「これを超えるものがある?」社会人になってからの苦楽を共にしてきた相棒 日産エクストレイル
「日常の足としてもクルマを買おう」と思っていた「yukiさん」が初めて手にしたのが日産 エクストレイル。その言葉通り、最初は毎日の通勤などでしか乗らなかった愛車はいつしかドライブのお供に。
気が付けばドライブが彼女とのデートの定番となり、九州地方の名所はもちろん、時に関西、東海エリアまで突っ走っちゃうほどのロングドライブの楽しさに目覚めてしまったのだとか。
そんな、yukiさん×エクストレイルのお話です。
――初めてのクルマで、エクストレイルを選んだ理由とは?
実は僕、日産で働いているので、買うなら日産車にしたいと思っていたんです。候補としてはノートとエクストレイルだったんですが、同じ5人乗りならどっち?ということで半年くらい悩んでいましたね。
エクストレイルには何となく憧れがあったのですが、親も乗っていて、自分も乗ったことがあるノートも候補に入ってました。
――日常の足という理由だとノートに軍配が上がりそうですね。
そうなんですが、当時の僕は卓球の試合のため各地に遠征していて、同じ試合に参加する仲間とかを乗せて移動していたんですよ。それを考えるとノートよりも大きいクルマのほうがいいかなって。
――それでエクストレイルに決まったと。購入時にこだわったポイントはありましたか?
「友達とは違う感じにしたかった」というのがありますね。というのも、日産への就職が決まって、『いいクルマに乗っているぞ!』みたいなのをアピールしたいというか(笑)。なので上級グレードにフルオプションでモリモリに付けました。
――初めてのクルマとしてはなかなか豪勢な1台になりましたね。周りの反応はどうでしたか?
今思えば、超贅沢なクルマですね(笑)。周りの友人にはとにかく驚かれたし、うらやましがられました。いきなりエクストレイル、それも新車で買ったというのが珍しいので「マジで!?」って。
勤め先からも「1年目の新人がスゴイな!」という感じで、納車して2~3ヵ月は優越感に浸ってましたね(笑)。
――クルマデビューとしては完璧なスタートですね。
ただ、このクルマを買うとき、父からは「ぶつけたら、どうするんだ?」と反対されたんですけどね。ノートよりも大きいし、自動車税も高いしで。それが唯一苦かった思い出かな(笑)。
――初のドライブは覚えています?
納車してすぐにクルマのお祓いをしてもらうのに、地元の神社に行ったのは覚えていますね。それで当時はドライブしているという感覚があまりなくて、移動のために乗っているだけだったんですよ。
――今みたいにドライブ熱が上がったのはいつ頃でしたか?
買って1年くらいしてからですね。同僚の方から「せっかく買ったのに、乗らないの?」と、質問されるようになってから出かけることが増えたと思います。
それでドライブで有名な道や観光スポットとかを走るようになってから走るのも楽しいクルマなんだって知りましたね。走る楽しさってこういうことなんだって知ったというか。それからはクルマに乗ることがプライベートで遊ぶことの中心になっていきました。
――ドライブの定番スポットは?
よくいっていたのは別府の温泉ですね。温泉入りに行ったのは多いですね。月1~2のペースで。ドライブしていたら温泉入りたいとなって以降、福岡、大分、熊本、佐賀などに行っています。
――インスタグラムを拝見すると、昨年スターバックスで県別の限定フレーバーのドリンクが販売されるキャンペーンがありましたが……それを目指したドライブも?
はい。これは彼女と一緒に。もうスタバ目当てで走り回りましたね。これで走行距離がめちゃ伸びて年間で3万kmとか走ってました(笑)。
――ドライブデートも楽しそうですね
そうですね。スタバのキャンペーンだと近場は制覇したいということで広島からスタートしたんです。スタバに寄ったあとは、しばらくは広島観光をしていたんですが、その時に雨が降り出して。
そのまま帰る気でいたら、九州の雨が東に移動してくる感じだったので、もっと東に向かえばまだ遊べる!ということで、その足で岡山まで行きました。この日が日曜日で次の日、僕も彼女も仕事なのに。
もちろん岡山でもまたスタバにも寄ってますね(笑)。
――タフですね(笑)。他に思い出のロングドライブは?
遠くに行ったドライブというと、静岡までひとりで行ったんですよ。岡山や大阪で知り合いに会っていたんですが、2泊3日の車中泊で行きましたが、その時は結構時間かかって。3日間合わせて2000kmくらいは走って。行き帰りで行きたいところをまとめて全部行きました。
――そんなエクストレイルですが、ズバリ自慢は?
カスタムをしているんですが、人と被っていないところですかね。同じカスタムでも人と被らないようにしているというか、個性を出すというか。具体的にはメッキですかね。前は青、後ろは赤、真ん中はミックスみたいな感じですね。
あとフォグランプも社外品で付けました。カスタムした当時、自分としては「青が好きだから青にしよう」くらいな意識だったんですけどね。で、できたのを見たら周りからレッドブルって(笑)。確かに僕、レッドブルが好きでよく飲むので無意識にやっていたのかもしれないです。
――所有していて大変だったのは?
ヒヤッとしたのは静岡へのロングドライブの帰りですね。兵庫県を過ぎたあたりから急に警告マークが出て。急に止まるわけにもいかないのでとりあえず広島にはいったんですね。
配線の線が切れたから警告が出ているということなんだけどなんの線かわからないし、まだ自宅までは距離がある状況だったし、ディーラーさんに電話しても見てみないとわからないということで。
――運転していてちょっと怖いですね。
知らない土地で事故ったら怖いなーと思いヒヤヒヤでしたよ。帰ってすぐに見てもらいましたが、原因はカプラーという配線と配線を繋ぐ部分が摩耗しすぎて引っ付かなくなって。結果的に自分たちが配線のカスタムでつけ外ししすぎたということだったんです(笑)。
――今後のカスタムの予定は?
カスタムはもうしないですね。やることはやり切った感じなので。
でも、行きたいところはまだまだ山ほどあって、山口県だと秋吉台の鍾乳洞とか、萩の城下町とか。今のインスタに挙げているものとはちょっと違う雰囲気のところに行ってそこで写真を撮りたいなって。歴史のあるところというか。
――そろそろ買い替えようかな?というのはありますか
5年目だし距離も距離だしもうそろそろ替え時じゃない?と言われますが……まだ乗りたいですね。ただ、新型ノートのオーラNISMOが気になってはいますが……やっぱりこのクルマがいいな。
――エクストレイルはどんな存在?
もう欠かせない存在ですね。入社1年目で買ったのも一緒なので、社会人になってからの僕をすべて知っているというか。苦楽を共にしているというか。これを超えるものがあるのか?って感じです。ここ5年の僕を一番見てくれた存在ですね。
初マイカーから新車&フルオプションという豪勢なエクストレイルに出会ったyukiさん。
当初は所有することへの歓びに溢れていましたが、クルマはやっぱり走るもの。いつしかドライブに目覚め、休日になると九州地方を中心に観光地を回っては愛車とともに写真を撮る日々になったのだとか。
購入から5年が経った今でも変わらず愛し続ける様子を見ると、まだまだいろいろな思い出が生まれそうな予感がします。
【Instagram】
yukiさん
(文:福嶌弘)
[GAZOO編集部]
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