【トヨタ WRC】第8戦3日目、タナックが全SSでベストタイムを刻み首位に立つ ミークは健闘するも総合8位に後退
- 8号車(オィット・タナック、マルティン・ヤルヴェオヤ)
サルディニアのデイ3は、サービスパークの東側エリアで3本のステージを各2回走行。その合計距離は142.42kmと、今大会最長の1日でした。好天に恵まれたことで朝から気温が上がり、路面は前日に続きドライ。非常に滑りやすい路面コンディションでの戦いとなりました。デイ2で首位と11.2秒差の総合3位につけたタナックは、デイ2よりも後方の9番手スタートとなり、早い出走順から開放され本来のスピードを取り戻しました。また、午前中のステージでは上位2選手がハードタイヤ5本を選んだのに対し、タナックはハード2本とミディアム3本を選択。その戦略は当たり、タナックは午前中の3本のSS全てでベストタイムを記録。SS10で総合2位に、SS12で首位に立ちました。午後の再走ステージは路面が荒れ、気温もさらに高くなったことで、WRカーをドライブする全選手がハードタイヤ5本を選びましたが、タナックは午後も全ステージを制覇。デイ3の全てのSSでベストタイムを記録し、総合2位のライバルに対し25.9秒の差を築いてデイ3を締めくくりました。
デイ3開始時点で総合6位につけていたミークは、午後のステージに入るとペースを上げ、総合4位および5位のライバルとの差を縮めました。しかし、デイ3最終のSS15でタイヤの空気が抜け、タイヤ交換により約2分をロス。総合8位に後退してしまいました。また、デイ2の最終SSでステアリング系のトラブルによりコースアウトしデイリタイアとなったラトバラは、メカニックによって修理されたクルマで再出走。デイ2終了時点では総合49位まで順位を落としていましたが、デイ3では不利な前方のスタート順ながら安定した走りを続け、総合22位まで挽回しました。なお、トミ・マキネン・レーシングからプライベーターとしてヤリスWRCで出場のユホ・ハンニネン/トミ・トゥオミネン組は、クルマの開発を目的に堅実な走りを続け、総合9位につけていましたが、最終サービスを前にデイリタイアとなりました。ただし、ラリー2規定に基づき明日のデイ4での再出走を予定しています。
<<ラリー・イタリア サルディニア デイ3の結果>>
1 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) 3h04m10.3s
2 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +25.9s
3 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +42.9s
4 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +1m25.4s
5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m33.3s
6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +2m32.4s
7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +2m58.3s
8 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +3m53.3s
9 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +7m24.5s
10 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +7m50.6s
22 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +20m23.0s
(現地時間6月15日22時50分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)
競技最終日となる6月16日(日)のデイ4は、サービスパークの北側エリアで2本のステージを各2回走行します。そのうち、SS17の再走ステージとなるSS19「サッサリ-アルジェンティエラ 2」は、トップ5タイムを記録したドライバーおよびコ・ドライバーに対し、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。4本のSSの合計距離は41.90km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は172.29kmとなります。
[ガズー編集部]
WRC 2019 第8戦 ラリー・イタリア レース記事
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