トヨタ・ランドクルーザー250とのカーライフは人生の糧「自分だけじゃなく全オーナーに楽しんで欲しい」

  • トヨタ ランドクルーザー250

昨年、ランドクルーザー250 VXを購入したばかりだと話すのは、Rさん28歳。
愛車に迎えてからというもの、これまでには無かった新たな経験が多々あったと言います。
そして、その内の1つがランドクルーザー250乗りが集う“クラブ”の運営だとも話してくれました。

元々はトヨタ・アクアやハリアーに乗っていたという彼が、ランクルと出会い、他のオーナーをも巻き込むクラブの活動や、カスタムに夢中になるのには、どのような経緯があったのでしょう。

今回は、Rさん×ランドクルーザー250(以下、250)のお話です。

――ランドクルーザー自体には元々、興味があったのでしょうか?

正直、アクアに乗っていた時は、まだ全く興味は無かったですね。当時はSUVのブームが今ほどでは無く、アクアの次に乗ったハリアーが初めてのSUVだったのですが「SUVってカッコ良い!」って気付いたんですよ。

それで、ランドクルーザー プラドのことも気になり始めたのですが、まさか近い将来、自分がランクルシリーズに乗ることになるとは、当時全く思っていなかったですね。

――プラドが気にはなっていたけど、決め手はまだ無かったということですか?

  • トヨタ ランドクルーザー250と大きな橋

プラドのエクステリアはめちゃくちゃ好きだったんですよ。だけど、どうしても内装や安全装備が自分の求めるものではなくて……。乗りたいっていう、確信的なものはまだ感じていなかったんです。

そんな時、プラドの後継車が出るという情報を聞いて、後にワールドプレミアで250が発表されたのですが「うわ!このデザイン、めっちゃカッコ良い!」って一目惚れしちゃって、その時は既に購入を心に決めていましたね。発表後はすぐディーラーに行き、欲しい旨を伝えて、無事購入できました。

――一目惚れだったのですね。いざ、ランクルを手に入れて、当時はどんな気持ちでしたか?

購入後は、もうワクワクドキドキが止まらなかったですね(笑)。自分がランクルに乗れるんだっていう。大袈裟に言うと、ちょっと夢のような感覚でした。

  • トヨタ ランドクルーザー250とハリアー

――初めての250の運転はどんな感覚でしたか?

ズッシリ構えているというか、守られている感覚になったのを覚えています。安心して乗れるSUVだなって乗った瞬間に感じるというか。

それと、ハリアーは軽やかに加速する感覚だったのですが、同じガソリン車でもこんなにズッシリするんだっていう印象も受けました。かといって、大きいが故に運転が大変だなって感じることも無かったんですよね。

――それでは、納車日当日からかなり運転を楽しまれたんじゃないですか?

実は、当日はめちゃくちゃ緊張してしまって、運転席に座ってディーラーを出る瞬間、ガチガチで、喉がカラカラになるくらいでした(笑)。その日は長距離は走らず、友人と食事をしに行ったくらいでしたね。

  • 2台のトヨタ ランドクルーザー250

――250に乗り換えてから、何か変化はありましたか?

今振り返ると、乗り換えてからのこの1年は、新たなことばかり経験しましたね。
中でもかなり良い経験をさせていただいているのが『LC250 CLUB TOKAI』というSNSアカウントの運営を任せていただくようになったことです。

――どんな活動を行うアカウントなんですか?

東海エリアに住むオーナーさんの250の映えてる写真や、オーナーさんが気に入っているカスタムの写真などを、投稿で紹介しています。

他には、LC250 CLUBって各地方アカウントがあるのですが、各地方で250乗りを集めるオフ会を始めまして、その情報をメンバー内で共有したり、宣伝、告知などもしています。

実際に東海エリアのミーティングを企業さんとコラボをさせていただくことがあったのですが、自分の声がけで26人もオーナーさんが集まってくれて、その時はとても感激しましたね。

  • トヨタ ランドクルーザー250のオフ会

――最初のクラブの立ち上げはRさんがされたのでしょうか?

立ち上げたのは、現在、九州エリアを担当している別の人になりますね。まだ僕が加入する前、その人からクラブの運営の話をいただけて、こんなにも熱い思いがある人に、自分も何か出来ることがあるのなら協力したいなって思ったんです。

「まだまだ少ない250オーナー界隈を盛り上げたい」っていう想いにとても共感して、その後トントン拍子で話が進み、東海エリアを担当することになりました。

――Rさんが目指す、LC250 CLUB TOKAIの理想は何なのでしょう?

明確なゴールっていうのはまだないのですが、僕も彼も思っていることで、東海とか九州とか、エリアの境目無く、全エリア“ボーダーレス”でオフ会が出来たら最高だなって思っています。全国の250乗りを一挙に集めるみたいなイベントも、いつかやりたいですよね。

そのためには、まずは知ってもらう事からだなって思っています。実は、まだ立ち上げてから1ヶ月ほどなので、これからはもっとフォロワーを増やしていって、初心者のオーナーさんでもためになったり、ワクワクするようなアカウントにしていきたいです。

  • LC250 CLUB TOKAIのオフ会の様子

――とても素敵です! Rさんは今後、250をどのように乗っていきたいですか?

車中泊用品というか、手軽なキャンプギアを集め始めていて、まとまった休みが取れたら、250で行く車中泊ドライブにチャレンジしてみたいです。車中泊に限らず、この250で新しい趣味を開拓していけたら尚良いですよね。

――現在のRさんにとって、250はどんな存在になっているのでしょう?

なくてはならないものです。今の僕から250が取られたら何も残らないといっても過言ではないですね(笑)。

250に乗り換えてからの1年間は、初体験ばかりで、チャレンジや人とのつながりがあったり、新たな価値観も増やしてくれたのかなって思います。自分の経験の糧にしかならない、とても貴重な経験をさせてくれました。

僕的には、ただひたすら楽しんでいるだけって感じで(笑)、その精神は今後も継続していきたいですね。クラブの東海エリア担当としてだけではなく”250のいちオーナー”として楽しんでいきたい思いが強いです。

  • トヨタ ランドクルーザー250

「学生時代は、リーダーとかそういった経験は一度もなく、自分に務まるか心配でした。」そう話してくれたRさんでしたが、カスタムの楽しさやクルマを通したコミュニケーションの感激を伝える彼の姿勢には、既にリーダーの威厳のようなものも感じました。

東海エリアを越えて日本全国を巻き込む日が来ることを、勝手ながら楽しみにしています。

【Instagram】
Rさんが運営する「LC250 CLUB TOKAI」

(文:秦 悠陽 写真:Rさん提供)