WRCを日本で見たい!!! ~WRC招致活動状況レポート~
世界中の様々な「公道」で市販車をベースに開発されたクルマを使って争われるモータースポーツ「WRC 世界ラリー選手権」。昨年のトヨタ自動車(TOYOTA GAZOO Racing)の1999年以来となる復帰以降、日本国内でのラリー競技への注目の高まりもあり、今年1月には「WRC招致」の委員会設立とともにその活動開始が正式に発表されました。あれから約半年が経過し、日本へ招致できるの?いつ決まるの!?と、とても気になるところですが、本日東京都内で招致活動の経過報告会が開催されましたので、その状況をガズー編集部がご紹介します!
ラリー・ジャパンは開催されるの?今の状況は?
結論としては、日本開催はまだ決定していませんが、JAF(日本自動車連盟)を通じてFIA(国際自動車連盟)への、2019年WRC日本開催のカレンダー申請が完了したとのことで、12月に開催されるFIAの評議会での審議を経て、来シーズンのカレンダーに追加されるかが決まります。結果が出るまであと約4ヶ月・・・、待ち遠しいですが、とびっきり素敵なクリスマスプレゼントとなることを期待して信じて待ちましょう!ただ、プロモーター契約は締結されたとのことで、開催決定となった場合には来年から2022年までの4年間の開催を行うことになります。これ以外にも準備・調整の進捗が発表されましたのでご紹介します。
いつ?どこで!? WRC日本ラウンドの開催計画
2019年秋に、愛知県・岐阜県を舞台にということは1月の招致準備委員会の発足時にも発表されていましたが、具体的な候補日時や候補地が挙げられて、関係各所との調整が行われているということでした。以下、その概要です。
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- 日時:
- 2019年秋(候補:(1) 11/14-17 (2) 11/7-10 (3) 9/12-15)
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- 大会名称:
- Rally Japan
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- 場所:
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愛・地球博記念公園(愛知県長久手市:通称モリコロパーク)および周辺自治体の一般公道・林道(舗装路)
- 愛知県(名古屋市・豊田市・岡崎市・新城市・長久手市・設楽町)
- 岐阜県(中津川市・恵那市)
これが承認されると日本の来年の秋は、WEC、F1、WTCR、MotoGPと、各カテゴリーの最高峰の開催にWRCも加わって、モータースポーツの秋が今以上に充実しそうです。具体的なコース設定など気になることはまだまだありますが、今後の続報を期待しながら待ちましょう。
WRC招致応援団を結成!
また今回、招致活動の強力な助人として編成された「WRC招致応援団」の団員が紹介されました。フリーアナウンサーであり日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、また当サイトでもコラムを執筆いただいている安東弘樹さん。元SKE48でTOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジにもコ・ドライバーとして参戦中の梅本まどかさん。J SPORTSのWRC中継でおなじみ、WRCコメンテーターの栗田佳織さん。フィギュアスケーターであり、この7月にはTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZレースに初参戦の小塚崇彦さん。このクルマ好き・モータースポーツ好きの皆さんが、それぞれの活動のフィールドでモータースポーツの魅力を発信していくということです。
8年前まで開催されていたラリー・ジャパン
来年の招致を目指している「ラリー・ジャパン」はご存知の方も多いと思いますが、2004~2008・2010年の6回、北海道の帯広市を中心とした十勝地方や、札幌市などの道央地方で開催されていました。
国内の自動車メーカーとしては、トヨタは1999年を最後にWRCへの参戦を止めていましたが、スバルや三菱、スズキがそれぞれインプレッサ、ランサーエボリューション、SX4といったクルマで、シトロエンやフォード、プジョーと戦っていました。また、ドライバーとしては、国内最高峰となる全日本ラリー選手権を戦っている新井敏弘選手や奴田原文雄選手らがWRCの併催競技での出走ですが、ラリー・ジャパンを戦っていました。また海外勢では、現在もWRCでトップ争いをしているセバスチャン・オジェ選手やTOYOTA GAZOO Racingのエースドライバーであるヤリ-マティ・ラトバラ選手、F1で活躍しており日本でもファンが多いキミ・ライコネン選手などが出場していました。
初開催の2004年にはスバル・インプレッサが記念すべき優勝を飾っており、将来のラリー・ジャパン復活の際には、トヨタ・ヤリスの活躍が期待されます!復活を信じて、待ちましょう!!
[ガズー編集部]
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