【素敵なカーライフレシピ #11】カローラスポーツで叶える愛犬とのハッピーライフ

クルマのある暮らしはオーナーの味付け次第。ひとりひとりの人生を豊かにするレシピは十人十色です。どんな調理法でクルマとの生活を楽しんでいるのかをご紹介するコーナー。
第11回目は、3匹のシェットランドシープドッグ(以下シェルティ)と1匹のトイプードル、全部で4匹の犬たちと暮らす和彦さん・さえさん夫妻です。

2人の愛車はトヨタカローラスポーツ。2年半前、2人が初めて自分たちで選んで買ったクルマです。

「運転していても楽しいですし、駐車場に停まっている姿とかを見ると、いまだに、カッコいいなって口に出ちゃう。そのくらい好きですね」(和彦さん)
「それを聞くたび、また言ってるなぁって笑っちゃうんですけど、良かったね!って思います(笑)」(さえさん)

2人が大切にしていることが伝わるこのクルマ。購入したのは、2人が家族同様に愛する犬たちのためでした。

「2人とも犬が大好きで、結婚したら犬を飼おうねと話していたんです。4年前に最初の犬を迎えて、そこから、犬といろんなところへ出かけるようになりました。公園に行くとかドッグランで遊ばせるとか、一緒にカフェに行くとか。犬とできることは何でもしたくて、それにはクルマが必要だったんです」(さえさん)

当初はレンタカーや実家のプリウスで出かけていましたが、プリウスも古くなり、レンタカーも毎回となると費用がかさむことから「いっそ新車を買おう!」とクルマ選びをスタート。最終候補として残ったのが、カローラスポーツとマツダ・アクセラでした。
どちらも、犬を乗せやすいハッチバックとスポーティなフォルムが気に入りましたが、カローラスポーツを選んだ一番の理由はデザインだそう。

「シュッとしたイケメン顔がいいなと。失礼ながら、トヨタ車で初めてカッコいいと思ったクルマなんです(笑)。あとはボディカラー。これはブラッキッシュアゲハガラスフレークといって、光の加減によって、紺色やグリーン、ブラックといろんな色に見える、ちょっと変わったカラーなんです。カッコいいし、飽きがこないところも気に入りました」(和彦さん)

「わたしは運転しないので、こだわりは見た目とカラーくらいですが、私もカローラスポーツをとても気に入っていますよ」(さえさん)

「実際に乗ってみて良かったのはシート。適度なホールド性があって体を支えてくれるから、長距離ドライブをしても疲れにくいんです」(和彦さん)

カローラスポーツが来てからは、初めて新車を手に入れたワクワク感もあって、いっそうアクティブに。ほぼ毎週末、犬と出かけるようになり、「片道100キロも当たり前」と行動範囲も広がりました。

「犬と伊勢神宮参りもしたし、那須でカヌーにも乗ったし、温泉に行って犬専用の足湯も体験しました。子どもを産んでいるシンディとメロディは、家族が日本中にいるので、その子たちに会わせるために、栃木や大阪へ出かけたこともあります。犬も泊まれる宿泊施設を見つけて、泊りがけで行くことも多いですよ」(さえさん)

2人はもともとアクティブだったわけではなく、むしろ「用事がなければ家から出ないタイプ」(和彦さん)。犬を迎え、さらにカローラスポーツが加わったことで、2人の世界は大きく広がりました。

「今週末はどこへ行く?夏の旅行はどうする?と話し合うのも楽しいし、先にお楽しみがあるおかげで、普段も気持ちに張り合いがあるんです」(さえさん)
「それも、クルマがあってこそ。クルマのおかげで、犬との生活がより充実していると思います」(和彦さん)

  • リアシートをフルフラットにして犬たちのスペースに。左から、くろまめ、シンディ、わたげ、メロディ。「トランクに乗ると、なぜか4匹仲良く並んでくれるんです。この光景が大好き(笑)」と2人。

犬たちも、クルマで出かけるのが大好き。2人がドライブの準備を始めると、彼らは「お出かけですね?!」と察し、リビングと玄関を行ったり来たりソワソワ。早く早く!と2人を急かし、外へ出るなりクルマに駆け寄って、乗せてもらうのを待ち構えるそう。

「ドライブ中、後部にいる犬を振り返ると、みんなニコニコ顔。遠出をして、みんなが楽しそうにしている姿を見るのが、何よりの幸せです」(さえさん)

  • 「犬とのドライブは、自分たちは必要なくても、犬のために補水・トイレ休憩を小まめにとるので、ゆとりをもって出かけるようにしています」

愛犬との暮らしを満喫する2人ですが、実は、4匹も飼うことになるのは予定外だったそう。
当初決めていたのは、シェルティを飼うということ。2人とも、美しい姿と穏やかで賢い性質を兼ね備えたシェルティの大ファンで、最初に迎えたのが、くろまめでした。その1カ月後、くろまめのお母さんのシンディを、さらに1年後には、シンディの娘で、くろまめの異父姉にあたるメロディを迎えることに。

「シンディとメロディは繁殖を引退したときに出会い、余生はペットとして愛されながら過ごしてほしいと、うちで引き取ることにしました。トイプードルのわたげは、わたしが勤めている会社の犬で今は預かり中ですが、1年間も一緒にいるので、わたしもこの子も、すっかりうちの子のつもりでいます(笑)」(さえさん)

「結婚式にはシンディとくろまめも参列。ペットウェディングを挙げました」

はからずも多頭飼いをすることになったわけですが、みんな良い子なのと、最年長のシンディが他の子たちがいたずらをすると叱ってくれるなど、ボスの役割をしっかりと果たしてくれるため、思ったほど手はかからないといいます。むしろ、犬とアウトドアを楽しむうちに健康的になり、犬に毎日癒されて気持ちも穏やかになったと、2人は明るい笑顔。

「みんなのおかげで毎日本当に楽しくて、2人だけの暮らしは、もはや考えられないよね」(和彦さん)
「ね!」(さえさん)

そんな2人は今、新たなる、そして大きな計画に取りかかっています。現在のマンションから湘南のマイホームに移り住むべく、新築中なのです。それも、犬たちが自然のある環境で、のびのび暮らせるようにと考えてのこと。引っ越したら、浜辺で犬を遊ばせたり、海岸沿いのドライブを楽しみたいそう。
またクルマだけでなく、バギーに犬を載せて海辺ドライブもしてみたいと、夢は尽きません。

「そうそう、湘南って、表通りから脇に入ると、クルマ2台がすれ違うのもやっとというくらい狭い道が多くて運転が大変なんですが、カローラスポーツは障害物を知らせてくれるクリアランスソナーがついていて、壁にこすりそうになると、ピピピッと教えてくれるんです。あらためて、このクルマで良かったと思いました(笑)」(和彦さん)

犬のためにやってきたカローラスポーツは、今や、2人にとっても大切な「愛車」という位置づけに。新天地ではさらに、頼もしさを発揮してくれそうです。

「犬との海辺暮らしも楽しみだし、お出かけも、もっともっとしたい。これまで行ったところも、また2回3回と行きたいし、新しいところも開拓したいです。そして今の一番の目標は、フェリーにクルマを積んで海を越え、みんなで北海道に行くこと。犬たちに、北海道の大自然を体験させてあげたいです」(さえさん)

2人にとってクルマは、愛犬とのハッピーな毎日を、いっそう輝かせてくれる存在。愛する犬たちがいてクルマがあれば、ワクワクが散りばめられた2人の日々は、どこまでも続きます。

(取材・文: 勝部美和子(officetama,Inc.) / 写真: 村上悦子)

[ガズー編集部]

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