テスラにしたら愛犬との長距離ドライブが増えた! 電気自動車の良さを教えてくれたモデル3
「電気自動車を買ってクルマの世界観が変わりました」と語る磯貝俊介さん。テスラに乗ってから愛犬と一緒に長距離ドライブをすることが増えたそうです。
そんなテスラに感じているメリットや自動運転機能の楽しみ方などを語っていただきました。
――電気自動車を購入された理由を教えてください
以前はホンダのN-BOXという軽自動車に乗っており、私にとってのクルマは単なる移動手段でした。しかしテスラを調べていくと「クルマの世界が変わる=新しいモノに触れたい」という気持ちが湧いてきて、趣味の領域に入ってきた感じです。
――具体的に、どのような点が気に入られましたか?
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テスラモデル3の運転席 (c)Tesla.inc
私が購入したテスラのモデル3には、通常ハンドルの向こう側にあるスピードメーターやガソリンメーターが一切ありません。インパネの中央にタブレットがあり、バッテリーの消費状況がわかりやすく、地図表示も見やすいです。
エアコンやオーディオの操作や車両の機能変更も、すべてこのタブレットで行えます。
雨が降ったらワイパーが勝手に動きますし、ウインカーも通常は車線変更後に戻さねばなりませんが、テスラは車線を認識しているので、車線をまたぐと自動的にウインカーが消えます。
私のスマホが近づくとドアのカギが勝手に開き、離れるとカギが勝手に閉まります。ソフトウェアのアップデートもスマホのバージョンアップと同じ感覚で、クルマをwifiにつないでタッチスクリーンで実行できます。
タイヤの空気圧もスマホで見れますし、乗る前にエアコンをつけて車内を涼しくすることも可能です。車内にある8台のカメラで24時間録画をしている防犯システムもメリットです。
まるで、スマホにタイヤと車内が付いている感じの便利さですし、これまでのクルマにはなかった機能に魅力を感じました。
あと、個人的な感覚ですが「人に見られたい」という思いもあって、まだテスラは日本に少ないので、運転していると「テスラだ!」と言っているのが分かります。これもおもしろかったです。
――よく言われるメリットは「維持費の安さ」ですね
購入費は600万円ほどでしたが、購入時に補助金65万円をもらえました。自動車重量税は0円(2回目の車検時以降は2万円)、自動車税も新車登録翌年度は6500円(参考:排気量1500~2000CCのガソリン車で3万6千円)でした。
購入時はスマホでポチっとするだけというのもすごいですよね。7月に購入して納車は11月でした。大阪までクルマを受け取りに行き、カギを渡されて「そこのクルマです」と。このあたりは国産車のディーラーとは違うし、人件費をかけないで他のサービスに力をいれているのかなと思いました。
燃料費も安いです。1リッターあたり燃費10キロのガソリン車ですと、燃料費の高騰もあり約16円かかりますが、テスラですと同じ距離が4円くらいで済むので、年間10万円は節約できるかなと思います。とはいえテスラの愛用者は、こうしたメリットをあまり重視していない気もします。
ちなみに修理やメンテナンスの場合、通常ディーラーに持っていきますが、テスラは修理する方が家に来てくれます。
――フル充電に時間がかかるのがデメリットだとも言われています
テスラ専用の充電スポットは、この半年ぐらいで急速に増えてきました。私は京都に住んでいるのですが、京都ですとリーガロイヤルホテルや道の駅、オートバックスなどカフェやトイレ併設されている場所に充電設備が整っています。
地方や山奥ですとテスラ専用の充電システムは少ないですが、「チャデモ」という急速充電器が増えてきたので、さほど不便は感じません。コンビニにも置かれるようになりました。
また最近は、充電設備のあるマンションも増えてきています。スマホの充電と一緒で、家で休みながら充電できるようになってきました。深夜の充電料金は安いということもあるので、自宅に充電設備をもっている方も多いですよね。
スーパーチャージャーでの充電ですと充電時間は30分から40分です。ガソリン車に比べて時間がかかりますが、私が感じるデメリットはこれぐらいです。
ちなみに、雨天の際の充電を心配する方もいますが、充電口から雨が抜ける設定になっています。
――フル充電するとどれぐらい走れますか?
7月15~17日の3連休に京都から北陸を通り新潟、群馬、軽井沢と長距離ドライブをしましたが、充電は1日1回で済みました。エアコンも付けっ放しでしたが、さほど電力の消費は多くなかった印象です。
テスラは便利ですし運転が楽なので、遠出をすることが多くなりました。3日間で1000キロ以上走りましたが、ガソリン車と比べても、まるで疲れなかったです。
――テスラの自動運転機能について教えてください
現在の日本では自動車専用道路のみで自動運転機能(=オートパイロット:同じ車線内でハンドル操作、加速、そしてブレーキを自動的に行う機能)を使うことができます。
カーブにおける速度とハンドルの動きも安全ですし、前方のクルマとの距離感を保ちながらの運転で速度調整も自動ですので、高速道路を長く走っても神経を使わないので疲れが少ないですね。ブレーキを踏む回数が少ないので、ブレーキパッドも減りにくいです。
アメリカでは市街地でも自動運転機能を使うことが可能です。近い将来、日本でもそうなるかな、と感じています。
――愛犬とのドライブもテスラ購入の理由ですか?
はい、愛犬とドライブしやすくなる、と感じたのも大きな購入理由です。
テスラのCEOであるイーロン・マスク氏がテスラの「モデル3」にドッグモードを採用したのですが、これも購入理由の一つです。ドッグモードを選んで車内の温度を設定すると、車内空調を自動コントロールしてくれます。
車内タブレットのディスプレイにも、外から覗いた人に「ドライバーはもうすぐ戻ります」と表示されるモードがあります。車内に子どもがいると「暑いのに大丈夫かな?」と周囲の人たちは感じますが、そうした不安もなくなりました。
――その他にメリットはありますか?
電気自動車は電気でモーターを動かして走行するため、エンジンを積んでいません。バッテリー・モーター・制御装置で駆動するためエンジンルームを必要とせず、前もトランクなので広いです。
エンジンがないのでオイル交換も必要なく、エンジン音もしないので静かです。
この先、人工衛星と電気自動車がつながると、自然渋滞もなくなるそうです。将来的に自動運転のレベルが高まると、買い物に行った場所で降りると無人の電気自動車が勝手に駐車をして、買い物を終えると自動車が自動で迎えに来てくれるようになったりもするようです。
それはともかく、うちの愛犬は旅が好きなので、今後もテスラとともにいい旅をしたいです!
「10年後には国内の40%が電気自動車になる」とも推測されています。自然にやさしく、運転がしやすい電気自動車、そのメリットを感じて電気自動車に乗る人はこれからも増えていきそうです。
【Instagram】
磯貝俊介さん
(文・小川隆行)
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