乗り継ぎの末にたどり着いたGR86。相棒となら通勤時間が楽しみに変わる
奈良に暮らし、農業の仕事をしているpeiさん。
自宅から職場までは、片道およそ1時間半。毎日の通勤も休日のドライブも、いつも赤いトヨタ・GR 86と一緒です。
これまでさまざまなクルマを乗り継いできたというpeiさん。しかし、どれも「しっくりこない」と感じて乗り換えてきたと言います。
約2年前にGR86を手にしてからは、他のクルマを探すこともなくなり「ようやく落ち着いた一台」になったそう。2.4L NA(自然吸気)エンジンを「操る」感覚や、夫婦それぞれのスポーツカーライフ、SNSを通じて広がった人とのつながりなど「GR86こそ人生を豊かにしてくれるクルマ」だと語るpeiさんに、その魅力について伺いました。
ーー現在の愛車「GR86」をどんなシーンで使われているんですか?
通勤にも使っていますし、休みの日に遊びにいくときも基本的にこのクルマですね。奈良に住んでいて、職場のある宇陀市までは片道およそ1時間半。毎日その道のりをGR86で走って通っています。
休日は、ドライブに出かけたり、写真を撮りにいったり、GR86の仲間と集まったり。 「農業の仕事にはあまり似合わないクルマかな」と思うこともありますけど(笑)そのぶん通勤が楽しみになりますし、オン・オフどちらの時間でも欠かせない存在になっています。
ーーGR86に興味を持ったきっかけは、どんなところにあったのでしょう?
もともと、免許を取るまではクルマにほとんど興味がありませんでした。クラウンエステート(トヨタ)に乗っていたころも、まだ「ただ移動のために使っている」という感覚だったと思います。
本格的にクルマの楽しさを知ったのは、初代コペン(ダイハツ)に乗ったときでした。電動オープンを動かすだけでもワクワクしましたし、ミーティングや集まりに参加するようになって、人とのつながりが一気に広がったんです。「クルマってこんなにおもしろいのか」と実感したのはそこからでした。
その後、アウディ・A3、Z33(5代目日産フェアレディZ)、ボルボ・940エステート、NBロードスター(2代目マツダ・ロードスター)など、いろいろなクルマを乗り継いできましたが、どれもどこかで「違うな」と感じてしまって、1年〜1年半ほどで手放していました。
そんな中で出合ったのがGR86です。赤いボディが目に飛び込んできて「この色が一番いい!」と直感的に惹かれたのが始まりでした。
ーー数々の車を乗り継いできた中で、最終的にGR86が「しっくりきた決め手」は何だったのでしょう?
一番大きかったのは「操っている感覚」がはっきり伝わってくるところですね。以前乗っていたZ33などは、ワインディングで踏み切れなかったり、少し重さを感じたりして、自分の思うように扱いきれていない感覚がありました。
その点、GR86の2.4L NAエンジンは、ステアリングを切ったときの動きがとても素直で「自分の操作に車がしっかり応えてくれる」という気持ちよさがあります。軽く流すだけでも気持ちよくて、運転するたびに「やっぱりこれだな」と思えるんです。
それ以来“次の一台”を探すこともなくなりました。約2年経った今も、乗り換えを考える理由が見つからないくらい、ようやく落ち着けた一台だと感じています。
ーーGR86では、どんなカスタムを楽しまれているんでしょう?
納車時はノーマルだったんですが、乗っていくうちに「GRの純正らしさは残しつつ、少しだけ迫力を出したい」という気持ちが強くなってきて、少しずつ手を入れるようになりました。
とくに気に入っているのは、リザルトジャパン製のフロントディフューザーとリアディフューザーですね。純正エアロとの相性がよくて、やりすぎない範囲でしっかり“GR感”が出るのがいいところです。赤と黒のバランスや見え方にもこだわって塗装もお願いしていて、どこから見ても自分の理想に近い形になったと思っています。
ーー最近のドライブで、印象に残っている場所や出来事はありますか?
最近だと、奈良の神社に紅葉を見にいったときのことが特に印象に残っています。ちょうど紅葉の時期で、赤いボディと景色がとてもよく合って「この車で来てよかったな」と思える場所でした。
あとは、農業の仕事柄、普段から人があまり通らない農道を走る機会が多く、それもとても好きなんです。周りが田んぼで開けていて、信号もほとんどないので、気持ちよく流せるんですよね。スピードを出すわけではなく、ただ時間を忘れて走るだけでもとても癒されるというか、仕事の切り替えにもなる時間です。
ーー奥様も車がお好きで、ロードスターRF(マツダ)に乗られているそうですね。奥様とのカーライフはどんな形で楽しまれているのですか?
はい。妻は赤のロードスターRFに乗っていて、夫婦でスポーツカーに乗る生活を楽しんでいます。
妻はもともとクルマにそこまで詳しいタイプではなかったんですが、付き合い始めてから一気に興味を持ってくれるようになって、結婚前に車を探す段階で「どうしてもロードスターに乗りたい」と言い出したんです。
本来なら、スポーツカー1台+ファミリーカー1台という組み合わせが一般的だと思うんですが(笑)結局ロードスターRFの“赤”を選んで、今は夫婦そろって赤いスポーツカーのオーナーになりました。
妻もかなりカスタムに熱心で、外装も内装も自分好みに仕上げています。一般的には「奥さんにカスタムを反対される旦那さん」の話をよく聞きますが、うちはむしろ逆で「どうぞどうぞ」という感じでお互い自由に楽しめているのがいいところです。
休みが合う日は一緒にドライブへ行くことも多いですし、ミーティングやイベントにも2台で参加することがあります。共通の趣味を持てたことで、クルマを通じた時間や会話が自然と増えましたね。
ーーGR86に乗り始めてから、人とのつながりも広がったとか?
はい。大きく広がりましたね。印象的だったのは、納車されて間もないころに近所のショッピングセンターにGR86を停めていたときのことです。買い物を終えて戻ったら、自分のクルマの周りに見知らぬGR86が何台も止まっていて。そこから自然と会話が生まれて、そのとき出会った人たちとは今でも集まる仲になっています。
また、さまざまなメーカーさんと接点を持てるようになったのもGR86のおかげです。イベントに声をかけていただいたり、展示の機会をいただいたりと、普通に生活していたら出会わない世界が広がりました。
ーーあらためて、peiさんにとってGR86はどんな存在ですか?
走りの楽しさはもちろんありますが、それ以上に「このクルマがあるからこそできること」が本当に増えた感覚があります。ちょっと気分が乗らない日でも、「出かけてみようかな」と思わせてくれる存在ですし、生活の中に前向きな刺激をくれる相棒ですね。
振り返れば、GR86を買ったことで自分の世界は大きく変わりました。人とのつながりも、休日の過ごし方も、価値観も……。素直に「GR86のおかげで人生が豊かになった」と思っています。
通勤も休日のドライブも、気づけばいつも赤いGR86と一緒だとpeiさんは話します。「気分が乗らない日でも、ハンドルを握れば前向きになれる」と語るように、GR86は通勤の足でありながら、日々に小さな幸せをくれる存在。
“乗り換えを考える理由が見つからない”と言い切る相棒との時間は、きっとこの先も、ゆっくりと豊かに積み重なっていくことでしょう。
【X】
peiさん
(文:小松暁子 編集:平木昌宏 写真:peiさん提供)
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