かけがえのない“家族”。毎日に彩りを与えてくれる愛すべきクルマ トヨタ カリーナバン

  • トヨタのカリーナバン

クルマをはじめ、持ち物はクラシカルなものが大好きという「水崎丈さん」。せっかくクルマを買い替えるのであれば、以前から乗りたかった昔のクルマに乗りたいという思いに駆られ、手に入れたのが自身と同い年という1979年式のカリーナバン。
昔ながらの相棒を手にして以来、趣味のアウトドアや家族で過ごす毎日が豊かになっていき、いつしかカリーナバンは「水崎丈さん」の毎日から欠かせないものになりました。

そんな、水崎丈さん×カリーナバンのお話です。

――まずは、カリーナバンに行きつくまでの車歴を教えてください!

20年前初めて所有したのが1969年式のボルボのP120系(アマゾン)……、若い頃から旧車が大好きだったんですよね(笑)。
そのあとは10年くらいクルマを手放していて、30代で久しぶりに買ったのがダイハツのネイキッド。そのネイキッドから買い替えたのが、今のカリーナバン。年式も僕と同い年の1979年式で、40歳になる記念に買いました。

――購入する際、もともとカリーナバンを狙っていたということでしょうか?

いえ、どうしてもカリーナバンがいい!というワケではなかったんですよ。クラシックなクルマがいいなとは思っていましたけど。ネイキッドもいいクルマでしたけど、乗っていて数年経つと、「やっぱりクラシックなクルマに乗りたい」という思いに駆られて。

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それで中古車情報をくまなく見ていた時にこのカリーナバンを見つけたんですよ。購入当時で3万kmも走っていないという激レアな物件だったんです。

――この年式のクルマではそうそうない条件ですね!? 

お店から話を聞くと、どこかの社用車だったみたいで、ずっと倉庫に眠っていたってことだったんです。毎年車検は通していたらしいんですが、全然走っていなかったというね。それがたったの○○万円で買えたんです! ただ、そのやり取りがずっとLINEでしたけどね(笑)。

――現車を見ないで買ったということですか?

そうです。その代わりにエンジンルームや車体の下とかありとあらゆる写真を山ほど送ってもらってチェックしました。そのクルマ屋さんが鹿児島県にあって、私が住んでいる福岡県からだと少し遠いので……。それと年末という時期でバタバタしていたというのもあって、現物を見ずに買っちゃいました。

――低年式の中古車で現物を見ずに買うのは心配ではなかったですか?

めちゃめちゃ心配でしたよ。そもそもクルマの現物を見ないで買うのが初めてのことだったのでドキドキだったんです。でも、覚悟を決めて買ったら、走行中の故障とかは全くなくて。
唯一、後付けで付けてもらったクーラーが壊れた際、中国製で部品がなかなか手に入らなくて、購入して1年目の夏はクーラーなしで乗っていたというくらいですね(笑)。

――お子さんや奥様の反応はどうでした?

妻子ともにめちゃめちゃ気に入ってますね。ネイキッドからの乗り換えとはいえ、車内スペースが大きく広がったわけではないから、家族全員乗るとギュウギュウになっちゃいますけど(笑)、普通車ならではのゆったり感というか、余裕を持って走る感じがいいですね。

――カリーナバンに替えてから、家族でのお出かけが増えましたか?

最近は家族で出かける=カリーナバンですね。家族揃ってもともとキャンプやアウトドアで遊ぶのが好きなので、このクルマで出かけたいみたいな思いはずっとあったんです。

――クルマを変えてから遊び方や行き先が変わりましたか?

うーん……行き先も遊び方もそこまで変わらないですかね。ただ、カリーナバンみたいなレトロなクルマに乗っているオーナーさんと友人になることが増えました。

――ということはオーナーミーティングやオフ会に参加することも?

先日初めて行ってきました! お友達にクルマのイベントに詳しい方がいて、その人からのお誘いを受けて。子供と一緒だったのでくまなく回れたわけではないですが、同じ趣味の方とお会いして、挨拶できたのは楽しかったですね。

――となると、カリーナバンに対して現状、不満は全くないですか?

ないですね! 燃費の面でも11km/Lも出るんですよ。妻が乗っているポルテの方が燃費悪いです(笑)。ただ、今、スゴイ悩んでいるのが……インテリア。特に音響系はイジろうか迷っているんです。

――もともとクルマのカスタムもお好きですか?

前のネイキッドはガチガチにカスタムしてました(笑)。やりだすと止まらないので、やりすぎなくらいやってましたね。なので反面教師で、フルオリジナルにこだわる憧れもありつつ音響だけは……。
ただ、シフトブーツは替えたんですよ。もともと合皮でボロボロだったんですけど、革職人の友達に頼んで作り直してもらったら、クルマが生き返りましたよ!

――今後、このクルマで出かけてみたいところはありますか?

そうですね……、山口県の岩国に僕の師匠に当たる人がいるので、このクルマを見せたいですね。ただ、反対に僕のクルマを見たいといってやって来てくれた友達もいましたよ。このクルマを経て知り合った友達もいい人ばかりで。クルマを起点に生まれた出会いも嬉しいですね。

――では、そんな水崎さんにとってカリーナバンはどんな存在ですか?

子供たちと一緒の存在、家族ですね。かけがえのない4人目の子供というか。このクルマだからこそ、家族で出かけたいという思いがあるし、もはや生活の一部になっていますね。

大好きなクラシックなクルマ、カリーナバンを手にしたことで豊かなカーライフを送るようになった水崎さん。家族揃っての趣味である外遊びにキャンプはもちろん、今まで経験しなかったイベントにも参加するなどカリーナバンをキッカケに充実した日々を過ごしているように思えます。

これからも水崎さんファミリーにとってかけがえのない存在、カリーナバンとの物語はますます増えていくことでしょう。

【Instagram】
水崎丈さん

(文:福嶌弘)

[GAZOO編集部]

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