【トヨタ WRC】第1戦2日目、オジエが首位に立ち、エバンスは総合2位に浮上 ヤリスWRCは合計5本のベストタイムを刻む

17号車(セバスチャン・オジエ / ジュリアン・イングラシア)
17号車(セバスチャン・オジエ / ジュリアン・イングラシア)

1月24日(金)、2020年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロのデイ2が、フランス南部のギャップを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 17号車)が首位に浮上。エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合2位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車) は総合6位に順位を上げました。

前日、モナコでのセレモニアルスタートに続き、フランスの山中で2本のナイトステージを走り切った選手達は、ギャップのサービスパークに夜遅く帰還。競技2日目となる24日のデイ2は、サービスパークを中心に3本のステージを各2回走行しました。6本のステージの合計距離は4日間で最も長く、路面コンディションはドライ、ウェット、凍結、雪と、目まぐるしく変化しました。

デイ1で首位と25.4秒差の総合4位につけたエバンスは、デイ2午前中の3本のステージ全てでベストタイムを記録。SS4で首位に立ち、SS7までラリーをリードしました。一方、デイ1終了時点で総合2位につけていたオジエは、エバンスに先行を許し午前中のセクションを総合3位で終えました。しかし、午後は2ステージ連続でベストタイムを刻み、最終のSS8でトップに浮上。総合2位のエバンスに1.2秒差をつけ、首位でデイ2を締めくくりました。

今回がヤリスWRCでの初WRCイベント出場となる19才のロバンペラは、ステージごとにタイムを着実に上げて行き、前日よりもひとつ順位を上げ総合6位につけました。また、ラリー・モンテカルロに初めてヤリスWRCで挑んだ、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの勝田貴元は、経験の蓄積を最優先して堅実な走りを続け、総合7位でデイ2を終えました。

<<ラリー・モンテカルロ デイ2の結果>>

1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) 1h 43m31.5s
2 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ ヤリス WRC) +1.2s
3 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +6.4s
4 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (ヒュンダイ i20クーペWRC) +1m06.9s
5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (フォード フィエスタ WRC) +1m57.2s
6 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) +2m19.2s
7 勝田 貴元/ダニエル・バリット (トヨタ ヤリスWRC) +5m18.7s
8 エリック・カミリ/フランソワ-クサビエ・ブレジ (シトロエン C3 R5) +8m06.2s
9 ニコラス・シャミン/ヤニック・ロシュ (シトロエン C3 R5) +9m04.02s
10 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 R5) +9m37.2s

(現地時間1月24日19時30分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)

  • 17号車(セバスチャン・オジエ / ジュリアン・イングラシア)
    17号車(セバスチャン・オジエ / ジュリアン・イングラシア)
  • 33号車(エルフィン・エバンス / スコット・マーティン)
    33号車(エルフィン・エバンス / スコット・マーティン)
  • 69号車(カッレ・ロバンペラ / ヨンネ・ハルットゥネン)
    69号車(カッレ・ロバンペラ / ヨンネ・ハルットゥネン)

競技3日目となる1月25日(土)のデイ3は、サービスパークを中心に、2本のステージを日中のサービスをはさんで各2回走行します。SS9/SS11「サン・レジェ-レ・メレーズ-ラ・バティ・ヌーブ」、SS10/SS12「ラ・ブレオル-セロネ」は、いずれもとても人気がある名物ステージです。4本のステージを終えた選手は、その後ギャップでの最終サービスを経て、約250km離れたモナコを目指し、日曜日の競技最終日に備えます。

[ガズー編集部]

WRC 2020 第1戦 ラリー・モンテカルロ レース記事

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