弘法じゃない自分は筆を選んだ! 自分に“ベスト”なライズという選択

  • トヨタライズ@岩山前

今回の取材対象者である「yamanakaさん」が社会人になったとき、世は空前のRVブームだったそうです。テレビの景品にパジェロが設定され、街中では頻繁に四駆とすれ違ったと話してくれました。例に漏れず、yamanakaさんもブームに乗り、それ以降ずっと四駆を愛車として選んできたそうです。

今回は、yamanakaさん×ライズ の お話をお届けします。

―――RVブームが到来したころ、私は小学生で、友達の家のクルマがどんどん四駆に変わっていったのを覚えています。

そうそう! 本当に、どこもかしこも四駆だらけでしたよね。パジェロ(三菱自動車)が流行っていたんですけど、当時の僕は人と被るのが嫌だったから、日産のミストラルを購入しました。

―――ミ、ミストラルですか? 輸入車……?

  • ランドクルーザープラド

(笑)大抵その反応をされます。スペインで生産されて、欧州で販売されていたテラノIIを日本向けに手直しして国内販売していたクルマで、“迷車”といじられるくらい人気はありませんでした(笑)。そう言っている僕自身も、ミストラルのディーゼルパートタイム四駆独特の、ハンドルを切ったら「ズズズ……」と引きずるような…カクカクなる感じが苦手で、すぐに手放してしまいました。

だけど、この教訓を生かして、ミストラル以降の愛車はフルタイム四駆を選ぶようになりました。R50テラノ(日産)の次にプラド(トヨタ)に16年乗って、現在のトヨタ・ライズを迎え入れて今年で6年になります。

―――この愛車ラインナップからライズを選ぼうと思った理由を知りたいです。サイズダウンが目的なら、ジムニーという選択肢もあったのでは?

  • トヨタライズ@林道

ライズは、全てが僕にピッタリだったんです。

―――と、言いますと?

  • SL走行写真

まず気に入っているのは、このサイズ感です。2014年から趣味で写真を始めたんですけど、プラドサイズだと停める駐車場に困ったり、ちょっと寄せて停めて撮影へ!なんていうのが、周りに迷惑になるので難しいな〜と思うシーンが多かったんです。

とくに僕の被写体はSLや雲海などの風景が多く、荒れた細い道を行くことが多いからライズサイズがピッタリなんです。かといって、車内も広くてゆったりできるから、関西圏から山口県まで撮影に行っても窮屈だと感じることはないし、とにかく自分にとって“ちょうど良い大きさ”なんですよ。扱いやすいから、むしろプラドのときよりも林道を走っている気がします。

―――いや、サイズは大事ですよ! いくら技術があったって、細い道は物理的に通れないですから!

  • トヨタライズホイール

そうそう!本当にその言葉に尽きますよね。ちなみに、僕が走っているのは林道と言っても、本格的じゃなくて“それなり”の道なんですけどね。リフトアップも何もせずに、タイヤだけBFグッドリッチのオールテレーンを履かせています。

小さくはなったけどトルクはあるし、小回りは効くしで、意外としっかり走ってくれるんですよ。四駆のポテンシャルとしてはプラドの方が上だったかもしれないけど、乗りこなせていなかったのかなぁ?と今となっては思うんです。16年間も乗っていたのにね……(笑)。

よく、“弘法筆を選ばず”なんて言葉がありますが、僕はちゃんと自分にジャストサイズなクルマを選ばなくちゃいけなかったんだなと痛感しています。

―――どこに走りに行くのですか?

  • トヨタライズとタフト@林道

紀伊半島や、奈良県にある野瀬川村によく行きます。その一帯はダート林道が多いから走っていて楽しいし、山深いから俯瞰の景色や眺望を撮影できるんです。

僕の写真の醍醐味のひとつとして、“その過程を楽しむ”というのがあるんです。例えば、つい先週行った林道は、SNSで繋がった方とワイワイしながら走って、お互いのクルマを並べて撮影しました。こういうプロセスも大事にしていて、シャッターの数に比例して、楽しい思い出がたくさんできたらいいな〜なんて思っているんです。

―――ライズで、どんどん日常が楽しくなっていきますね。

  • トヨタライズ@山頂風景

それは間違いないと思います。なんてったって、駐車場に停まっているのが目に入ると、今でも「カクカクしていてカッコいいな〜」と笑顔になってしまうんですから。フロントのデザインは特に好きで、男らしさの中にスタイリッシュさがあって、垢抜けてるなと個人的に思っています。街、山、川のどこを走っても、絵になるなぁなんてね♪

―――今後、挑戦してみたいことはありますか?

  • トヨタライズ運転席

四国にある、剣山スーパー林道に行こうと思っています。あ〜、でも……紀伊半島もまだまだ走れてないから、まずはそこから行くか。う〜ん、悩むなぁ……。

  • トヨタライズ@水平線

そう言いながら、これからの予定を楽しそうに話してくれたyamanakaさん。ご自身にとって、ライズは気分転換をできるツールであり、相棒であり、趣味の世界を充実させてくれる存在だということです。これからも、このクルマで行けるところを楽しんでいきたいと力強い声で答えてくれました。まだまだ、ライズで行くべき場所はありそうですね!

【Instagram】
yamanakaさん

(文:矢田部明子 写真:yamanakaさん提供)