レトロなラパンを作りたい!夫婦の共同作品であるラパン
次に施すカスタムのインスピレーションを受けるために、夫婦でカスタムカーイベントに足を運ぶというlapinさん夫婦。モットーは楽しむことで、ゆくゆくは自分達があみ出したカスタムを発信していきたいと考えているそうです。
そんな思いで始めたSNSですが、何度もアカウントを削除しようとしたことがあるのだとか。
紆余曲折しながら、ラパンをカスタムしているご夫婦のお話。
――可愛いラパンですね!見ていると、キュンキュン♡します。
あはは(笑)、ありがとうございます。レトロで可愛い雰囲気にしたくて、内装も外装も結構カスタムしているんです。ローダウンをして、足周りはホワイトリボンタイヤを履かせて、そのほかも色々!
と、スラスラ嬉しそうに話すlapinさん。その横で「僕が気に入っているのは……」と呟いたのは、lapinさんの旦那様である森田さん。
自動車関係の仕事をしている森田さんの主な役割は、奥様であるlapinさんが発案したデザインを再現することなのだとか。
まさにラパンは、2人の共同作品のようなカスタムカーというわけです。
――改めまして、森田さんのお気に入りポイントはどこですか?
自作したグリルですかね。僕のこだわりは、既製品や社外品に関わらず”自分が本当にやりたいカスタムをする”ということなんです。だから、気に入ったパーツが無ければ自分で作っているというわけです。イメージを形にするというのが結構好きで、それが楽しいから作っちゃうというのもありますが。
――お話を聞いていると、2人でカスタムを楽しんでいるのが伝わってきます。
(lapinさん)確かに、それはありますね。2人でよくカスタムカーイベントに行くのですが、あ〜でもない、こ〜でもないって談義するのは幸せな時間です。
ほかには、自分の親世代のクルマの写真を一緒に見たりとか。昔のクルマと現代のクルマってデザインがかなり違うから勉強になりますよ。個人的には、海外の方のカスタムがいい意味でぶっ飛んでいて、見ていると刺激になりますけどね。
――例えば、どんなカスタムがあるんですか?
(森田さん)ボロボロに錆びて見えるようにサビ塗装を施していたり、色々な柄をクルマにペイントしていたり。ちなみに、ペイントカスタムはラパンに取り入れています。給油口部分の木目は、ペイントなんです。ちょっと穴が空いているように見えるという、遊び心のあるデザインにしてみました。
――わぁ!面白い!こういう方向性のカスタムもあるんですね。
(lapinさん)カスタムって本当に自由で、こうしなければいけないというのは無いから、ルールの範囲内なら自分たちの好きなことができるんです。私はそこが好きでハマりました。クルマにはさほど興味が無いのですが、どんなデザインにしようか考えるのは楽しいという感じです。服をコーディネートするように、これ似合うかな?って。
(森田さん)そうそう!それが楽しいんです。僕も、走行性能とかスペックとかいうよりは、色々なスタイルを楽しもうという感じです。例えば、黒いタイヤをホワイトウォールタイヤのように出来る”ホワイトリボン”を、季節によって太さの違うものに変えたりとか。
ほんと、秋服コーデ、春服コーデみたいな感じです(笑)。前職が美容師だったんですけど、髪型で印象ってかなり変わるんですよ。クルマもそうで、カスタムでカッコよく出来たり、キレイめに出来たりしちゃうのが腕が鳴るんですよねぇ。
――見てると真似したくなっちゃいます♡
(森田さん) うちの嫁さんにも、このラパンなら乗りたい!と言われたことがあって、それは本当に嬉しかったです。いつか、そう思ってもらえるようなカスタムを発信していきたいと思っていたから。
(lapinさん)嬉しいんですけど、勝手に真似されることも多くなって悩んでもいます。インスタでカスタムのやり方を聞いてくださった方がいたんですけど、教えたら何週間後かに「私が考えたカスタムだー!」と投稿していたり。
真似して下さるのは嬉しいんです!その反面、私達が色んなイベントに行って研究して編み出したカスタムを、勝手に自分が考えたとされるのは少し残念だなと思います。
そういうのがあったから、SNSを辞めてしまおうかと考えた時もありました。だけど、そう言いたくなるくらい新しいトレンドを発信出来ているんだなと思うようにしました。プラス思考が大事です!
――不特定多数の人に発信できる反面、そういう弊害もあるんですね。
(森田さん)まぁ、そういうこともあるけど真似したくなるカスタムってことで!これからも研究して、やっぱり発信していきたいなと思うんです。
カスタム技法もどんどん変わってきていて、今は手軽に楽しめるカスタムも沢山あります。そんなに予算をかけられなくても、クルマに詳しくなくても、愛車にちょっと手を加えてあげるだけで、また違ったカーライフを楽しむことが出来るから、色々な人に試して欲しいんですよね。
(lapinさん)よし!これからも頑張って発信するぞー!!
と意気込む、森田さんご夫婦。色々な人に試して欲しいという”森田流カスタム”は、きっと沢山の人の心に響くはず。今後、ラパンがどんな風にカスタムされていくのかを楽しみにしています。
【Instagram】
Lapinさん(奥様)
森田さん(旦那様)
(文:矢田部明子)
[GAZOO編集部]
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