「RC Fが私を新しい世界へ連れて行ってくれた」20代オーナーが語るレクサスとの濃密な5年半
「このクルマがなければ、今の自分はいなかったと思います」
そう語るのは、神奈川県在住の砂 藤さん。愛車は、流麗なボディラインと迫力のV8サウンドを併せ持つ「レクサス・RC F」です。
20代前半という若さでこのプレミアムスポーツクーペを手に入れ、早5年半。 ただ走るだけでなく、ミラーレス一眼カメラを片手に愛車を撮り続け、SNSを通じて多くの仲間と出会った砂 藤さんにとって、RC Fは単なる移動手段を超えた「人生の導き人」だといいます。
憧れを現実に変え、趣味の世界をどこまでも広げてくれた相棒とのストーリーを伺いました。
――RC Fとの出会いは、まさに「一目惚れ」だったそうですね。
はい、完全に一目惚れでした。社会人1年目のとき、実家にあったレクサスGS 350に乗る機会があり、そこからレクサスに興味を持ち始めたんです。調べるうちにGS Fが気になっていったのですが、レンタル車両が見つからなくて、同系統のV8エンジンを積むRC Fを個人カーシェアで借りてみたのが、運命の分かれ道でした。
実車を目の前にしたときの、あの圧倒的な存在感。「なんだこのカッコいい車は!」と衝撃を受けましたね。そして走り出せば、V8エンジンの凄まじいサウンドに心が震えて……「絶対にこれを買うんだ」と決意して、半年かけて必死に探しました。
――そして見つけたのが、この一台だったんですね。
そうです。オークションで半年間競り負け続けて、やっと巡り合えた一台です。 納車の日、自宅の前に積載車で運ばれてきたRC Fを見たときは、「ついに来た、もう探さなくていいんだ」という安堵感と「早く乗らせてくれ!」という高揚感でいっぱいでした。
実際に乗ってみると、パワーがありすぎて「持て余すクルマだな」とは感じましたが、それ以上に走る楽しさが勝りました。当時はコロナ禍ということもあり、夜な夜な人のいない道をドライブするのが最高のリフレッシュでしたね。
――こだわりのカスタムポイントはありますか?
テーマは「車検対応のGTコンセプト」です。 RC Fの競技車両である「GTコンセプト」のスタイルをリスペクトしつつ、公道を堂々と走れる仕様を目指しています。
特に気に入っているのは、前期型のボディに後期型用のリアウィングを装着している点と、あえて18インチにインチダウンしたホイールです。 純正は19インチなんですが、大きなブレーキキャリパーをかわして18インチを履かせるのは至難の業で。トライ&エラーを繰り返して実現した、こだわりの足元です。さらに「スーパーオーリンズ」の車高調で走りも磨いています。
――RC Fに乗るようになって、カメラの腕前も撮影依頼がくるほどになられたとか
父の影響で始めたカメラは、RC Fをカッコよく撮りたい一心でのめり込みました。 特に照明を使った撮影にはまりまして……ボディラインを美しく見せるライティングを試行錯誤するうちに、気づけばSNSのフォロワーさんから撮影依頼をいただくまでになりました。
ただクルマを撮るだけでなく、人物撮影の現場でプロのカメラマンと知り合って技術を教わったりしています。RC Fに乗っていなければ、カメラという趣味もここまで深くはならなかったと思います。
――今後、このクルマでやってみたいことはありますか?
二つあって、一つはサーキットでのタイム更新です。今は富士スピードウェイで「2分切り」を達成するのが目標で、仲間と切磋琢磨しています。
もう一つは、北海道へのドライブですね。大洗からフェリーに乗って自分の車で上陸したいなと思っています。特に「二十間道路」という桜の名所があって、本州より開花が遅い5月頃を狙って、満開の桜並木の下で愛車の写真を撮るのが夢なんです。
――砂 藤さんにとって、RC Fはどんな存在ですか?
一言で言えば「導き人」ですね。このクルマのおかげで、普段の生活では出会えないような幅広い年代や職種の人たちと繋がりができました。
たとえば、レクサスオーナーが集まって交流するコミュニティの「大黒朝会」に参加するようになって、そこで知り合った仲間とツーリングに出かけたり、サーキットに行くようになったりもしました。SNSを通じて知り合った友人たち、そしてカメラという新しい趣味も含めて、RC Fは私を想像もしなかった広い世界へと連れ出してくれました。これからもこの「導き人」と一緒に、まだ見ぬ景色を走り続けていきたいですね。
【X】
砂 藤 さん
(文:小松暁子 編集:平木昌宏 写真:砂 藤さん提供)
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