【愛車紹介】初代AW11型で通勤から走りまで思いっきり楽しむ

11月27日(日)に富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)で開催された「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL2016」のオーナーズクラブミーティングに参加されたオーナーさんをご紹介。愛車に特別な想いを注ぐ皆さんのカーライフをうかがった。

加藤衛さんの愛車は、1989年式 トヨタ・MR2の初期モデルE-AW11型(Gグレード)。国内自動車メーカー初の2人乗りミッドシップ車として1984年〜1999年まで発売されていた人気車種だが、加藤さんもその魅力に惹かれたひとり。実際このAW11型は2台目ということだ。

「学生時代にたまたま友人に譲ってもらったのが最初のAW11だったんですが、思いっきり走れる楽しさやライトオンでリトラクタブルが開閉するスタイルが好きでした(笑)。そのAW11を手放した後はスターレット(KP61型)やマーチ(EK10型)、ミラージュ(CA型)などを乗り継いできましたが、社会人になってもう一度どうしても乗りたくなって'00年に再度購入したんです」

普段は通勤車としているが、気が向いた時にワインディングでドライブしたりミニサーキットでスポーツ走行も楽んでいるという。

「足まわりは純正形状のスプリング、ダンパーそれぞれをモータースポーツ用の社外製に変更しています。駆動系はデフを機械式LSDに変更、マフラーも社外製に交換しました。メンテナンスも重要視していて、油脂類はもちろんゴム類、ブッシュ類、マウントなどもしっかりチェックし、必要に応じて交換しています。いつでもベストコンディションを維持して、走る時は思いっきり走れる状態にしておきたいので」

スポーツ走行時のドライビングをサポートするバケットシートやステアリングなども変更。ちなみにメンテナンスは加藤さんができる範囲を自分で手掛け、難しい作業の場合は長く付き合っているカーショップに任せているという。

また加藤さんは走りを楽しむ毎日を送りつつ、オーナーズクラブのミーティングにも参加。今回のTGRFでは息子さんも交え、気兼ねなく語れるAW11オーナーと世間話やパーツ情報などに花を咲かせていた。

普段はもちろん、休日も加藤さんにとって欠かせない存在になっているAW11。今後のプランなどはあるのだろうか……?

「今後はチューニングというよりは、やはりコンディション維持ですね(笑)。長く乗っていきたいと思っています」

購入し約16年、これからもこの1台を大事にしたいという加藤さんの気持ち。その気持ちにAW11も応えてくれているような気がした。

(ライター:おふぃす たぴ)

[ガズ―編集部]

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