ル・マン24時間レースに水素カテゴリーを新設

5月27日に富士スピードウェイで行われているスーパー耐久第2戦富士SUPER TEC24時間レースにて、ACOピエール・フィヨン会長、トヨタ自動車の佐藤恒治社長、マツダ株式会社の毛籠勝弘専務取締役、スーパー耐久機構の桑山晴美事務局長が会見を行った。

会見でフィヨン会長が、ル・マン24時間で水素導入を目指しており、26年より水素カテゴリーを設け燃料電池、水素エンジンがトップカテゴリーで走れるようにすると発表した。しかもその後その枠を拡げていき、30年にはトップカテゴリーの100%を水素カテゴリーにしたいと語った。

トヨタが水素カテゴリーに参戦するか否かについて、佐藤社長は前向きに検討しており、近い将来にいい発表をしたいと述べた。参戦する場合、液体水素なのか高圧気体水素なのかについては、気体のほうが今まで培ったものが多いため、客観的には高圧水素のほうが可能性が高いと思うと述べた。

またマツダが参戦するか否かは、15年前に水素ロータリーエンジンにチャレンジしていたので気になるとこだ。マツダの毛籠専務は、我々が取り組んでいたのは15年前のことなので、将来ル・マンを水素で走ることを夢見て、でもまずはS耐を盛り上げられるように頑張っていきたいと語った。

ル・マンで水素カテゴリーが新設される26年までの道のりについて、本年はデモランなどを検討し、24年、25年と新たな情報を発表してきたいと述べた。

 

(GAZOO編集部)

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