大阪オートメッセ2023の紹介と東京オートサロンとの違い

  • 2023年オートメッセ

2023年2月10-12日(金~日)、インテックス大阪(大阪国際見本市)で26回目の大阪オートメッセが開催されています。「1か月前の東京オートサロンと同じなんでしょう」と、思われている方が多くいると思います。本当にそうなのか、オートメッセをご紹介しつつ、先月のオートサロンの違いなどをご紹介します。

西ゲートから入場し左側の5号館を入ってまず感じるのは、殆どの車が平置き(床に直接おかれている)なのです。オートサロンはひな壇に飾られている車も意外にあります。そのため、オートサロンはショウ的な雰囲気を感じますが、オートメッセではショウ的な雰囲気を感じません。

5号館にはトヨタ系のブースが集まっています。モデリスタブースでは、新型プリウスをカスタマイズした車が展示されています。横のブースは、神戸トヨペットさんのモータースポーツチーム、KTMSです。2022年スーパー耐久ST-2クラスで念願の優勝を果たしたKTMS GR YARISが展示されてあります。
その先には大阪トヨペットグループのブースがあります。GR Garage大阪箕面・大阪八尾のボードがカッコいいです。金曜日にGT300クラスのLM corsaとOTG Motor Sportsが2023年のモータースポーツ体制を発表していました。

 
  • 大阪オートメッセ モデリスタ
  • 大阪オートメッセ 神戸トヨペット
  • 大阪オートメッセ 大阪トヨペット

その先にはTOYOTA GAZOO Racingブース。水素AE86、電気AE86も平置きで、多くのお客様が取り囲んで、車談義をしています。オートサロンとは違う感じ。

毎年出展しているトヨタ神戸自動車大学校。学生達がつくった、レストアのトヨペットコロナは大作です。

5号館を出るとスカイプラザというイベント広場。SUPER GTの坂東正明会長と2022年GT500チャンピオンの平峰一貴選手達によるスペシャルステージが行なわれていました。多くのお客様が興味深く聞いていたのが印象的です。

2号館に移動します。オートサロンでデリカミニを発表した三菱自動車。デリカミニも数台展示していましたが、RALLIARTの看板が印象的。

オートサロンでも大きなブースで沢山の高級車を展示している、Liberty walk。大阪オートメッセも多くの車を展示していますが、Tシャツなどの物販コーナーに沢山のお客様がいることには驚きました。

横の1号館に移動です。ここには車は展示されていません。タミヤのラジコンパークと物販があります。この会場、焼き肉屋のように少し白くもやってます。それは、広大なフードパークの屋台がだす煙なんです。会場いたるとこに食べ物の売店があるうえのフードパークです。しかも値段は良心的なので、オートメッセでは食事も楽しめます。さすが食い倒れの街です。
一方、オートサロンは食べ物を売っている売店は数か所しかないですし、レストランも1か所。東西文化の違いでしょうか。

続いて3号館に移動しますと、日産、ホンダ、ダイハツ、スズキのブースがあります。気のせいか、オートサロンよりお客様との距離が近い感じがします。2024モデルのGT-Rも、誇示されず普通に展示されています。メーカー4社を同じ館に配置するとこが、面白いとこです。出入口付近でランボルギーニカウンタックLP500を発見!かっこいい。

4号館に移動すると、やんちゃな車が勢ぞろいしています。中には、どうみても公道走ってはダメな車もチラホラある感じ、最近のオートサロンでは見かけないタイプですね。見る分には面白いです。

6A号館に入ると、まずは日産京都自動車大学校のフェアレディーXとI’m marchがあります。2台ともかっこいいし、いいね!と押したくなる2台です。I’m marchは、今回初公開だそうです。

少し進むと、BYDのブースがありますが、オートサロンと同じ感じです。EVゾーンにはCUSCOが出展しているテスラモデル3、その先には、RECAROシートが沢山おかれてる、レカロ メディカルショップが物販しているブースがあります。

初代デリカ「デリカコーチ」を発見!1969年発売された9人乗りのワゴンです。かわいいクルマですね。

出口に向かうと、スバルブース。とてもコンパクトでお客様との距離が近いです。

向かい側の6B号館には懐かしいホイールと新しいホイールを比較した展示があります。ここはノスタルジーに浸れるので、おじさんにとってはとても楽しいコーナーです。その奥のヨンクスタイルゾーンには沢山のRVが展示され、ヨンクでカーライフを楽しむことを提案しているブースです。

ヨコハマにはオートサロンに引き続き、実車版のミニ四駆「ADVAN エアロ アバンテ リミテッド」が展示されていますが、今回まじまじ見ると本当に凄いクルマですね。

 

一通りオートメッセの会場を歩くと、オートサロンの会場より広いし疲れると感じました。オートメッセの会場であるインテックス大阪の広さは7.0万㎡、オートサロンの会場である幕張メッセが7.2万㎡なのでほぼ同じ広さ、来場者、出展社数も大差はありません。広く感じる理由は不明です。
イベントの雰囲気ですが、オートサロンは華やかな感じがしますが、オートメッセは個性的でドロくさい感じです。お客様の年代も少しオートメッセの方が若く、若いカップルが多い気がします。共通点は、どちらも楽しいということです。もし来年、お金、時間に余裕があるのであれば、行ったことのないほうに遊びに行ってみると、新しい発見がきっとあると思います。

 

 

(GAZOO編集部)