ライズは自分の移動基地。ミレニアム・ファルコン号で楽しむ無線ライフ

劇場版 仮面ライダーゼロワン主題歌『A.I. ∴All Imagination』、TVアニメ ジョジョの奇妙な冒険第4部オープニング曲『Great Days』の作詞を手掛けるなど、作詞家・クリエイターとして様々な方面で活躍している「エンドケイプさん」。
そんなエンドケイプさんの愛車はライズで、個性豊かな独特のカスタムが施されています。

今回は、エンドケイプさん×ライズのお話。

――なぜ、ライズを選んだのですか？

趣味がキャンプとサバゲーなので、ゴツゴツした所まで行ける走行性能と、荷物を沢山積めて、皆が乗れる5人乗りのクルマが欲しかったんです。
それで、そういうクルマを探していたらライズが見つかりました。

お値段もお手頃だし、子供の送り迎え、都内で打ち合わせ、キャンプなど、どこに行っても違和感なく溶け込めるデザインも気に入っています。
あと、角張ったデザインが、なんかロボットぽくて良かったんですよねぇ。

――分かります！角張っているクルマって、メカメカしい感じがしますもんね。

そうそう！しますよね！！
僕的には、流線型のクルマは近未来感が強くて、骨太で無骨な感じのクルマは、ガンダムみたいなロボットを連想させるんですよね。

僕は後者の方が好きなので、カスタムも変則的な形をしていて、骨太な感じのするパーツを装着しているんですよ。例えば、MLJのエクストリームJ　XJ04サテンブラックのホイールなんかはそうです。

――コンセプトはあるのですか？

“ミレニアム・ファルコン号”ですね。

――……………。その、ミレニアムなんたらって何ですか？

ええええ！？スターウォーズに出てくる、チューバッカが乗っている宇宙船ですよ！円盤の形したやつです！

――あぁっ！あれか！昔、近所のお兄ちゃんが模型を持ってた気がします！

まぁ、そのミレニアム・ファルコン号というのがあってですね、それはもともとあった宇宙線を、自分達が乗りやすいように変えていったんです。
貨物船みたいな感じなんですけど、僕も最終的には、ライズをそういう風にしたいと思っているんです。

――“自分達が乗りやすいように”となると、どんなカスタムをしているのですか？

荷物を乗せることが多いからYAKIMAのオフグリッドをルーフに装着したり、エンジンフレーム部分にTANABEのタワーバーを入れています。
このタワーバーのおかげで、ボディ剛性が上がって、高速道路を思うように曲がれるようになったので運転がかなり快適になりました。

あとは、ミレニアム・ファルコン号を思わせるようなカスタム？もしています。

――例えば、どんなカスタムですか？

ドリンクホルダーにぴったり入るR2-D2の車載充電器です。これがねぇ、どうしても欲しかったんですよ。
良いお値段もするし、壊れやすいというレビューも沢山あるし、ライズってUSBソケットが沢山付いているから必要無かったんだけど、それでも欲しかったんです。

もう、言ってしまえばロマンです！ロマン！！
シガーソケットから電源を取ると、青く点灯したり、頭の部分が回転したり、ピコピコという電子音が聞こえるんです。
これがあると、一気にミレニアム・ファルコン号感がでるんですよねぇ～！

――可愛い♡このR2-D2は知ってます！見たことあります！

やっぱり、ミレニアム・ファルコン号分かってなかったんだ……。まぁ、それはさておき。

ほかには、トヨタのエンブレムをマークレスにしています。エンブレムのデザインが気に入らないという訳ではないんですけど、フロントは情報量が少なめで、のっぺりしたかったんです。

ライズを街中で見かけることがあまりにも多いので、出来るだけ差別化したかったというのもあるかな。

――なるほど。私的には、オフグリットからそびえ立っている“アンテナ”に1番宇宙船を感じました。

これは、144／430メガヘルツ モービルアンテナ(アマチュア無線用)なんです。

――アマチュア無線ですか？

そうそう。アマチュア無線は楽しいですよ～！
アマチュア無線の資格を取っている人専用の周波数があるんですけど、その周波数に設定すれば遠くにいる人と交信出来るんです。横浜からだと、栃木県の日光市にいる人とでも無線で話せちゃうんです。

――そのシュチュエーションって、まさに宇宙船じゃないですか！

でしょ！最初は、ライズに垂直のアンテナを付けたら宇宙船っぽくなるかなぁ……くらいだったんです。
シャークフィンアンテナが付いてはいるのですが、それだとメカ感が足りないんですよ。

昔の携帯に付いていた、ニョキっと引っ張るタイプ、分度器で測れるような角度のアンテナが欲しかったんです。
アンテナって、なんかメカメカしいじゃないですか。

それで、ダミーアンテナを探していたら、アマチュア無線のアンテナがあることを知りまして。どうせならダミーじゃなくて本物を！と思い、3ヶ月間猛勉強してアマチュア無線の資格を取りました。
やってみると、これが楽しくて！

スーパーの屋上で「どなたかいますか？応答願います」と無線を入れると、百km以上も遠くにいる誰かが答えてくれるんです。自分の電波が、どこの誰に繋がるんだろう？って考えると、すごくワクワクしますよ。

スーパーの屋上と言いましたが、キャンプ場でもいいし、友達の家でもいいし、どこでも誰かと交信できるんです。
いざと言う時に、避難所から無線で役所と交信出来るというメリットもあるんですよ。

――聞いているだけで、すごく楽しそうです。

ライズって、僕にとっては移動基地みたいな存在なんです。クルマって移動手段として購入する人がほとんどだろうけど、こういう楽しみ方もあるなってライズを愛車にして思いました。

好きな所にいって、色々な人と交信するのが面白いというエンドケイプさん。
好みのメカメカしいスタイルを生かしたカスタムや、いろいろな趣味をともに過ごす最高の遊び道具として、ライズと一緒に今日もまたどこかを走ったり、誰かと繋がったりしているのでしょう。

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（文：矢田部明子　写真：Masakiyo Tanaka）

［GAZOO編集部］