新発想BEV!FOMM TWOは「タイヤ切れ角90度」「軽規格なのに後席3人乗り」・・・ジャパンモビリティショー2023
2023年11月28日から一般公開が開始したジャパンモビリティショー2023。4年ぶりの開催となり、各ブースで魅力的な未来のコンセプトカーが展示され話題になっている。
そんな中、より現実的で、2年~3年後に発売を予定し開発が進められているBEVのコンセプトカーも多数展示されている。
その中から、大手自動車メーカーがやりたくてもやれないような機能を詰め込んだ車両を展示、およびデモンストレーションを行っていたFOMMブースの「FOMM TWO Concept」を紹介しよう。
今回、東新展示棟1階に出展していたFOMM。世界最小クラスの4人乗りBEVながら、緊急時には水に浮くなど独自のコンセプトを持つ「FOMM ONE」を販売している。
このFOMM TWO Conceptは、軽自動車規格のBEVで、運転席はセンターレイアウトとなっている。
軽自動車は特に商用利用であると一人で利用することが多い。また3人家族などの場合も助手席を使用しないことも多いため、割り切ったレイアウトを採用しているのだ。
そのため、後席に大人が3人乗ることができるような工夫がされている。しかも足を伸ばせるというのだ。
FOMM TWOに採用されているシートは、一般的な自動車のシートより狭くなっている。しかし、これまでFOMM ONEで培った実績があり、必要十分なサイズなのだ。
そして、後席の間には後ろに稼働できる椅子があり、その座面と背もたれが左右に広がることで、同じようなサイズの椅子になる。
運転席がセンターのため、両側の後席は足を伸ばせるし、真ん中の席も後ろに下がっているため足を伸ばせるという考えられたレイアウトだ。
さらに、運転席は回転するため、ドアの方に向けるとスムーズに降りることができる。さらにハンドルを上に持ち上げると180度回転できるため、家族でのひと時を楽しんだり、荷物をチェックしたりすることができるのだ。
そしてこのFOMM TWOの大きな特徴として、インホイールモーターと⾃動運転技術の融合による「全⽅位⾃動運転機能」を搭載していることだ。
この“全方位”というのがキモで、タイヤが90度回転するため真横への移動も可能なのだ。そのためどのような狭いところでも自動で駐車してくれる。
このFOMM TWOは2025年に発売予定で開発を進めているという。まだインホイールモーターなどの機能は開発中のためラゲージルームなどは広げられるという。
またこのコンセプトでは、インパネはモニターを多く使用しているが、実際には価格や機能面などを検討し、今後仕様を決めていくそうだ。
そしてFOMMのブースには、小型2シーターのオープンスポーツも展示されていた。「いずれはFOMM THREEとして発売できたら」とのお話も聞けたので、ぜひとも楽しみにしたいことろだ。
(GAZOO編集部 山崎)
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