【愛車紹介】6気筒好きのオーナーが手塩にかけるスープラ

11月27日(日)に富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)で開催された「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL2016」のオーナーズクラブミーティングに参加されたオーナーさんをご紹介。愛車に特別な想いを注ぐ皆さんのカーライフをうかがった。

ひば80さんの愛車は平成13年式のスープラRZ-S。鮮やかなブルーマイカメタリックが印象的な後期型だ。7年前に中古で購入。当時はフルノーマルだったが、長い時間をかけて現在の仕様を作り上げた。

愛車の特徴はズバリ、レーシングドライバーの織戸学さんが所有するスープラにインスパイアされたカスタマイズ。織戸さんのスープラは今でこそレッドだが、その昔はひば80さんと同じブルーマイカメタリック。昔のカラーリングと同じというのも通っぽい。

「納車されてすぐに付けたのが織戸さんデザインのRIDOXエアロ。最初にフロントバンパーとサイドステップを付け、それから細かいパーツを徐々に加えていきました。RIDOXは純正の延長線上のようなエアロで、ノーマルのさみしいところをボリュームアップしてくれるので気に入っています」

ひば80さんは愛車でスープラのオフ会に参加しつつ、サーキット走行やジムカーナ場でのドリフトを楽しんでいる。織戸さん本人にも会ったことがあるそうで、お互いのスープラを見たこともあるというからおもしろい。

また、エアロパーツ以外で気に入っているのがエンジン。ひば80さんのスープラは直列6気筒のDOHCツインターボエンジン(2JZ-GTE型)を搭載しているが、トヨタの直6エンジンのフィーリングに魅力を感じている。

「パワーはもちろん、トルクもあるので街乗りも乗りやすいです。でも一番のポイントは頑丈なこと。エンジンを一度オーバーホールしていますが絶好調です」

ひば80さんは3台連続でトヨタの6気筒車を乗り継ぐほどの6気筒好き。直近の愛車はマークⅡ・ツアラーV、さらにその前は先々代のスープラ。一旦マークⅡに浮気したが(失礼)、再びスープラのステアリングを握っているのだ。ということは別の6気筒搭載車に乗り換える可能性も……。

「ずっと乗り続けるつもりです。トヨタの直6エンジンはもう出ないと思いますし」

悩みは社外製or純正問わず、パーツの値段が高いこと。もともとの車両価格が高いだけに、仕方のない面もあるが、大事にしていかないと今後維持していくのがますます大変になるだろうというのがひば80さんの予想だ。

まだまだ現役のイメージが強いスープラだが、ひば80さんのスープラは新車で登録されてから約15年。20年も経てば立派な旧車の仲間入りと言っても過言ではない。逆に言えば、これからが円熟味を増してくる時期。ひば80さんのスープラが今後どう進化していくのか、大いに楽しみなところだ。

(フリーライター:ゴリ奥野)

[ガズー編集部]