【素敵なカーライフレシピ #3】車内で仕事も寝泊りも。クルマをもう一つのホームとして使いこなす

クルマのある暮らしはオーナーの味付け次第。ひとりひとりの人生を豊かにするレシピは十人十色です。どんな調理法でクルマとの生活を楽しんでいるのかをご紹介するコーナー。

今回ご紹介するのは、オン・オフ問わず、愛車のトヨタアクアを多彩に乗りこなし、暮らしを楽しんでいる鈴木晶子(あきこ)さん。カーディーラーの営業職、幼稚園教諭を経て、今は保育者を養成する専門学校で教鞭を執っています。

営業のお仕事から、なぜ、幼稚園の先生に?と聞くと、ユニークな答えが返ってきました。

「息子が幼稚園に入ったとき、そこでお世話になった園の先生方が、とっても素敵に見えちゃったんですよね。何十人という園の子どもたち全員を、まるでわが子のように愛してくれて、ときには子どものために泣いたりもする。そんな先生のことを、子どもたちも大好きで。それを見て感動して、わたしも先生になろうって思ったんです」

幼稚園教諭になるため、鈴木さんが26歳、子どもが4歳のとき、大学に入学して幼児教育を専攻。卒業後、幼稚園教諭として現場で9年間過ごし、最後の3年間は、30代の若さで園長先生を務めました。

「幼稚園の先生をしていると、お母さんたちからたくさん、ありがとうって言ってもらえるんです。営業の仕事をしていたときは、こちらがお客様にありがとうございますって言っていたのに、ありがとうって言ってもらえちゃうんだ!って。それに、子どもから学ぶこともたくさんあって、子どもと一緒に、自分も成長し続けることができます。なんて幸せな仕事だろうと思いました」

今は、保育士や幼稚園教諭などを目指す学生に、音楽や工作など保育の現場で必要なスキルを教え、ゼミも担当。その他、保育者のストレス軽減をテーマに、研究活動にも取り組んでいます。

専門学校生によるゼミナール活動の様子。保育のIT活用について研究中。右の写真は4年前の思い出深い写真。「ゼミ生と、県庁に“子育て親子専用車両”のプレゼンに行った帰りです。そこでは採用されませんでしたが、その後、都営大江戸線が初めて“子育て応援スペース”を設置することになり、わたしたちの提案は時代の先を行っていたんだなぁと自画自賛(笑)」

「保育の仕事はこんなに素敵なんだよ、と学生に伝えるのが、わたしの仕事。それはとても意義のあることだと思うので、やりがいがありますし、すごく面白いです。保育者の社会的地位をもっと上げていきたい、保育者がもっと働きやすいようにしたいとか、考えると余計に熱くなっちゃって」

充実した仕事を持つ鈴木さん。カーライフも充実しています。オフは、車中泊をしながら日本中を旅するのが楽しみだそう。

「たとえば、1日目は新潟の海にテントを張るところからスタートして、2日目以降も楽しそうな場所を探しながら北上し、1週間くらいかけて青森まで行くとか。長距離の旅が多いです。それも、海で貝を採って食べるとか、ワイルドな旅。誰も行ったことがない秘境みたいな場所を見つけるのが好きで、山形の山奥にひっそりとある、沼に湧く温泉を見つけて入ったこともありますよ。全身、苔だらけになりましたけど(笑)」

クルマのラゲッジスペースには、テントとレジャーシート、ドライブ途中で素敵な温泉を見つけたら立ち寄れるように、温泉タオルを常備。ドライブ旅の達人ぶりがうかがえます。

  • ラゲッジスペースに常備している車中泊グッズ

(左)富士五湖の西湖でキャンプしたときの写真 (右)秋田の海で。この日は秋田で「ダマ」とよばれる貝を拾い、味噌汁にして食べたそう

鈴木さんは普段も、出張や買い物、愛犬ピーちゃんのお散歩にと、クルマを大活用。保護犬だったピーちゃんは、鈴木さんのもとへ来たときはほとんど歩けない状態だったのが、鈴木さんと一緒にアクアに乗ってあちこち出かけるうちに、体力がつき、自分で歩いてお散歩できるまでになったそう。

「Wi-Fiを入手してからは、出張帰りに運転しながら会議をしたり、クルマを停めてパソコンを広げたりと、車中で仕事をすることも増えました。クルマで読書もするし、コーヒーを飲んで寛ぐこともありますし、クルマがあれば、どこにいても、そこがリビングにも、ワークスペースにもなる。それこそ寝泊りだってできるし、何でもできちゃう。クルマっていいなぁって思います。わたしにとってクルマは、もう一つのホームですね」

そんな鈴木さんの愛車は、トヨタ・アクア。鈴木さんはアクアが大のお気に入りで、今のアクアは2台目だそう。

1台目を購入したのは8年前、36歳で園長先生になったときのこと。地域の園長先生が集まる園長会に行くと、まわりは50代、60代のベテランばかり。その中でひとり、だんとつに若かった鈴木さんは、自信を持てず、孤独を感じていたそうです。

「当時乗っていたのはトヨタ・パッソ。そろそろ乗り換えどきというのもありましたが、園長会で自分だけ1000ccなのも何だかなぁって。よーし、ピカピカの新車を買っちゃえ!と勢いで買ったのがアクアでした。今からすれば、気を張っていたなぁと思います(笑)」

「最初にアクアをいいなと思ったのは、CMがきっかけです。わたしが大好きなピアニスト“まらしぃ”の音楽がBGMに流れていて、わぁ素敵だなって。といっても、本当はプリウスが欲しかったのを予算の都合であきらめて、アクアでもまぁいいか、という感じでした。それが実際に乗ってみたら、思いのほか大好きになってしまって」

鈴木さんが一番に感動したのは、燃費の良さ。アクアに乗り換えてからというもの、給油の回数がめっきり少なくなったそう。

「運転席まわりのデザインも気に入っています。計器類のスイッチが大きくてわかりやすいから、初めて乗ったときも戸惑わないし、普段も運転しやすいんです。スペースも広くて、自転車でも何でも積めるし、フラットシートにはならないけれど、寝るには十分の広さ。小回りがきくので、どこでも気軽に行けますし、コロンとしたリヤスタイルも大好きです」

1台目アクアには8年間乗り、走行距離は10万2000キロに到達。乗り換えどきを迎え、晶子さんは迷わず、次のクルマもアクアに決めました。カラーも同じブラック。納車されてから、まだ2カ月ほどです。

「2台目アクアは、慣れ親しんだ1台目と、びっくりするくらい変わらないです。友だちにも乗り換えたことに気づかれず、洗車した?と聞かれるくらい(笑)。変わったのは、私のほう。1台目のときは、ホイールやサンバイザーをつける・つけないだの、アクセサリーにものすごくこだわっていたのが、今回は、ディーラーにほとんどおまかせでした。モノよりも、どんな風に過ごすかということのほうが、大切になったんですね」

新型コロナウィルスの影響で、2台目アクアでの遠出はお預け状態。かわりに、近所にある気持ちのいい公園や美味しいパン屋さん、おしゃれなカフェなど、ピーちゃんと一緒に、近場で楽しみを見つける日々だそう。

「これまで、出かけるといえば遠くばかりでしたが、近場にもこんなに素敵なところがたくさんあったんだ、というのは嬉しい発見でした。コロナが落ち着いたらまた、長距離ドライブに出かけたいけど、今はご近所ドライブを満喫しています」

「将来は、田舎の山小屋みたいな小さな家で、猫と犬と、のんびり暮らすのが夢。不便でも、それを楽しめるくらいの余裕があって、お金をかけなくても、心豊かに暮らせたらいいなぁって。あ、でも、クルマは絶対に必要ですよ。家は掘っ立て小屋でもいいから(笑)、クルマはあって、そこからいろんなところに出かけていきたいです」

鈴木さんと2台目アクアとの暮らしは、始まったばかり。鈴木さんが新しい相棒と一緒に、これからどんな素敵な時間を過ごすのか、楽しみです。

(取材・文: 勝部美和子(officetama,Inc.) / 写真: 村上悦子)

[ガズー編集部]

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