「沖縄でキャンピングカーを借りて周遊する」新しい楽しみ方が流行の兆し!?

  • 沖縄モーターショーの屋外エリアに展示されたキャンピングカー仕様のレンタカー

    沖縄モーターショーの屋外エリアに展示されたキャンピングカー仕様のレンタカー

沖縄といえば言わずと知れた老若男女問わず大人気の観光地。リゾートホテルに泊まって、マリンレジャー、グルメ、ショッピング、遺跡や絶景スポット巡りなどなど、楽しみ方も紹介しつくされていると言っていいだろう。
しかしここ最近、新たな楽しみ方をする人が増えてきているらしい。それは『キャンピングカーを借りて遊ぶ』という選択肢だ。というのも、昨今のアウトドアブームは沖縄県でも盛り上がりをみせていて、沖縄北部を中心にキャンプサイトやオートキャンプ施設の整備がどんどん進んでいるという。
『沖縄モーターショー』の屋外エリアでも『バンコン』や『軽キャン』などのキャンピングカーを貸し出しているという2社のブースが出展されていたので、お話を伺ってみた。

家族やカップルでオシャレに楽しむ沖縄旅

  • 沖縄モーターショーに展示されたアソビバワークスのジムニー

    沖縄モーターショーに展示されたアソビバワークスのジムニー

昨年からキャンピングカーのレンタカー事業をスタートし、ホームページで沖縄県内のオートキャンプ場マップを紹介するなど、沖縄でのバンライフの楽しみ方を提案しているというアソビバワークス。
展示されていたイエローのハイエースは「こんなクルマでビーチや大自然を満喫できたら楽しそう!」と想像力を掻き立てられるし、ジムニーの方はカップルで車中泊旅行を楽しみたいという観光客に人気だという。

「沖縄県内からのお客様が4割、県外と海外からの観光のお客様がそれぞれ3割くらいの比率ですね」と教えてくれたのはアソビバワークスの橘 茉那さん。冬場でもアウトドアを楽しめる暖かさを活用して『このクルマで泊まりながらクリスマスや初日の出を楽しみたい』という予約も入っているとのこと。

ルーフテントやサイドオーニングが装備されているのでテントを張らなくてもOKだし、標準セットとしてテーブル&イスセットや調理器具、食器なども貸し出してくれるという。さらに追加オプションでテントや焚き火台セットなども用意しているというから、手ぶらで訪れても幅広い楽しみ方ができそうだ。

観光やビジネスの拠点としての活用方法も

  • 沖縄モーターショーに出展した『キャンピグカーレンタル トミーアップ』のが展示した日産・キャラバンのキャンピングカー仕様と車中泊仕様

    日産・キャラバンのキャンピングカー仕様と車中泊仕様を展示していたのは『キャンピグカーレンタル トミーアップ』。

代表取締役の富田さんにお話を伺うと「お子様連れでアウトドアを楽しみたいという方には水や電源も使えるキャンピングカー仕様が人気ですね。後ろをフラットにしてベッド化した車中泊仕様の方は宿泊施設の少ないエリアを回りたい方が車中泊しながら観光を楽しんだり、仕事で沖縄各地をまわるための移動手段兼寝床にしたりといったビジネスユースでも活用されているようです」と、それぞれ需要が異なっていることを教えてくれた。
また、行政と災害時には車両を無償貸出する協定を結ぶなどの取り組みも行っているという。

ちなみにベース車として日産キャラバンを選んでいるのは「自分で運転してみた時に、運転支援システムなどのおかげで安心して運転できるなと感じたんです。普段から大きなクルマに乗り慣れていない方も乗るレンタカーだということを考えると、運転しやすさも重要ですよね」とのこと。

また、キャラバンのラゲッジ部分に標準装備されている『ラゲッジユーティリティナット』を活用し、後付けできる棚やテーブルを開発。レンタカーに装着しているのはもちろん、オリジナルパーツとしての販売も行っているそうだ。

ちなみにトミーアップでも追加オプションでBBQセットなどをレンタルすることは可能だが「せっかく沖縄に来たなら食事や温泉は地場のものを楽しんでいただけたら嬉しいですね」と、キャンピングカーはあくまでも宿泊と移動をメインとした使い方をオススメしているとのことだった。

今回お話を伺った2社ともにレンタル価格は1泊2日で2万円台からと、数人でホテルに宿泊してレンタカーを借りることを考えれば高くないどころか割安になる場合もありそう。
みなさんも、レンタルキャンピングカーで沖縄旅行の新しい楽しみ方を広げてみては?

取材協力:沖縄モーターショー
アソビバワークス
トミーアップ

[GAZOO編集部]