ホンダN-VANをファミリーカーに!家族みんなの「クルマで何しよう」を増やしてくれる軽バンライフ
ポップな存在感で軽バンのイメージをがらりと変えたホンダN-VAN。“はたらくクルマ”としてだけでなく、キャンプやサーフィンなど、“あそぶクルマ”としての高いポテンシャルをもつ新しい軽自動車として、様々な界隈から人気を集めています。
そんなN-VANを、家族4人のファミリーカーとして愛用しているのが哲さん。
「このクルマがなかったら、コロナ禍が乗り切れなかったかもしれない」と語る理由とは・・・?
――N-VANを買って丸4年経ったそうですが、購入のきっかけを教えてください
前の愛車だったダイハツ・ムーヴの車検が切れるときに、N-VANが発売されるというニュースを見たんです。元々ワーゲンバスが好きだった自分にとって、シルエットを見た段階で「好みのタイプ」と直感。発表後に販売店で試乗して、これしかないと思いすぐ契約したんです。
ムーヴは実家で共同購入したものだったので、自分が欲しいと思ったクルマを自分自身で買うというのは、これが初めての経験でした。
商用車といってもこれまでにないタイプだし、安全性も高い。ホンダセンシングのような先進安全運転支援機能がついているのは魅力でした。
――哲さんのN-VANはとても鮮やかなイエローボディです。選んだ理由は?
自分の中では黄色一択でした。ラインナップの中でも一番綺麗だったし、自然界にもマッチしますから。N-VANの外見は本当に気に入っていて、ノーマルのスタイルでそのまま乗り続けていきたいと思っています。
――新車購入時、こだわって付けたオプションはありますか?
仕事が製造業なので、自分で色々作業したいと考えてオプションはゼロにしました。ショップやネット通販などでナビやオーディオを探して、ひとつずつ自分の手でつけていきました。
――製造業ということですが、どんなお仕事をされているんですか?
金属加工をやっています。そのスキルを活かして、じつはエンブレムも自作しているんです。
――本当だ!よく見ると純正のデザインと違いますね
S800とかS600時代に採用されていた古いタイプのエンブレムをモチーフに自分でCADで設計して、仕事で使う機械で加工して作りました。
――あまりに良く出来ているので純正パーツだと思い込んでいました
写真でアップにしてInstagramに投稿してもあまり反応がないくらい馴染んでいるみたいです(笑)。でも、たまに「どこで売っているんですか?」と聞かれることもあります。
――荷物の整理整頓がしやすいような棚やウォールハンガーなど据え付けられていますが、これも全部自作ですか?
購入してからちょっとずつ“改装”していって、4年目にほぼ完成形に至りました。ファミリーカーとして使っているので、子どもが遊んでも危険が無いような意匠にしています。
市販のイレクターパイプは使わず、レーザーで鉄板をくりぬいてブラケットから手作りしたり、できるだけ自分の手を動かしてカスタムしています。
――N-VANが愛車になって、生活は変わりましたか?
180度変わりました!
N-VANが来てからは、「クルマでどこへ行こう」「クルマで何をやろう」と、家族みんなで考えています。それに、オヤツやお弁当をただ食べるだけのことが、ひとつのイベントになるんです。
――まさに、「動けるお部屋」という感じですね!
それまでピクニックってあまりやったことがなかったんですが、N-VANだったらリヤゲートを開けてテーブル代わりに板を置くだけで、特別な空間が完成するんですね。
コロナ禍も、車内でご飯を食べたり、ピザパーティーをしたりと、このクルマがあったから出来たことがたくさんありました。N-VANなしではコロナ禍を乗り切れなかったのではないかと思うくらい活躍してくれました。
N-VANは、いまや家族全員にとっての「楽しい場所」なんです。
――広い荷室は、お子さまにとっても素敵な遊び場になりますね
ミニチュアのキッチンセットを置いたり、お店屋さんごっこをしたり、子どもたち流の遊び方でN-VANの荷室を満喫しているようです。
――逆に、N-VANに不満点はありますか?
不満というか、困ったことはありました。今は解決しているのですが、購入時は下の子が生まれたばかりで、フラットスタイルのチャイルドシートを使う必要があったんです。
運転席の後ろだと空間的に難しく、助手席側にギリギリ装着できたという状況でした。後席がリクライニングしないし、スペースには制限があるので、お使いになる方は適用タイプをよく調べて購入されることをおすすめします。
あとは、軽貨物なので仕方ないとは思いますが、屋根やタイヤ周りから騒音が侵入しやすいので、ラジオが聞きづらかったり、後ろ席との会話がしにくいときはあります。
――奈良にお住まいとのことですが、静岡方面など色々なところへお出かけしているようですね
じつは本来長距離ドライブは苦手なんです。このクルマじゃないと、これだけあちこちに行くことはできなかったと思っています。ステアリングアシストやアダプティブクルーズコントロールが付いているので、運転がとても楽になりました。
――N-VANでこれから行ってみたいところはありますか?
世界中の気球が集まる一大イベントが九州の佐賀で毎年開かれているようなので、フェリーを使って行ってみたいですね。
――お子さまもすくすく成長されています。もっと大きなクルマに買い替える予定はありますか?
ちょうど2022年11月に2度目の車検を通したばかりで、いまのところ買い替えの予定はありません。でも、シビック タイプRはちょっと気になる存在ですね。あれでキャンプにいけたらいいな、なんて思ったりしています(笑)
家族4人の笑顔をたっぷり詰め込んだ黄色のN-VAN。みんなで楽しむもうひとつのお部屋として、これからもたくさんの「特別な瞬間」を哲さんファミリーに作ってくれそうです。
【Instagram】
哲さん
(文:三代やよい)
[GAZOO編集部]
軽バンと過ごす自由なカーライフ
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