仲間と過ごす楽しくて幸せなカーライフ! 必然的にやってきたトヨタ・ランドクルーザープラド
自然豊かな猪苗代町に住む室井諒さん。休日はアウトドアのフィールドに出かけ、ランドクルーザープラドが縁でつながった仲間とクルマいじりを楽しんでいます。
クルマに興味を持った入口は父の運転するトラックだという室井さんに、仲間と楽しむアウトドア×カーライフについてお伺いしました。
――プラドを愛車にした決め手はなんですか?
150型中期の印象的な顔ですかね。LEDライトが片側4つ内蔵され両側で計8つ。夜に遠くから対向車線を走って来ても、プラドだと分かるぐらい個性的なところですかね。
でも最初、プラドは候補に入っていなくて、70とか80とかの古いランクルを探していたんですが出物が無かったんです。
――それではプラドとの出会いは?
プラドとの出会いはクルマを探しに行った帰り道にトヨタのディーラーの前を通ったとき、展示場には中古車のプラドが置いてあったんです。見ているとディーラーの営業の方が出てきて、まだ高校生だった僕に「中でお話しませんか」と声をかけてくれたんですよ。
店内に入り、展示場で見ていたプラドの資料のコピーをもらったりしたんですが、新しく出たばかりのプラドのカタログが置いてあって、それを見た時「なにこれ!すごくかっこいい。しかもディーゼル車がある!これが欲しい」と思いましたね。
高額でしたがこの先のメンテナンス費用とかの維持費とかを考えると探していた古いランクルよりいいのでは?と思い、親と相談してプラドの購入を決めました。
プラドを選んだのは顔だけでじゃなくて、エンジンがディーゼルだったのも大きいですね。車種問わずガソリンエンジンとディーゼルエンジンがあれば、迷わずディーゼルエンジンを選びますから。
――プラドの使い勝手はどうですか?
ディーゼルエンジンはトルクフルで坂道でも速度が落ちにくく、低燃費。荷物の多いキャンプなどではバックドア開口部の広いプラドは積み込みも楽ですね。それとハンドルの切れ角も良く、この車体で意外に小回りが利くんですよ。
――ディーゼルエンジンに拘りが強いですね。
父がトラックドライバーで、幼い頃から身近にトラックがあったからだと思います。
休みの日に会社に用事があって、「一緒に行くか?トラックがいっぱいあるぞ」と、言われると喜んで付いていっていましたね。
父が乗っているトラックが動いていなかった時にキャビンを上げてエンジンを見せてもらったことがあったんです。私も小さかったからかエンジンが凄まじく大きいなと思いました。ディーゼルエンジン特有のガラガラという音も好きでしたね。
そんな父の影響ですかね、僕は今整備士をとして働いていますが、携わるクルマもほぼディーゼルエンジン車ですね。
――トラックの整備ですか?
いや、重機ですね。主にクレーン車、除雪車、バックホウなどを整備していますね。
――重機だと一般的なクルマとはかなり違いそうですね。
サイズがまるで違いますね。何もかも大きく重いですね。工具もコントに使う小道具?と思えるぐらい大きいです。ホイールナットも41㎜もあるものもあります。
タイヤの脱着もクレーンで吊らなければ人の力では到底無理なものや、ホイールナットを締めるのにも、僕の肩まである長いトルクレンチを使い、2人がかりで締めたり、とにかく大きく重く、力がいるものが多いですね。
しっかり腰を入れて作業しなければ身体を痛めてしまうんです。だから毎日筋トレをしているようですよ。この仕事をしだして筋肉もだいぶ付きましたね(笑)
――除雪車を整備していると冬は大忙しではないですか?
実は、除雪車の整備は夏が一番忙しいんですよ。4月末、5月初旬ぐらいから除雪車が工場に入庫されだし、整備はお盆明けにピークを迎えます。早い物で10月納車ですね。
もちろん調子が良くないから整備に来てくれとか、除雪中に止まってしまったとなると、状況に応じて必要になると思われる部品やオイル、工具を積んだサービスカーを現場に走らせることもあります。
現場に着いて最低限、絶対やらなければならないことは自走できるように修理することです。工場を出る前から得た情報からどう対処するか、移動中も頭の中を駆け巡っていますね。
あと冬は休日でも除雪車が故障すると現場に向かう事もあります。雪が降りだすと休日の予定は入れにくくなりますね。
――休日はどうお過ごしですか?
季節によって少し変わりますが、釣りに登山にスキー、林道ツーリングとかですね。
――走行距離がかなり伸びそうですね。
今住んでいる猪苗代町は自然に恵まれアウトドアが楽しめるフィールドがたくさんあり、けっこう近場で楽しめるんですよ。猪苗代湖までクルマで10分、スキー場も離れているところでも30分、磐梯山もそう離れていません。
冬になり雪が積もると仕事から帰宅してナイタースキーに行くこともできますね。
――やはり今のお住まいは環境で選ばれたのですか?
もともとは私の職場と彼女の職場の中間ということで猪苗代町を選んだんです。フィールドが近くにたくさんあることは後から分かった副産物みたいなものですね(笑)
近年行っていなかったスキーをまた始めたり、新たに登山も彼女に半強制的に始めさせられましたね(笑)
職場からは少し遠くなりましたが、アウトドアを手軽に楽しめるようになりました。
――プラドに乗り始めて生活の変化はありましたか?
大きく変わりましたよ、SNSを通じて同じプラドに乗るオーナーと繋がり、そこから車種を超えた四駆仲間ができました。
休日はその仲間と集まり、クルマいじりをすることもあります。仲間も整備士、電気工事士、物づくりが好きで溶接が得意な人など、みんな技術や専門知識を持っているので作業もスムーズに進みます。
仲間ができる前は望んでいた訳ではありませんでしたが、1人で部品を変えたり取り付けたりして、変わっていくプラドを前にしてニヤニヤしていました(笑)
プラドに乗り出してからはクルマいじり、一緒にアウトドアを楽しむ仲間が増えて本当に楽しくて幸せですね。
あと去年の年末に子供の頃からどうしても行きたかった念願のデコトラのイベントに行ってきました。
実は彼女もデコトラが好きだったことで、彼女の運転で行ったんです(笑)。
――しかし本当にトラックが好きだったんですね。
好きですね(笑)小さいときからトラックのミニカーやモデルカー、トラック野郎の一番星号のラジコンとか買ってもらっていましたね。
当時はお小遣いを貯めて買ったり、誕生日に買ってもらったりしていましたが、今は社会人なので欲しいミニカーやモデルカーがあればついつい買ってしまいますね。
クロカン系のモデルカーもランクルに限らず集めていますよ。この前もすこし高かったんですがランドクルーザー60のやつを買っちゃいました。
職業も幼稚園の頃から将来は、トラックの運転手かクルマの整備士になるって言っていたみたいで、親父からはお前は小さい頃から何も変わってないなと言われています(笑)
インタビューを終え、室井さんが彼女、仲間たちと共に移りゆく季節の中を、ランドクルーザープラドで走り抜けてゆく残像が私の頭の中に残りました。
もしランドクルーザープラドに乗っていなかったら?もしランドクルーザー80に乗っていたら?室井さんは異なった生活を送っていたかもしれません。
「いい仲間とめぐり逢えて本当に楽しく幸せです」と話す室井さん。彼の元にプラドがやってきたのは必然だったのだと私は信じてやみません。
【Instagram】
室井諒さん
(文:よしのけんいち)
[GAZOO編集部]
生活にも趣味にも密着するランドクルーザープラド
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