整備士を目指す大学生は、初の愛車のジムニーでカーライフを満喫中!
将来はクルマ関係の仕事に就きたいという「佐藤さん」。そのために、色々なクルマに乗り、様々なことに挑戦し、経験を積みたいと考えているそうです。
キャンプ、ジムカーナ、MT車、オフロードetc……。納車して1ヶ月足らずということですが、着々と準備は進んでいると話してくれました。
そんな目標のある佐藤さんですが、1番大事にしているのはカーライフを楽しむことなのだとか。
今回は、佐藤さん×ジムニーのお話をお届けします。
――ジムニーを愛車として迎え入れた理由はなんですか?
実は……、当初はクーペとかスポーツカーに乗りたいと思っていたんです。それで、知り合いのクルマ屋さんに頼んだら「シルビアS13」が見つかったよと連絡がありまして。
それは良かったんですけど、値段的にどうしようか悩んでいたら売れてしまいジムニーにしました。あの……、これ、記事として大丈夫でしょうか……?
――う~ん……。ちょっと……。
えっ!?なんか、すみません……。
――冗談です、冗談です(笑)!ただ気になったのは、スポーツカーやクーペが欲しかったのに、随分タイプの違うクルマを選んだ理由は知りたいです。
父親がジムニーに乗っていて、いつか自分もオフロードを走ってみたいと思ったのが購入のキッカケですかね。いい塩梅の“速く走るクルマ”には出会えませんでしたが、自分が納得のいく条件のジムニーには出会えたという感じです。
――納得のいく条件とは?
住んでいる地域は雪が沢山降るので、下回りやボディーが錆びている個体が多いんです。だけど、僕のジムニーは元オーナーが関西の方らしく、とても綺麗な状態です。
あとは、JB23Wという型は、ライトが丸目であることもポイントです。どうせ乗るなら、自分好みのデザインのクルマに乗りたかったですから。
1つに気になっていたのは、バンパーの色ですかね。中古車サイトには、ボディーがシルバーで、バンパーは黒と掲載されていたのに、どう見ても紺色なんですよ(笑)。日焼けしたとかそういうのではなく、あれは絶対に紺色だ……。
でも、それもなんか可愛いし、今は全く気になりません!納車して1ヶ月ですが、すごく面白くて、買って大正解だったなと思っています。
――それを聞いて安心しました(笑)。
誤解しないで欲しいのは、ジムニーが嫌だという訳ではないことです。快適なクルマとは言えませんが、個性的で毎日の運転が本当に楽しいんですよ!
MT車であること、アクセルを踏むとプシューと吸気音が聞こえてくること、友達には「めっちゃ横に揺れるね」と不評の乗り心地。
車高を上げているから時速80km以上出すとハンドルがブルブルし始めるんですけど、それも愛おしいといいますか。これがあるとスピードを出すのを控えるようになるし、スリルがあると思えばプラスになりますし(笑)。
ただ、お金に余裕が出来たら改善しなくてはと思うことが1つありまして……。
走行距離が8万kmなんですけど、クラッチを交換していないからなのか?クラッチが繋がる時の位置が結構手前にあるんです。カクンカクンといきなり繋がるので、これはなぁ……。技術でカバーしなくてはと、運転技術を磨いてます!
――プラスに捉えると、運転技術が磨かれるという利点がありますね♪
確かに!さぁ、かかってこい!くらいの心構えです(笑)。
――ドライブはよく行かれるのですか?
最近だと、友達とキャンプに行きました。僕のジムニーと友達のムーヴで行ったんですけど、キャンプ場までの道のりがボコボコしていてオフロードっぽくなっていたんです。
ムーブの友達が「ヤバイヤバイ」って言っているときに、僕は全然大丈夫だったので、ちょっとだけ優越感に浸っていましたね(笑)。
――ジムニーの本領発揮というわけですね!
ですね。初キャンプでしたが、そういうのも含め、面白いアクシデントが沢山あって良い思い出になりました。
4人で行ったんですけど、ムーヴに乗っている子が寝袋を忘れてしまって「寒くて寝れない」と言い出したんです。車中泊しようにもクルマの鍵がどこかに無くしてしまったとのことで、結局僕がジムニーで寝ることになりました。
なんですけど、フルフラットにならないから狭くて眠れなくて(笑)。もうダメだ……と朝5時くらいに顔を洗いに行って、何か踏んだな?と思ったらムーヴの鍵でした。
そりゃ無いわな……こんな所に落ちてるんだもんって笑っちゃいました(笑)。
――なんだか、ジムニーライフを謳歌してますね。
はい。それと、実際にジムニーに乗って感じたのは、やっぱりクルマって楽しいなということです。移動手段だけではなく、思い出もいっぱい出来るし、楽しみ方も沢山あるんですよね。
今度はオフロードにも挑戦したいんですけど、それはそれでキャンプとは違った面白さがあるんだろうなぁ。
こうやって考えていくと、車種によって個々の魅力ってあると思うんです。スポーツカーならジムカーナとかサーキットで走るということも出来るわけですし。
僕は、可能な限り色々なクルマに乗って、それを体験することが目標なんです。乗ることで特性を知り、それを活かして仕事をしていきたいんです。
――将来は、クルマ関係の仕事に就きたいと仰っていましたもんね。
そうなんです。実習で技術をしっかりと学んで、プラスアルファで実際に乗ることで気付いたアレコレを活かすと良いんじゃないかなぁと考えているんです。
とは言っても、お金のこともあるので、本当に可能な限りで(笑)。だから、ジムニーを大切に乗って遊び尽くしたあとは、スポーツカーに乗ろうと思っています。そのために、めっちゃ頑張ります!
取材中、電話口でエンジン音が聞こえてきたので、今どこですか?と尋ねると、ジムカーナを見に来たとのこと。そして、来週はオフロードに挑戦するそうです。
夢に向かって、着々と準備をしている佐藤さんの声は輝いていました。
(文:矢田部明子)
[GAZOO編集部]
ジムニーを楽しむ若者たちの愛車ライフ
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