ランドクルーザー250は、家族とのお出掛けからオフロードでの限界走行まで楽しませてくれる家族の一員
20歳の頃、90系マークⅡを父親に譲ってもらったことから自身のカーライフが始まったと話してくれたのは、現在ランドクルーザー250(以下250)に乗るトヨさん40歳。
その後は170系クラウンマジェスタ、30歳になる頃に結婚をし、それを機にアルファードやピクシスメガと乗り継いだとのことですが、コロナ禍だった当時流行していたキャンプにハマり、アウトドア仕様にしたピクシスメガに約6年半乗っていたそうです。
現在は250でキャンプやオフロード走行を楽しんでいるとのことで、一体どのような出会いだったのか、どんなカーライフを楽しんでいるのかを伺いました。
今回は、ランドクルーザー250×トヨさんのお話です。
――ピクシスメガから250に乗り換えたのは何がきっかけだったんですか?
ピクシスメガに乗り始めて2回目の車検で見積もりに行った時、他のクルマへの乗り換え予定を聞かれたのがきっかけでしたね。その時は「しばらくは乗るつもりです」って答えたのですが、そこに偶然250のカタログが置いてあったんです。
そうしたら奥から店長さんが出てきて「250へ乗り換え検討ですか?」って声をかけてきて「買えるようになったら買うつもりです」って伝えたら「ガソリン車であれば一台枠がありますよ」と教えてくれたんですよ。元々250に興味があった私は「明後日までに決めてください」と言われて、帰宅後にすぐ、妻に相談したんです(笑)。
早速、翌日試乗しに行ったのですが、お店の人から「今ある枠が終わったら受注停止で注文が受けられなくなってしまい、再開はいつになるのか分からない」と伝えられました。
帰宅後に再度妻と話し合ったのですが、妻からは「腹の中では決まってるんでしょ?」って言われてしまい(笑)「じゃあ買います」と言って翌日に購入したんです。
――そういう経緯だったのですね! 今までは全てトヨタ車を乗り継いできていますが、何か理由があるのですか!?
私の名前が理由なんですよ(笑)。本名がトヨタという読み方の名前で、父が福岡トヨペットの社員だったのと、父の名前に入っていた『太』という文字を入れたかったみたいで、じゃあトヨタで良いじゃんってなったらしいです。『世界に通用する人間になるように』っていう意味も込めてくれたみたいです。
自分の名前がトヨタなんだから、乗るクルマもトヨタが良い的な、そんな感じでしょうか…。他メーカーで契約してこの名前は書けないかなって思います(笑)。父親もトヨタ車しか乗ってきてないというのも影響してか、自分の中で、愛車はトヨタ車の中からっていう感じになっているんですよ。
――いろいろな意味で親近感があるのですね! なぜ、元々250に興味があったのですか?
ピクシスメガに乗っている時に、安全性の面で子供を乗せるのがちょっと怖いなって感じていて、大きい車に乗り換えたいなっていうのはずっと思っていたんです。
2023年だったか、 250の記事が出て情報が出回って、その時に見たデザインがすごく好みだったので、ずっと情報を追いかけていたんですよ。その後、発表日に2台の250の写真が出てきた時に「あ、これだ!」って思ったんです。
ですが、めちゃくちゃ人気車種っていうのは分かっていましたし、ランクルユーザーの乗り換えを優先に販売するといった情報も聞いたりしていたので、手に入れるのは難しいだろうなって思っていたんです。でも密かに「乗り換えたいな」と思いつつって感じですね。
――具体的にいうと250のどこに惹かれたんでしょう?
フェンダーの張り出し感とか、よりクロカンっぽいデザインだったので、それが自分的にすごく魅力的に写りましたね。安全性と先進性とデザインが自分の中でベストマッチしたという感じです。
――実際に250に初めて乗った時、どう感じましたか?
ピクシスメガは運転席から見た視界が広くて、目線も高かったのですが、それに比べると250は少し狭く感じたので、その辺は試乗段階では違和感はありましたね。
でも、納車されて実際に乗り始めるとすぐに慣れ、気にならなかったですね。あとはハンドルが軽いっていうのがすごく印象的で、私のクルマはガソリン車ですが、乗り始めてすぐはトルクがどうこうとかは感じず、何も不自由さは感じなかったです。
――ということは、その後、ガソリン車のパワー不足を感じたんでしょうか?
250の性能を引き出したいという思いから、オフロードを走りに行っているのですが、その際はガソリン車のパワー不足はどうしても感じてしまうかなと思います。
友人がランクル70に乗っていて、運転させてもらった時、トルクが全然違って驚いたんですよ。パワーをすごく感じて、250のディーゼルにもし乗り換えられるチャンスがあるなら乗り換えたいなと思うくらいでしたね。
――トヨさんは普段、どのように250を乗っているのでしょう?
週末に家族で出かける際に使用したり、草野球を趣味でやっているので、その際に乗ったり、キャンプに行く際など…。ランクルの集まりがある時に遠出をすることも多いですね。
あと、オフロード走行にハマっていて、250のカスタムもオフロード仕様に近いコンセプトにしているんですよ。ナンバーは杉並ナンバーなのですが、オフロード仕様にしているので「何で杉並ナンバーがこんなオフロード仕様なんだ」って言われることもあります(笑)。
ランクルのイベントやオフ会に行くことも多くなって、いろんなオーナーさんのカスタムに触発されつつ、今は自分なりの250を作り上げている途中という感じですね。
――オフロード走行をしたいと思ったのは何故ですか?
250ってリセールを気にしてオフロードには行かないオーナーさんとかもいたりするのですが、私はオフロードをガンガン走りたい気持ちが最初からあって。
何故かと聞かれると、せっかく250に乗っているんだから、250で行ける限界の道を走りたいっていう気持ちが強いのかもしれないです。難しいと思うのですが、丁寧に乗りつつ、オフロードも楽しみたい、そんな気持ちでしょうか。
――初めてのオフロード走行を体験した時の話を聞かせてください
初めてオフロードに行ったのは、アウトドアパークブロンコっていう場所でしたね。当日は晴れていたのですが、前日に結構な雨が降っていて「まあ大丈夫だろう」って感じで向かったのですが、ブロンコって、パークの入り口に着くまでも、すごく険しい道なんですよ(笑)。予想の上をいく「ここまでか!」っていうほどオフロードで(笑)、入り口に着いた頃には結構お腹いっぱいになっていました(笑)。
その後は、パークの外周を走って、坂のエリアを走行したり、250の性能を確かめながら電子制御でタイヤロックをかけたりして走りました。最初のオフロード走行体験が自分にとってすごくトリッキーな路面状況もあったためか、想像以上にすごく楽しく感じましたね。
――それがトヨさんがオフロードにハマったきっかけだったというわけですね!
その時は安全なコースしか行ってなくて、もっと難しいエリアもあったんですけど、初めてのオフロードだったので足を踏み入れるのが怖かったんですよね。それで外周だけにしたため、楽しくてハマった反面、ちょっと悔しい気持ちもあったんです。だからリベンジみたいな感じで、今も行っているのだと思います(笑)。
納車後から現在まで、合計3回オフロード走行に行って、来月も行く予定なのですが、今後は月2回は行きたいなって思っています。
――トヨさんの中でオフロードってどういう位置付けなのでしょう?
ひとつはオフロードを走っている時の写真を撮りたいっていうのと、オフロード仕様にしているのに、街乗りの綺麗なクルマの状態っていうのが自分的に違和感だったんですよ。仕様にあった道で250を走らせてあげたい、性能をフルに発揮できる場所を走らせたい気持ちがあったんです。
あとは、いろいろなオフロードコースに行って、さまざまな路面が持っている特性とかを体験してみたいっていう好奇心もありますね。今では子供も喜んでくれるので、それも相まってオフロードに足を運んでいます。
――そういえば、お子様のおもちゃカーにもデカールを貼っていましたね!!
そうなんです。楽天市場で見つけた時にすぐ子供に見せて「何色のクルマが良い?」って聞いて、買うか買わないかじゃなくて色を選ばせるっていう(笑)。
ランクルフェスにそのおもちゃを持って子供を連れて行ったんですよ。ブースの中で子供と遊んでいたら、いろいろなパーツメーカーさんが「写真を撮って良いですか?」とか「どこで買えるんですか?」って、私の250よりも注目の的で(笑)。それで「うちのステッカーも貼って良いですか?」って言ってくださったりして。
だから今ではこんなにステッカーチューンが増えているんですよ!子供もすごく喜んでいるので、私もすごくうれしいです。
――お子様は250に対してどういう印象を持っているんでしょうか?
乗り換えた時は子供の反応が怖くて、ピクシスの方が乗り降りしやすいし良いんじゃないかって不安に思っていたんですよ。そんな気持ちの反面、250を試乗した時もそうだったのですが、子供を乗せると5分くらいで寝始めるんですよ。乗り心地が良いのかすごくすやすや寝ていて。
あと、子供に「ランクル好き?」って聞いたら「すごく好き!」って言ってくれたので、250に乗り換えて良かったなって思いますね。私が250と呼ぶので、子供も同じく250って呼ぶようになったりしているんですよ(笑)。外を歩いていてランクルを見ると子供も反応するので、なんだかとてもうれしい気持ちです。いつかはこの250を子供に譲りたいなと思っています。
――めちゃくちゃ素敵です!乗り始めて半年ですが、今までで一番印象的な250との思い出を聞いてもいいですか?
最初に行ったイベントは『LAND CRUISER FES JAPAN 2025』なのですが、そこでは富士スピードウェイを走れてすごく印象に残っています。ランクルフェスってランクルが1000台以上集まるイベントですし、歴代のランクルも集まるイベントなので、ものすごくテンションが上がってアドレナリンが出まくったのを覚えています(笑)。
――トヨさんが250に乗っていて一番幸せを感じる瞬間ってどういう時でしょう?
やっぱりオフロードですかね。
都内のコンクリートだけを走らせても鈍っちゃいそうな気がして、たまには250が走るべきところを走らせてあげたいなって思うし、私自身もそういう道を走っている時が一番ワクワクしている気がします。
――今後はどのように乗っていきたいですか?
スノーボードとかウィンタースポーツも楽しんでみたいなと思っています。夏は引き続きキャンプをしたいので、その季節らしいレジャーにずっと家族と一緒に出かけられたらいいなって思っています。
――トヨさんにとって250はどんな存在になっていますか?
家族みたいな存在で、これまでの愛車も思い入れがすごくあるけど、250は家族と乗ることが最初から多いので、そういった意味で、僕もそうですが、家族全員にとってすごく大切な特別な存在になっているんじゃないかなと思います。
オフロード走行を初めてしたのも250だったので、そういった初体験をさせてくれたのも特別感がありますしね。それとお出掛けしても、毎回、安心して帰って来ることができるっていうのは250のおかげだと思っています。今後も250というクルマをずっと乗っていきたいです。
「個人の色が出せるのがカスタムであり、各々の個性がクルマで出せるっていうのがすごく面白いんですよね。」そう語るトヨさんは、今後はさらに自分好みの250を作り上げ、カーライフを楽しんでいかれることと思います。
この先、さらに“トヨさん色“が強くなった250が見られる日を楽しみにしております!
(文:秦 悠陽 写真提供:トヨさん)
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