【愛車紹介】エンジンに魅せられたオーナーの2台目のスープラ

11月27日(日)に富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)で開催された「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL2016」のオーナーズクラブミーティングに参加されたオーナーさんをご紹介。愛車に特別な想いを注ぐ皆さんのカーライフをうかがった。

2代目スープラは、今もってなお多くのスポーツカーファンの心を捕らえ続けている。日本車離れしたグラマラスなデザインに、後輪駆動、パワフルなエンジンというスポーツカーの王道パッケージ。サードパーティのパーツも豊富で、カスタマイズベースとしても人気だ。

須田芳成さんも、そんなスープラに魅了された一人。愛車のスープラは2台目だ。「結婚を機に一度手放したんです。その後はマークⅡに乗っていたのですが、スープラの乗り味がどうしても忘れられず、手放したことを本当に後悔しましたね」

中でも思い入れが強いのが強大なトルクを持ったエンジン。「マークⅡでは全然満足できませんでした。それでどうしても乗りたいと妻に相談し、もう一度スープラを購入しました」

サーキット走行も楽しむ須田さんのスープラは、車体全体に手が加えられている。エンジンはもともとツインターボだが、シングルターボ化。スロットルも電子式から機械式へと変更した。パワーは670psを発生するという。「まるでジェットコースターのような刺激的な走りが楽しめますよ」

室内もロールケージを組んで剛性をアップ。ブリッド製のバケットシートや追加メーターなど、スポーツ走行に適した装備を追加している。

そして、最大のアピールポイントはエクステリア。自身もスープラファンとして知られ、国内の様々なレースシーンで活躍する織戸学さんのオリジナルブランド「RIDOX」のエアロパーツを装着している。

「実は織戸さんの大ファンで、織戸さんのスープラは一つの理想形です。でもオリジナルのカスタマイズも楽しんでいます。純正サイドミラーにはカーボンシートを貼り付けて、スポーティさを強調しています。それからADVAN Racingは自慢のホイールで、逆に織戸さんから『マネしていい?』と聞かれました(笑)」

須田さんは、スープラのどこに魅力を感じているのだろうか。「FRでマニュアルミッション、そして丈夫なエンジンと、現代のクルマにはないパッケージが魅力です。デザインもトヨタ2000GTのようなロングノーズでスタイリッシュ。古さを全く感じさせません。ずっと乗っていきたいですね」

スポーツ走行にカスタマイズと、スープラライフを謳歌する須田さん。一度は別れたスープラをもう一度手にしたことで、その愛情はどうやら倍増しているようだ。

現在の愛車を手に入れて5年。進化はまだまだ止まらない。ちなみに乗り換えるとしたら、「強いて言うなら復活が噂されている次期型スープラですかね(笑)」とのこと。だが、現在の愛車への思いを見るに、2代目スープラに乗り続けてくれる可能性の方が高いだろう。

(フリーライター:阿部哲也)

[ガズー編集部]