【素敵なカーライフレシピ #7】レクサスRC Fと過ごす時間がわたしの心を最高に癒すひとととき

クルマのある暮らしはオーナーの味付け次第。ひとりひとりの人生を豊かにするレシピは十人十色です。どんな調理法でクルマとの生活を楽しんでいるのかをご紹介するコーナー。

第7回目は、元レースクイーンであり、現役パチスロタレント兼フリーランスライターの彩瀬友里加さん。マルチに活躍している彩瀬さんの現在の愛車はトヨタ・レクサスRC F。
このクルマに決めた理由はSUPER GTで走る姿を見たことがきっかけ。彼女がGT300のチームでレースクイーンの仕事をしていたときに、参戦車両の1台であるレクサスを間近で見て心が奪われてしまったそう。
「ずっとスポーツカーに乗りたいなと思っていたこともあり、レースで走る姿を一目見て気に入ってしまいました」

そもそもレースクイーンになったきっかけもクルマ好きが高じてのこと。モデルの道を目指すわけでもなく、ただただ好きなクルマを側で見ること、レースを応援できる仕事であることがレースクイーンになった最大の決め手。仕事とはいえ願いも叶ってしまう仕事場だったこともあり、至福の時間を過ごしていたそうです。
「本当に楽しいお仕事でした。クルマを間近で見られるのも楽しかったし、何よりメカニックさんたちとクルマについてお話ができるのが楽しみでした」

彩瀬さんがクルマ好きになったのは、生まれる前から決まっていたといっても過言ではありません。というのもご両親がクルマ好き。さらに一緒に暮らす祖母、叔父までがクルマ好きというクルマ好きの比率が高い環境で育ちました。
現在家族のクルマは、お父さんがトヨタ・ヴェルファイア、お母さんがトヨタ・ヴィッツ、おばあちゃんは免許を返納したので、現在クルマは所有していませんが、以前はベンツのEクラス、叔父さんはマセラティ・ギブリという豪華なラインアップ。

小さいころから家族と出かけるとなればクルマが出陣。免許がない時代は、クルマ好きの父と母、祖母が運転する助手席からドライブを楽しんでいましたが、彩瀬さんが免許を取得しマイカーを手に入れてからは運転席が指定席に変わりました。
コロナ禍以前は、7人家族で旅行へ行くとなった際は、クルマ3台にそれぞれが乗り込み、3台のうち1台は、彩瀬さんが運転するというフォーメーションで出かけていたそうです。また家族でディーラーに訪れて新車の試乗に行くこともあるそう。
「家族でわいわいと楽しみながら、交替しながら試乗します。その日の夕食は7人で食卓を囲んで、乗ったクルマの品評会です(笑)」
と、何ともユニークで楽しいクルマが好きなファミリーなのです。

クルマ好きは血筋ともいえる彩瀬さんなのですが、クルマ好きを明確に自覚したのは18歳のとき。筑波サーキットでタイム計測やタイヤ交換などレースの手伝いをしていたときにクルマ好きのスイッチが入りました。
「家にクルマがあって、家族がクルマの話しをすることは、普通のことだったのであまり自覚していなかったんですが、レースをお手伝いするようになってからクルマへの愛が明確になりました(笑)」

高校を卒業して免許は取得したものの「家族のクルマを運転できればいいかな?」とクルマへの欲はなかった彼女ですが、レースでの手伝いを経て一変。お父さんに買ってもらったワゴンRで、ドライブを楽しんだり、カスタムをしたり、洗車にもはまっていきました。
「6年ほどワゴンRに乗っていました。あれこれカスタムパーツを取り付けたり、イベントに参加したり、本当に楽しかったですね」

一目ぼれした憧れのクルマ、レクサスRC Fとのクルマ生活を伺いました。
「今はコロナ禍なので出かける機会が減ってしまいましたが、コロナ前は、ひとりで温泉に行くことがとても好きだったので、よくマイカーで出かけていました。同じ車種が集まるオフ会にも日程が合えば参加していましたね。わたしは渋滞も苦ではないんです。渋滞中もクルマに乗っていれば楽しい。それから夜のドライブも大好きです。ふと空いた時間に気ままに出かけて夜景ドライブを楽しむことも、わたしにとって大切なストレス発散方法です。ライトアップされた観覧車、桜の季節は幻想的な風景と遭遇したり。四季折々の風景を楽しむことができるのもマイカーがあればこそですね」

そしてクルマを走らせることと同じくらい好きな作業が洗車。洗車の楽しさはワゴンRに乗っていたころに目覚めたとか。

「ワゴンRに乗っていたとき洗車に目覚めました(笑)。ワゴンRは黒のボディだったこともあり、洗車をするとクルマの輝きが一段と増すんですよね。きれいにていねいに洗うほど、クルマが美しくなるといいますか。洗った後の美しい姿を見たくて、洗車熱にスイッチが入ったのかもしれません。洗った後の満足感は格別です」

クルマが少しでも汚れていると、すぐに洗いたくなるという彩瀬さん。これまで1度も機械洗車の経験はなく、マイカーはすべて手洗い洗車が基本。
「汚れたクルマではドライブも気分よく楽しめないんです」

洗車に目覚めてからはカー用品店も彼女のクルマ生活を支える大切なドライブスポットのひとつ。カー用品店に到着したらまずは洗車コーナーへ一直線。新作の洗車グッズのチェックは欠かしません。
「本当にいろんな洗車アイテムを使ってきました。カーシャンプーから、コーティング剤、スポンジ、拭き上げのタオル、ホイールを洗うためのアイテムまで。洗車グッズをあれこれ見る時間も楽しいですね」

いまのお気に入りの洗車アイテムはシュアラスター。あれこれ試して気に入ったブランドなのだそう。エクステリアだけでなく車内も白のシートなので車内清掃も手ぬかりなしです。
「白のシートなのであまりジーンズは履かないようにしています。コーヒーなど色がついた飲み物もなるべく飲まないようにしていますね」

クルマで出かけた仕事終わり。早く予定が終わっても家には真っすぐには帰らずに、ひとりでドライブを楽しむことも。またときに路肩にクルマを停めて車内で音楽を聞くこともあるそうです。
「乗っているだけで心が軽くなるんです。自分の部屋で考え事をするよりも、走りながら考え事を整理したほうがすっきりまとまります。本当にクルマの中にマイナスイオンがあるんじゃないかな?と思うくらいです。リラクゼーション系のマッサージを受けるよりも、ひとりでクルマと過ごすほうが心がほぐれる効果が高いですね(笑)」

将来的にやってみたい目標は、車内でリモートワークをしながらマイカーで日本全国を周遊してみたいそうです。それは彩瀬さんにとって趣味と仕事と、自分を癒すことが叶う方法。いつの日か彼女に連絡をとったら「いま海を見ながらマイカーで原稿を書いています!」なんて答えが返ってくるのかもしれません。

(取材・文: 鈴木珠美(officetama,Inc.) / 写真: 村上悦子)

[ガズー編集部]

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