ポルテを購入して早2年、アメリカと日本のクルマ事情の違いに驚き!
2年前に、ポルテを愛車として迎え入れた「ゆりこさん」。旦那さんの仕事の都合で、アメリカ バージニア州から日本に越してきたタイミングで購入したそうです。アメリカで長期間暮らしていたということもあり、日本のクルマ事情には驚く事が多かったといいます。
今回は、ゆりこさん×ポルテのお話をお届けします。
――アメリカ在住だったとのことですが、どのようなカーライフを過ごしていたのですか?
アメリカでは、カローラスポーツに乗っていました。馬力があって、早くて、レーシーな走りが楽しめるのが魅力的なクルマだったかな。夫の実家があるニューヨークに、バージニアから8時間かけてドライブしたのは良い思い出です。
というのも、アメリカって高速道路の利用料が安いんですよ。0歳と3歳の子供がいるんですけど、飛行機で移動したら家族4人で7万円くらいかかってしまうんです。高速道路だと1万円以下に抑えることができるので、アメリカではクルマで長距離移動する人が多いんですよ。
――いいな……。首都高なんて、値上がりしましたよ……。
日本の場合は、駐車場代も取られるからバスや電車で移動した方が経済的ですよね。アメリカは時間通りにバスが来ないし、バス停に時刻表も貼っていないから、いつバスが来るか分からないまま待ち続けるという感じなんです……。結構辛いですよ(笑)。
でも、だからこそアメリカの方が、生活の足としてクルマを利用している人は多いと感じますけどね。クルマの存在って、日本ではあったら楽だなという感じで、アメリカでは日常生活に必須というイメージがあります。
――なるほど。では、なぜ公共交通機関が発達している日本でクルマに乗ろうと思ったのですか?
やっぱり、子供がいるということが1番の理由ですね。ちょっとそこまでと思ったときに、2人いると大変で。
ちなみに、カローラスポーツからポルテというタイプの違うクルマに乗り換えたのも、それが理由です。チャイルドシートを積んでも窮屈と感じない車内や、狭い駐車場や道が多いからコンパクトでスライドドアであることという条件を満たしたのがポルテだったんです。
あとは、アメリカは法定速度が日本よりも速いということもあって、ある程度スピードが出るクルマに乗っていましたが、日本の道は渋滞するしその必要は無いかなと思って。
――アメリカでも日本でも日本車を選んだ理由は、ゆりこさんが日本人ということもあって乗り慣れているからですか?
いえ、そういうことではなく、単純にアメリカで日本車ってすごく人気なんですよ。丈夫で走行性能も良いのに、お手頃価格だからコストパフォーマンスの高さから購入する人が多いでんす。トヨタ、ホンダ、イスズとか日本の自動車メーカーのディーラーはアメリカにも沢山あります。
余談なんですけど、アメリカ人は「マツダ」のことを「マズダ」と言うんです。「ツ」の発音が難しいらしく、初めて聞いたときは、そんなメーカーのクルマってあったっけ?ってなりました(笑)
――へぇ!そうなんですか!実は、アメリカに行ったことがなくて……、クルマ事情について全く知らないので聞いていて面白いです。
どちらが良い悪いではなく、結構違うなと思うところはありますよ。日本では片側2車線くらいが一般的だと思うんですけど、アメリカでは6~8車線あるから、右折したい時は大変……。何回もレーンチェンジしなくちゃいけないから、面倒くさくなって曲がるのを諦めそうになります(笑)。
他には、アメリカでは右折の場合のみ、赤信号でもクルマが来ていなければ曲がってもOKなのですが、日本ではダメだったりとか。
ハザードも、アメリカでは本当に緊急の時しか付けてはダメなんですけど、日本では路肩に停める時に付けている人が多いですよね。初めて見た時は、えっ!?こんなに緊急事態のクルマがいるの!?と思ったら、みんなクリーニング屋さんに服を出しに行ってるだけでした。まぁ、緊急事態といえば緊急事態事態ですよね(笑)。
――あはは!都内なんか、ハザードをたいて駐車している人だらけですしね!
そうなんですよ。何かあったのかと思いますよ……。
あとは、交通ルールではないのですが、走っているクルマのバリエーションも違いますよ。日本は、軽自動車やミニバン、セダンなど沢山のタイプのクルマを見かけますが、アメリカはトラックかSUVが多いですね。子供達にとっては、色んなクルマが通るから日本の方が楽しいのかな。
日本人らしいなと思ったことは、駐車のときに、出やすいようにバックから入れる所です。アメリカは、前から突っ込むのが主流なので、次のことを考えているところが几帳面で素敵だなと思いました。規則もしっかり守る人が多いので、夫には「日本で運転出来るようになったら、アメリカでは余裕で運転できるよ!」と言われています。
――アメリカに戻っても安心ですね!
実は、来年アメリカに戻ることになったんです。だから、今のうちに練習しておかなければと、現在特訓中です。ちょっと……、いや、かなり?ボディを擦ったりしていますが、上達していると思い…ま…す……。向こうでも日本車を購入して、色々な所に行く予定です!
そんなゆりこさんですが、アメリカに行ってもBIG Smileで素敵なカーライフを送っていることでしょう。日本の道もアメリカの道も、どんな道でも家族と一緒なら大丈夫!と話してくれました。
(文:矢田部明子)
[ガズー編集部]
関連記事
-
-
祖父が乗っていて憧れたトヨタ クラウン。家族同然の愛車と巡る思い出づくり
2025.06.22 愛車広場
-
-
新たな相棒・マツダ アテンザとのカーライフは格別。ドライブ旅で深まる家族の絆
2025.06.21 愛車広場
-
-
「最高な彼氏」ホンダ ZR-Vと重ねる新たな経験が毎週末を刺激的に!
2025.06.19 愛車広場
-
-
やっぱりオープンカーに限る! フェアレディZ(HZ32)で楽しむ“非日常”ドライブ
2025.06.14 愛車広場
-
-
北米仕様に想いを馳せて。スバル フォレスターが広げてくれる自分の可能性
2025.06.13 愛車広場
-
-
トヨタ・ランドクルーザー250とのカーライフは人生の糧「自分だけじゃなく全オーナーに楽しんで欲しい」
2025.06.11 愛車広場
-
-
福招く、トヨタ・GRカローラは、免許返納まで乗り続けたい唯一無二のクルマ
2025.06.10 愛車広場
-
-
全世代が楽しめるクルマ、ユーノス・ロードスター。このクルマが大好きなことを伝えるために
2025.06.05 愛車広場
-
-
ハマりにハマってしまったレガシィ。日に日に強くなっていく、スバルへの熱い想い
2025.06.04 愛車広場