ホンダの自動運転から空のモビリティまで、多様な「夢」のカタチ･･･ジャパンモビリティショー2023

2023年10月25日に本田技研工業はJAPAN MOBILITY SHOW 2023（ジャパンモビリティショー）でプレスカンファレンスを行った。そこではホンダらしい、多様なモビリティの数々が紹介された。

初開催となるジャパンモビリティショーで、ホンダはキーワードに「夢」を、コンセプトに『Honda Dream Loop』を掲げ、「Hondaの夢を形にしたモビリティから、未来に向けて皆さんの夢がループし広がっていく」ためのさまざまなタイプのモビリティを展示している。
またこれらのモビリティは、「解放（～時間や空間といったさまざまな制約から解放～）」と「拡張（～人の能力と可能性を拡張～）」していくものであるといい、創業以来75年間ホンダが提供してきたモビリティの普遍的な価値であると、登壇した三部敏宏社長が語っている。

このプレスカンファレンスで紹介されたモビリティをお届けしていこう。

■自動運転車両「クルーズ・オリジン」

まずは、ジャパンモビリティショーを前に公表されていた自動運転車両「クルーズ・オリジン」が紹介された。こちらはGM・クルーズとともに、2026年初頭に自動運転タクシーサービスを日本で開始する予定の車両で、車内が完全なプライベート空間となることで、移動時間を自由に使うことができる＝時間的制約からの解放の実現を目指しているものだ。

■「Honda eVTOL（イーブイトール）」「HondaJet」

ホンダらしい展示が空のモビリティだ。1/5サイズのモックアップではあるが「Honda eVTOL」と実物大サイズの「HondaJet Elete Ⅱ」のインテリアモックアップなどが展示されている。
これは、空間、距離の制約からの解放だ。

■SUSTAINA-C Concept（サステナ・シーコンセプト）

資源の制約から解放に向けたモデルとして製作されたのはSUSTAINA-C Concept。一度使ったアクリル樹脂を再利用して作られたクルマだという。

■Honda CI-MEV（シーアイ・エムイーブイ）

また、「拡張」という方面では、ラストワンマイルを手軽に移動できるモビリティとしてHonda CI-MEVが公開された。これは超小型EVというジャンルで、BEVとしての電池はホンダが導入を進めている、Honda Mobile Power Packが採用されている。
4本搭載で70km程度を走行する想定とのことだ。
このHonda Mobile Power Packを使用したモビリティがホンダブースには多数展示されていたので、その車両たちは別の記事にてお届けしたい。

その他、遠く離れたところにあるアバターロボットにログインして遠隔操縦する「Honda アバターロボット」「UNI-ONE（ユニワン）」や、生成AIによる「夢のモビリティ」創造体験など、多くのモビリティやコンセプトが発表された。

ホンダならではの多様性ある未来のモビリティの可能性を、ぜひ現地にて体感して欲しい。

（GAZOO編集部）