免許すら持っていなかった女子が、スバルBRZ、しかもMTオーナーに!
「私、免許すら持ってなかったんですよ。会社も電車とバスで行けるから、必要ないじゃん!って思ってましたし」と話してくれたのは、スバル BRZ(MT)に乗る「akiさん」。
ところが、取材中はそうは思えないほど詳しいスペックや型式などを筆者に教えてくれるのです。ここ数年で彼女に何があったのか?
今回は、akiさん×BRZのお話をお届けします。
――BRZに乗りたいと思ったキッカケは何ですか?
おばあちゃん家に行くからということで、父の「スバル XV」に乗ったのがキッカケでした。その頃はクルマに興味なんてなくて、何の気なしに助手席に座ったんですけど、XVが納車されたばかりということもあって、父がスバル車の魅力について語り始めたんです(笑)。
ボディのフレームがどうだとか、アイサイトはこうだとか。それが意外に楽しくて。高速でのカーブの安定性とか、運転してないんですけど、スゴい!って感動しちゃったんです。それから、スバル車に私も乗りたい、どうせなら走行性能を楽しめるスポーツカーが良いと思い始めました。
――お父様はクルマ好きなのですか?
そうです。だから、BRZを購入する時も色々相談しましたね。二言目には、WRXとかインプレッサの方が良いんじゃない?と提案されましたけどね(笑)。いきなりスポーツカーは無理なのでは?というのがあったのかもしれないですね。
でも、偶然街中でBRZを見かけてから、私の心は決まってました。
――クルマに興味ない~からのココまでの話に、ただただ驚いてます……。スゴい……。
私、免許すら持っていませんでしたからね(笑)。だから、21歳の時にBRZのMTに乗るために頑張って取りにいきました。っとまぁ、MTとか言ってますけど、どういうのかはフワッとしか分かってなったです(笑)。運転がめんどくさいヤツでしょ~?みたいな(笑)。
――それが今ではこんなに立派に成長して……。
最初は全然MTに慣れませんでしたけどね。納車した日はエンストの嵐で、クラクションを3回くらい鳴らされて心が折れましたよ……。私、大丈夫なのかな?って。
メガヴェブでヤリスに乗ったり、YouTubeで動画を見ながらイメージトレーニングしたのに、やっぱり違うわぁって。
――分かります!私も「MT車の極意」という本を熟読したのに、全く役に立たなかったですもん。
クラッチがどこで繋がるかとか、身体で覚えていくしかないんですよね。その分、走れるようになったら、想像以上に楽しかったですけどね♡
踏めば踏むほど進んで、カーブは横揺れすることなくピタッと決まって安定してくれて。ハンドルを曲げたら、思った通りに走ってくれるのは気持ちいいです。
なにより、私がギアチェンジしないと走れないというところも好きなポイントです。
――見た目でお気に入りポイントはありますか?
リアフェンダーにかけての盛り上がりや、おしりのプリっと加減とか、他にも色々あるんですけど……、ちょっと深く語ってもいいですか?
――は、はい。どうぞ(何やらただならぬ雰囲気を感じている筆者)。
BRZ前期というところに、かなりこだわりがあるんです。後期じゃなくて、前期じゃないとダメなんです!例えば、ボディカラー。私の個体は前期だから「WRブルーマイカ」という色なんですけど、後期は「WRブルーパール」に変わるんです。興味のない人から見ると、マイカとパールで何が違うの?という感じかもしれませんが、よく見るとパールの方が赤みを加えてより鮮やかな青になっているので、少し紫がかっているんですよ。私が思うBRZは、原色に近い明るいブルーだからマイカの方がカッコイイなと思うんです。
――マイカとパールでそんなに違うとは……。知らなかったです。
ほかには、前期はテールランプの形が丸目だったり、フロントのライトがコの字型です。ちなみに、これも前期と後期で変わってきますよ。
――BRZのこと知り尽くしてる!
あはは(笑)。日々勉強してますから。というよりは~、好きだから知りたくなっちゃうんです。今話した、色とかライトの形などの条件を絶対に満たしたくて、前期にしました。
仕事の行きと帰りの電車の中で、中古車サイトを毎日見てましたね。「BRZ 前期」で検索をかけるんですけど、今日も良い個体に巡り会えなかった、明日こそは見つかるかな?明後日こそは!って待ち続けて出会えたのが「Bちゃん」です♡
――Bちゃん?いきなり新キャラが出てきました。
あっ、BRZのことです!BRZのBをとって、Bちゃん♡
――そのまんますぎる(笑)!
あっ、言われてみれば確かに(笑)。なんか、名前を付けたくなっちゃうくらい、相棒というか、家族?いや、親友かな……。と、とにかく、むちゃくちゃ大切にしてるんです♡
――人って変わるもんだなぁ。akiさんを見てると、つくづく感じます。
それ、私が1番思ってます(笑)。マフラーの音が大きくなるように替えたりするなんて、思ってもなかったもんなぁ。次はホイール替えて、車高調もやりたいなぁ。私、走っているとガタガタ振動が伝わってくるくらい硬めが好きなんですよ。でも、しばらくは純正で乗ろうかなぁ。
――最後に、今後のカーライフについて聞かせて下さい。
今の仕事が電車通勤しかダメなので、クルマ通勤OKの仕事に転職したいです。常に一緒にいたいという意味では、クルマ関係の仕事に就きたいですね。
――えっ、車通勤のために転職!?もう誰か、akiさんを止めてあげて!
ふふふ(笑)誰にも私を止められません。
この調子でいくと、近々本当に転職しているのでは?と思わせるくらい、BRZに真っ直ぐなakiさん。これからもBRZと楽しいカーライフを送ってください!
関連記事
-
-
出来ないことって、そうそうない!クジラクラウンを、アメリカに持っていくと決めた私
2024.11.21 愛車広場
-
-
-
昭和の名車「サニーB110」に恋して。今だから分かる、このクルマの魅力
2024.11.20 愛車広場
-
-
-
トヨタ ハイエースは大切な仲間と家族の時間を濃くしてくれた最高の愛車
2024.11.19 愛車広場
-
-
-
スポーツカーをつくりたい!だからこそ挑戦した、学生フォーミュラ
2024.11.17 愛車広場
-
-
-
新車から14年間そしてこれからも、ヴォクシーが3人の子供のママに勇気を与えてくれる
2024.11.16 愛車広場
-
-
-
「非日常を演出してくれる」真っ赤なホンダ・トゥデイは僕のカーライフのスパイス!
2024.11.14 愛車広場
-
-
-
スバル インプレッサWRXは「自分が自分でいられる場所」。憧れの愛車で楽しむ最高のカーライフ
2024.11.13 愛車広場
-
-
-
「自動車」の進化は「人」の進化。仲間とワイワイ楽しむためのスズキ キャラ
2024.11.12 愛車広場
-
-
-
決め手は両側パワースライドドアとVTEC 家族も満足 ホンダ・エリシオンプレステージ
2024.11.11 愛車広場
-
最新ニュース
-
-
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
2024.11.21
-
-
-
軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
2024.11.21
-
-
-
EV好調のシトロエン『C3』新型、欧州カーオブザイヤー2025最終選考に
2024.11.21
-
-
-
「めっちゃカッコいい」新型レクサス『ES』のデザインにSNSで反響
2024.11.21
-
-
-
光岡、話題の55周年記念車『M55』を市販化、100台限定で808万5000円
2024.11.21
-
-
-
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
2024.11.21
-
-
-
楽しく学べる「防災ファミリーフェス」を茨城県の全トヨタディーラーが運営する「茨城ワクドキクラブ」が開催
2024.11.21
-
最新ニュース
-
-
日産のフルサイズSUV『アルマーダ』新型、ベース価格は5.6万ドルに据え置き…12月米国発売へ
2024.11.21
-
-
-
軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
2024.11.21
-
-
-
EV好調のシトロエン『C3』新型、欧州カーオブザイヤー2025最終選考に
2024.11.21
-
-
-
「めっちゃカッコいい」新型レクサス『ES』のデザインにSNSで反響
2024.11.21
-
-
-
光岡、話題の55周年記念車『M55』を市販化、100台限定で808万5000円
2024.11.21
-
-
-
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
2024.11.21
-