【86 Style with BRZ 愛車紹介 vol.2】AE86に一生乗り続けるオーナー

7月31日(日)、富士スピードウェイで86オーナーの祭典「Fuji 86 Style with BRZ 2016」が行われた。イベントに参加された、86やBRZ、AE86で充実のカーライフを送るオーナーさんをご紹介。

20歳の時に買った最初のクルマはAE86。そして今乗っているクルマもAE86。86PLAYERさんはAE86ばかり3台を乗り継いできた大のAE86好き。現在所有している昭和62年式のAE86(トヨタ・カローラレビン)には一生乗り続けると公言しているほどで、AE86にかける想いは誰よりも強い。

「AE86の魅力は自分でいじって自分で操れること。それに尽きますね」と86PLAYERさん。今のAE86は平成11年7月に購入。それから15年以上コツコツと手間と時間をかけて作り込んできた。カスタマイズのコンセプトは純正のスタイルを活かしつつ、車高の落ち具合やフェンダーの張り出しを“そこそこ”におさえたこと。エンジンにも手が入っていて“そこそこ”速いのも86PLAYERさんの自慢だ。

派手なエアロパーツやオーバーフェンダーのないすっきりとしたエクステリア。落ち着いた佇まいも86PLAYERさんのお気に入りだ。サイドのモールを白く塗ったのはドリキンこと土屋圭市さんのAE86に影響されたため。リムの深いホイールはレイズのTE37V。
購入から10年目、当時手に入ったあらゆる純正部品を集めてリフレッシュを実行。そのかいあって細部までピカピカ。もともと一生乗り続けるつもりで程度の良いベース車を探したのも奏功している。
“そこそこ”の速さを実現するためにカスタマイズされたエンジン。AE111の5バルブ4A-Gに載せ換えられている。実際にエンジンを始動してもらったが、エンジン音は元気一杯。美しいエンジンルームのヴィジュアルもあり、AE86のまわりにはあっという間に人だかりができたほど。以前、富士スピードウェイを走っていた時も“そこそこ”のタイムをマークしたそうで、見かけだけのエンジンルームではない。

86PLAYERさんによると、新車で登録されてから30年近く経つ旧車とうまく付き合うコツは、人脈とネットワークが必要で、現在付いているパーツ(特に割れやすい内装パーツ)を上手に外す技術も重要とのこと。

「手間はかかっていますが別のクルマに乗り換える気もありません。このクルマがなくなるようなことがあれば変わるかもしれませんが……」と86PLAYERさん。86PLAYERさんのAE86は、25年以上の歳月を経て、世界で1台だけの「愛車」になったということだろう。

[ガズー編集部]