【WRC2021】第6戦サファリ・ラリー・ケニア デイ3 突然の嵐も乗り越え勝田貴元が総合2位をキープ!

  • ヤリスWRC18号車(勝田貴元、ダニエル・バリット)

    ヤリスWRC18号車(勝田貴元、ダニエル・バリット)

6月26日(土)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦サファリ・ラリー・ケニアのデイ3が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの勝田貴元が、総合2位をキープ! 首位にはHYUNDAI SHELL MOBIS WORLD RALLY TEAMのティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ組(i20クーペ WRC)、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(ヤリスWRC 1号車)が、総合3位に順位を上げた。

<<サファリ・ラリー・ケニア デイ3の結果>>

1位 T.ヌービル (ヒュンダイ i20クーペ WRC) 2h45m04.6s

2位 勝田貴元 (トヨタ ヤリス WRC) +57.4s

3位 S.オジエ (トヨタ ヤリス WRC) 1m15.5s

4位 O.タナック (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +2m21.2s

5位 G.グリーンスミス (フォード フィエスタ WRC) +2m39.4s

6位 A.フォルモー (フォード フィエスタ WRC) +2m51.4s

7位 K.ロバンペラ (トヨタ ヤリス WRC) +11m04.3s

8位 O.ライ (フォルクスワーゲン ポロ GTI R5) +25m59.1s

9位 K.パテル (フォード フィエスタ R5) +31m31.8s

10位 C.トゥンド (フォルクスワーゲン ポロ GTI R5) +33m26.0s

12位 E.エバンス (トヨタ ヤリス WRC) +50m08.2s

13位 D.ソルド (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +50m18.6s

サファリ・ラリー・ケニアのデイ3は、3本のステージを各2回走行、6本のステージの合計距離は132.08kmと4日間で最長。サービスパークの周辺は早朝12度前後と冷え込んだが、日中は30度近くまで上昇した。最終ステージが始まるまではドライコンディションだったものの、最終のSS13の途中から一部で強い雨が降り始め波乱の展開に。

このデイ3でも総合2位をキープしたのは勝田貴元。SS10で3番手タイムをたたき出すなど首位のヌービルに対し善戦、SS12を終えた段階で35秒差、3位のタナック(i20クーペ WRC)に14.5秒差で2位を堅守する。
迎えた最終SS14では、突然の嵐のような強い雨と、オジエをして「まるで氷の上を走っているかのよう」という滑りやすい路面の影響で、マシンにダメージを抱えるも57.4秒差の2位で終えることに成功した。

その雨のSS13で3位に浮上したのがオジエ。デイ3で3本のベストタイムと2本のセカンドベストタイムを記録。SS13では雨でペースダウンを余儀なくされたものの、全ステージまで3位のタナックが大きく遅れたこともあり、総合2位の勝田と18.1秒差の総合3位でフィニッシュした。

デイ2最後のステージでスタックによりデイリタイアから再出走を果たしたロバンペラは総合7位、同じくデイリタイアから再出走のエバンスは、7つ順位を上げ12位でデイ3を終えた。

<<明日のステージ情報>>

競技最終日となる6月27日(日)のデイ4は、5本のステージを日中のサービスなく走行。SS15の再走ステージとなる最終のSS18「ヘルズゲート2」は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」。5本のステージの合計距離は53.49kmと4日間で最短。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は238.57km。

[ガズー編集部]