【WRC2021】第6戦サファリ・ラリー・ケニア デイ1 ヤリスWRCがオープニングステージでトップ3を独占

  • ヤリスWRC1号車(セバスチャン・オジエ、ジュリアン・イングラシア)

6月24日(木)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦サファリ・ラリー・ケニアが開幕。デイ1ではSS1のオープニングステージが行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 1号車)が総合1位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (69号車)が総合2位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合3位につけ、トップ3を独占するスタートとなった。

<<サファリ・ラリー・ケニア デイ1の結果>>

1位 S.オジエ (トヨタ ヤリス WRC) 3m21.5s

2位 K.ロバンペラ (トヨタ ヤリス WRC) +0.3s

3位 E.エバンス (トヨタ ヤリス WRC) +0.7s

4位 O.タナック (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +2.5s

5位 T.ヌービル (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +5.0s

6位 勝田貴元 (トヨタ ヤリス WRC) +5.6s

7位 G.グリーンスミス (フォード フィエスタ WRC) +6.1s

8位 O.ソルベルグ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +7.9s

9位 R.ベルテリ (フォード フィエスタ WRC) +9.0s

10位 A.フォルモ− (フォード フィエスタ WRC) +9.6s

11位 D.ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC) +10.5s

19年ぶりの開催となる「サファリ・ラリー」は、2002年大会を最後に開催されていなかったWRCを代表するクラシックイベントのひとつ。首都ナイロビの北西約100kmに位置する、ナイバシャ湖畔のサービスパークを中心に4日間で18本、合計320.19kmを走行するグラベルラリーとして開催される。
19年前の経験を持つドライバーは上位を争うドライバーにはいないため、ペースノートをゼロから作るとともに、ステージの事前下見走行である「レッキ」で、どれだけ早く、的確にコースを把握できるかが重要な1戦となる。

23日(水)に行われたシェイクダウンでは、全長5.4kmのステージでオジエがトップタイムを、エバンスが0.1秒差の2番手タイムを記録している。

そしてデイ1となる24日(木)には、ナイロビ中心部でセレモニアルスタートが行われ、郊外に移動したのち2台同時スタートの「スーパーSS」形式でSS1が行われた。
ステージ開始時の気温は22度、ドライコンディションの中行われた全長4.84kmのグラベルステージでは、オジエ、ロバンペラ、エバンスとヤリスWRCが1-2-3でフィニッシュした。
また、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムでヤリスWRCを駆る勝田貴元は総合6位につけている。

なお、このサファリ・ラリーでは、今なお日本でも人気の高いペター・ソルベルグの息子である、オリバー・ソルベルグが初のWRCでのグラベルラリーに出場する。19歳の若武者がどのような走りを見せてくれるのかも楽しみだ。

<<明日のステージ情報>>

デイ2は6月25日(金)、サービスパークの南側で3本のステージを、サービスを挟んで各2回走行。SS3とその再走ステージであるSS6「ケドン」は、全長32.68kmと今大会最長のステージ。6本のステージの合計距離は129.78km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は385.64km。

  • ヤリスWRC69号車(カッレ・ロバンペラ、ヨンネ・ハルットゥネン)

[ガズー編集部]