県11市にまたがって構成されています。2024年放送のテレビドラマ『海に眠るダイヤモンド』では構成資産のひとつである『端島(軍艦島)』が舞台になるなど、注目度が高まっているんですよね。
今回はそんな世界遺産のなかから、熊本県で上質な石炭の産出地として栄えた『万田坑(まんだこう)』と、それらの石炭を輸送するための拠点として重要な役割を担った『三角西港(みすみにしこう)』の敷地で撮影許可をいただき、出張取材会を開催しました。

『三角西港』は、1887年にオランダ人ムルドル氏の設計によって築港された明治三大築港のひとつで、海外への石炭輸出拠点として栄えた場所。当時のままの姿を残す756メートルにおよび石積み埠頭や、国の登録有形文化財に指定されている『龍驤館』(撮影時は改装中)、小泉八雲の小説「夏の日の夢」の舞台となった『浦島屋』は当時の姿を参考に再現されており、築港時の雰囲気を感じられます。さらに、港を望む高台にある『法の館(旧三角簡易裁判所)』は映画『るろうに剣心』の撮影地となったことから聖地巡礼に訪れるファンも少なくないとか。
宇城市から天草諸島へと渡る手前の海岸沿いに位置し、岸壁は12月にもかかわらず朝から釣り人で賑わっていたほか、観光客を乗せたツアーバスもひっきりなしに訪れる盛況ぶり。この周辺はイルカ(スナメリ)の出没スポットとしても有名で、取材の合間に運良く波間に漂う姿を見ることができたのもラッキーでした♪

風情のある建物や美しい景色をバックに12組の愛車を撮影。オープンカーミーティングを定期的に開催している『おはくま(おはよう熊本)』に告知協力いただいたこともあってオープンカーオーナーさんも多かったのですが、このあたりは滅多に雪が降らない地域ということで年中楽しく乗れるそうです。

また、この三角西港は海を背景に愛車の写真が撮れる撮影スポットとしてクルマ好きやオートバイ好きに知られているそうで、取材会の当日にもたくさんのクルマやオートバイがカメラを片手に訪れていました。
取材会参加者さんのなかにも「愛車を買ってはじめて写真を撮りにきたのがココでした」という方がいたり「ふだんはクルマを乗り入れることができない場所で撮影できて記念になりました」と喜んでもらえたりと、絶好の撮影スポットで12組のオーナーさんとその愛車を撮影させていただきました。
オートポリスやHSR九州などでサーキット走行を楽しんでいるというオーナーさんや「このあたりは今くらいが絶好のシーズンなんですよ」とオープンカーライフを楽しむオーナーさんなど、個性豊かな参加者さんにたっぷりお話を伺うことができました。

国の登録有形文化財『龍驤館』をはじめ、明治時代の旅館を復元した『浦島屋』、ムルドルハウス、旧三角海軍倉庫、旧高田回漕店、法の館など歴史的価値の高い施設がいくつも存在する三角西港。浦島屋の1階にはそれらの歴史を紹介する資料も展示されています。

旧三角海軍倉庫は『アマテラス珈琲』として改装されていて、天草大王ソーセージを使ったホットドッグやインパクト抜群の『シラナミソフト』などを美しい景色とともに楽しむことができます。また、ムルドルハウスでは地元の伝統工芸品や特産品が展示販売されていました。

翌日の日曜日は三角西港から70kmほど北上し、福岡県大牟田市との県境に位置する熊本県荒尾市の『万田坑』にて取材会を開催。
明治から昭和初期にかけて三池炭鉱の坑口の一つとして上質な石炭を産出し、日本の経済発展を支えた遺構であり、現在も竪坑跡や鋼鉄製の櫓、煉瓦造りの建物などが残されています。今回はそんな万田坑の芝生広場をお借りして、12組のオーナーさんとその愛車を撮影させていただきました。
オープンカーミーティング『おはくま(おはよう熊本)』に参加されているオーナーさんも多かったようで、顔見知りのオーナーさん同士が近況報告をしている場面があったり、初対面のオーナーさんと愛車トークで盛り上がっていたりと、プチミーティングのような雰囲気で終始おだやかな1日となりました。

ふだんは車両侵入禁止となっている芝生広場をお借りして12組の愛車を撮影。万田坑は地元民にとっても有名スポットであり、何度も訪れたことがあるという方がいるいっぽう「今まで来たことがなかったから、この機会に見学していこうかな」というオーナーさんもいらっしゃいました。

特徴的な煉瓦造りの建物や、海外製の鋼鉄で作られた竪坑櫓、コンクリート製の煙突跡など、歴史を感じることのできるロケーションなうえに、普段は車両を乗り入れることができない場所ということもあって特別感たっぷり!
貴重な世界遺産を訪れる団体の観光客なども多く、そういった来場者の方や観光ガイドの方から「今日は何かのイベント?」「珍しいクルマだね」など話しかけていただく場面も何度かありました。
そんな注目度満点の愛車を所有する参加者の皆さんにお話を伺ってみると、ファミリーでもひとり1台所有はあたりまえ、土地に余裕があるので複数台の愛車を所有しているという方もいらっしゃいました。雪が降ることもほぼないので、好きなクルマを年中楽しむことができるという、とってもうらやましいカーライフを送っているみなさんの笑顔が印象に残った熊本県の取材会となりました。

有料チケットで見学できる敷地内には、レンガの長手と小口を1段ずつ交互に組み上げる『イギリス積み』で建てられた煉瓦造りの建物や、炭鉱マンたちが地底と地上を行き来した昇降用エレベーターなどが残されていて、間近で見ることができます。また、石炭を運んでいた『炭鉱電車』も展示されていて、走行パフォーマンスが行われている日もあるそうです。

万田炭鉱館には当時の炭鉱で使用されていた道具や、その歴史などを学ぶことができる資料などが展示されていています。また、地元の特産品や工芸品『小代焼』などが展示販売されている『まるごとあらお物産館』では、お土産を購入することもできました。

みなさんの愛車とカーライフを取材させていただきながら全国行脚中の出張取材会は、2025年も継続開催!
月イチ開催を目指して準備を進めているので、まだ開催されていない地域のオーナーさんはぜひGAZOO.comの参加者募集情報をチェックしてお待ちください!

許可を得て取材を行っています

取材場所:
三角西港(熊本県宇城市三角町三角浦)
三池炭鉱 万田坑(熊本県荒尾市原万田200-2)

[GAZOO編集部]