オキナワモーターショー2023が初開催！注目の新型車からカスタムカー、旧車まで勢ぞろい[フォトレポート]

2023.11.28 11:00

2023年11月25日～26日に、沖縄県沖縄市でオキナワモーターショー2023が開催された。これは「人と企業をつなぐ、沖縄発のモーターショー」というテーマのもと、2022年まで開催されていたコザモータースポーツフェスティバルが新たに生まれ変わり、沖縄アリーナを中心とした展示型イベントとして初開催された。

初開催ながら、各自動車メーカーの現地販売店やタイヤメーカー、パーツメーカー、現地のカスタムショップなどが出展し、入場無料ということも相まって多くの来場者で盛り上がりを見せた。

モーターショーとは言っても、沖縄アリーナのメインフロアの半分はバイク関連のブースが並び、アリーナの通路には所狭しとバイクが並べられ、クルマもバイクも一緒に楽しめるというのがオキナワモーターショーの特徴といえるだろう。

来場していた客層は家族連れも多く、子供たちがクルマやバイクの運転席に座り笑顔を見せたり、消防隊員体験や子ども安全免許証を発行してもらえるJAFのブースなどには行列もできていた。
そして、特に年配の男性はバイクをまじまじと眺めたり、友人とのバイク談議に花を咲かせている方が多かったのも印象的だ。

11月26日には、多くのステージコンテンツも行われ、レーシングドライバーの織戸学選手やSUPER GTに参戦するTGR TEAM WedsSport BANDOHの坂東正敬監督、BMW M Team Studie x CRSの鈴木康昭監督らが登壇したトレジャーワン・カンパニートークショーや、トーヨータイヤのトークショーでは、2023年シーズンのD1チャンピオンの藤野秀之選手や川畑真人選手など、トップドライバーの参加するトークショーは多くのクルマ好きな方々が楽しんでいた。

各自動車メーカーの現地販売店の担当者に話を聞いたところ、口を揃えるように「たくさんのお客様が来ていてクルマに興味を持って見てもらえている」と好評だった。すでに来年の出展のために情報収集をしている担当者もいたほどだ。

ただこのオキナワモーターショーでは、昨年まで行われていた実際にレーシングカーが走ったり、同乗走行などのコンテンツはなかったため、そのあたりは少し残念がっている来場者もいたようだ。
また、事前の情報発信があればもっと多くの来場者が来てくれたのではないかとという課題も聞かれた。

先日のバスケットボールのワールドカップの会場になったことでも印象に残るアリーナ内や、屋外の展示ブースなどの様子を写真でお届けしていこう。こちらの記事ではクルマ関連の出展ブースや会場の様子をお届けし、バイク関連の様子は別の記事にてお届けしたい。

今回は駐車場代も無料であったオキナワモーターショー。その駐車場側からのエントランス。
オキナワモーターショーのメインゲートと沖縄アリーナ
最新のアリーナのため、デジタルサイネージを活かしたエントランス。
ハコスカやフェアレディZ 432などの名車はどの年代のクルマ好きにも人気だ。
80スープラと30フェアレディZなど人気の旧車はフロア中央に展示。
Ferrari Challenge Japan Seriesへの参戦車両のFerrari 488 Challenge Evoがステージ前に置かれていた。
Ferrari 488 Challenge Evoにはお子様限定で運転席体験もあり、多くの家族が訪れていた。
琉球日産自動車が展示していた新型GT-R NISMOは、このイベントのために日産自動車に依頼し沖縄まで運んできたという。担当の方も多くの方が写真を撮っていく姿を見て、GT-Rの人気の高さを改めて感じられたそう。
沖縄スバルのブースでは、2023年9月にデビューしたマニュアル車向けにプリクラッシュブレーキ機能などを持つアイサイトが搭載されたことをピーアールするためにBRZを展示。
沖縄マツダ販売のブースには、先日デビューしたばかりのMX-30 Rotary-EVを展示。
MX-30 Rotary-EVには発電用のロータリーエンジンが搭載されて、状況に応じてEV走行とハイブリッド走行が可能だ。
そのe-SKYACTIV R-EVへの注目を引くために、急遽13Bエンジンのロータリーを取り寄せての展示も。
沖縄ホンダのブースではZR-Vを展示。沖縄ではホンダ車乗りの方にもまだ馴染みが低いというZR-Vの認知を高めたいとのことだ。
琉球三菱自動車販売のブースでは、アウトランダーPHEVを展示。沖縄でも電動車への注目が高まっているという。
特に子どもたちに少しでもクルマを好きになってもらおうと、琉球ダイハツのブースではコペンローブのD SPORTカスタム車両を展示。実際に運転席に乗った子どもたちのうれしそうな笑顔が印象的だった。
琉球ダイハツがもう1台展示していたのは、ダイハツが開発したオールインワン移動販売パッケージ「Nibako」。この車両のレンタル事業のため、実際の活用をイメージできるように店舗風に仕上げて展示していた。
沖縄トヨタが展示したクラウンスポーツ。
沖縄トヨタは、11/25に発表となった2024年3月に開催されるTOYOTA GAZOO Racing Rally Challengeの参戦車両も展示。
トレジャーワンファクトリーのブース。屋外にも車両を展示していたり、トークショーのゲストとして織戸学選手を呼ぶなど、今回のオキナワモーターショーで特に力を入れているパーツメーカーだ。
国際オートバイレーサーのちゃんぷる～沖縄市大使の仲村優佑選手。トークショーやじゃんけん大会で会場を盛り上げた。
織戸学選手と坂東正敬監督、鈴木康昭監督が登壇したトレジャーワン・ファクトリートークショーの様子。
藤野秀之選手や川畑真人選手が登場したトーヨータイヤトークショーの様子。
ミニ四駆の体験用のコースも設置。
屋外の会場の様子。午前中からたくさんのお客様が来場。
最高気温が25度と過ごしやすい気候で、来場者もゆっくりと見て回っていた。
なりきり消防士記念撮影のブースには、常に列ができていて人気だった。
JAFのブースでは、子ども安全免許証を作る列が途切れなかった。
ホイールメーカー、ワークのブース。多数のホイールやデモカーも2台を展示。
沖縄ヨコハマタイヤのブース。今回はタイヤではなくホイールの展示やグッズの販売などを実施。
屋外に展示されていたシビック・タイプR。現在の納車待ちは2年以上となっている。
メルセデスやフェアレディZなどにも足を止めるお客様も多かった。
ひときわ迫力のあったGRヤリス。ロケットバニーやバリス、HKSなどさまざまなメーカーのパーツを組み合わせた1台。
オーナーズクラブの車両も展示されていた。
1930年式のフォードモデルA。どんなイベントでもなかなかお目にかかれない貴重な車両の展示も。
地元のチューニングショップが展示していたチューニングーも人気。
アウトドア系の出展エリアでは、キャンピングカーのレンタル車両なども展示されていた。