何気ない移動が“レジャー”に変身! トヨタ デリボーイがくれたステキすぎる非日常な日々

  • トヨタ・デリボーイとオーナー夫婦

夫婦そろってアウトドアが大好きな「YUUCA」さん。
クルマは荷物を運ぶための道具、移動手段でしかなかったといいますが、より外遊びにピッタリなクルマを求めた中でデリボーイに出会うとその価値観は一変。
今ではデリボーイと出かけること自体がレジャーとなり、日常が非日常へと変わり、楽しい毎日を過ごしているんだそうです。

そんな、YUUCAさん×デリボーイのお話です。

――ご夫婦そろってアウトドアレジャーがお好きということですが、クルマはもともと所有されていましたか?

はい。当時からハイゼットカーゴとエクストレイルを持っていたんですけど、エクストレイルをデリボーイに買い替えました。

――買い替えのキッカケは?

最初はSUVの方がキャンプしやすいと思ってエクストレイルを買ったんですが、思っていたよりも荷物が乗らなかったんですよね。それで荷物を積めるクルマということでハイゼットカーゴを2台目に買ったんです。

ハイゼットカーゴはキャンプの荷物を積むのにはちょうどいいんですけど、車中泊をするにはちょっと物足りないのでもうチョイ大きいクルマが欲しくなって。

私も主人も古いモノ、レトロなモノが好きなので、(デリボーイは)レトロな見た目で、よく荷物も乗るし、国産車なのでいざというときも安心だしということで選びました。

  • 桜の中のトヨタ・デリボーイ

――デリボーイは販売台数が少なくてちょっとマニアックなクルマでしたが、ご存じでしたか?

確かキャンプ雑誌かインスタで見かけて、「そういうクルマが世の中にはある」というのを知っていて、これいいよね!ということで探したんです。

――中古車でも見つけるまでかなり時間がかかったのでは?

ヤフオクで見つけたんですが、私も主人もクルマのことは詳しくないので出品されているクルマの状態の良し悪しが全くわからなかったんです。

それでクルマに詳しい友人にヤフオクに出品されていたデリボーイのことを聞いてみたら、「もともとトラックだし、走行距離が多くても丈夫なクルマなので古くても大丈夫」とアドバイスをいただいて。

その方にも出品されているクルマを見てもらった時に、「足回りもしっかりしているので大丈夫だろう」ということで買う決意をしました。

――購入当時の値段や走行距離などの状態は覚えていますか?

57万円で落札しました。平成5年式で走行距離は当時で30万km超えでした。普通だったら30万kmなんてありえないですけど、「もともとがトラックだから大丈夫」ということだったので心配せずに買いました。
車検を通すときにあちこち直したのでガッツリお金かかりましたけどね(笑)。

  • トヨタ・デリボーイと仲間の車

――落札してから初めて実物が届いたのを見てどう思いましたか?

ちょうど1年くらい前に届いたのですが、第一印象は「カワイイ!」の一言でしたね。

――このクルマの特に気に入ったところというのは?

やっぱり積載性の高さですよね。荷物を積むだけ積んでも問題ないし、しかも車内で寝られるくらいのスペースがある。これなら車中泊も楽々できるというところが気に入りました。

それでより快適に過ごしやすいように室内をカスタムしないとって思っていたら、あっという間に1年が経ってしまって(笑)。

――デリボーイを買われてから最初にお出かけしたところって覚えていますか?

近場にある岩倉のキャンプ場ですね。せっかく買ったし、写真を撮りに行こうみたいな感じでしたね。あまり無理して途中で壊れると嫌だったし。
最初の遠出は鳥取県の大山で今までで一番遠出したところは滋賀県の琵琶湖に行った時くらいですね。

  • トヨタ・デリボーイでキャンプ
  • トヨタ・デリボーイでキャンプ

――お住いの広島からだと相当な距離がありますね。

なので、ほとんど高速は使わないようにしていましたし、使っても80キロ以上は出さないようにしていました。

――運転してみての感想はどうですか?

乗り心地はめちゃめちゃ悪いですけど(笑)、エンジンの音やハンドルの感じがクルマを運転している感じにさせますね。電気自動車とかだとスーッと走っちゃうからあんまり運転している感じがしないですけど、これはそういうのを感じますね。

――改めてデリボーイで自慢できるポイントとは?

誰もと被らないし、顔も四角くてちょっとマヌケっぽい?というルックスが好きです。

クルマのボディに入ったラインがちょっと剥げていたり、フォントが昔っぽいものだったりしてレトロな風合いになっていて。私たちの使っているキャンプ道具もレトロな古いモノが多いのでそれにもマッチするのがいいですね。

――キャンプ場とかでの周りの反応はどうですか?

「なにこのクルマ!?」とか、「渋いの乗ってるねぇ」とかってリアクションがありますね。

クルマに詳しい人だと「デリボーイ乗ってるなんてすごいね!」みたいな感じで声をかけてもらって。クルマに限らずファッションも小物もですけど……もともと人と被るのが嫌っていう考えが常にあるんですよね。

  • トヨタ・デリボーイでキャンプ
  • トヨタ・デリボーイでキャンプ

――このクルマを買ってからキャンプに行く頻度は増えましたか?

以前から月1ペースでキャンプしていたので頻度は変わらないけれど、距離が延びた感じですね。今度のGWも北海道に行くんですよ! デリボーイといろんなところに行きたいという思いが湧いてきて。

クルマはただの移動手段という認識だったんですが、今はこのクルマと一緒に行きたいという思いが強いですね。

――現在もカスタム途中ということですが、今後の予定は?

寝られるように台を組むのと、下の段はキャンプ道具を入れられるようにしたいですね。上の段は道具を置ける上に寝る時はフラットにできて車中泊ができる仕様にしたいって思います。まだ3割くらいの完成度なので(笑)。

  • トヨタ・デリボーイの内装をDIY
  • トヨタ・デリボーイの内装をDIY

――では、最後の方の質問ですがデリボーイはどんな存在ですか?

難しいな……日常を“非”日常に変えてくれる存在かなって。ただの運転がちょっと乗るだけなのに楽しいし、道の駅が宿になるかもしれないし、デリボーイがいることでいつものキャンプがもっと楽しくなる――そんな存在ですね。

  • トヨタ・デリボーイとオーナー夫婦

「あくまでクルマは移動手段だった」というYUUCAさんご夫妻でしたが、デリボーイに出会ったことで今やデリボーイをカスタムしつつ、より充実したアウトドアレジャーを楽しむように。
もともと台数が少ないクルマな上、走行距離も30万km超えということで大切に乗っている様子もうかがえます。

まもなく北海道でのキャンプ旅を予定しているなど、デリボーイとの旅行の思い出が今後もどんどん増えていきそうです!!

【Instagram】
YUUCAさん

(文:福嶌弘)

[GAZOO編集部]