2023-2024 ⽇本カー・オブ・ザ・イヤー トヨタ・プリウスが3度目の受賞、輸入車はBMW X1総合でも2位

  • 第44回「2023-2024 ⽇本カー・オブ・ザ・イヤー」のトヨタ プリウス

    第44回⽇本カー・オブ・ザ・イヤーのトヨタ プリウス

⼀般社団法⼈⽇本カー・オブ・ザ・イヤーは12月7日に、「2023-2024 ⽇本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考会を開催した。その結果、第44回⽇本カー・オブ・ザ・イヤーにトヨタ プリウス、インポート・カー・オブ・ザ・イヤーにBMW X1、デザイン・カー・オブ・ザ・イヤに三菱 デリカミニ、テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーに⽇産 セレナ、実⾏委員会特別賞にジャパンモビリティショー2023が選ばれた。

2023 – 2024 日本カー・オブ・ザ・イヤー得点表
1位:トヨタ プリウス(360点)
2位:BMW X1(150点)
3位:ホンダ ZR-V(100点)
4位:トヨタ アルファード/ヴェルファイア(90点)
5位:日産 セレナ(60点)
6位:三菱 デリカミニ(60点)
7位:SUBARU クロストレック(56点)
8位:アバルト 500e(42点)
9位:フォルクスワーゲン ID.4(24点)
10位:マセラティ グレカーレ(18点)

1997年に初代プリウス、2009年に3代目プリウスが受賞しているため、5代目プリウスはプリウスとして3度目の受賞となる。4代目プリウスはPHVが2017年にイノベーション部門賞を受賞している。

今回の選定理由を以下のように発表されている。
ハイブリッド⾞のパイオニアであり、⻑く牽引役、推進役を務め続けたプリウスが、5代⽬にしてついにその殻を破った。ハイブリッド技術が⼀般化した今、もはやそのシンボルである必要はなく、⾃らブレークスルーを図り新しいフェーズへ移⾏したのである。
⾸脳陣からはコモディティ化を進める案も出たが、それを覆したのは開発陣の熱意。クリーンな⾞というだけでなく、愛される⾞を⽬指した。
これまで空⼒性能最優先だったボディは、スタイリッシュなモノフォルムに⼤変⾝。Cd値では従来型に少し劣るものの、前⾯投影⾯積を減らすことでCdA値は従来型並みに抑えることに成功している。
その上で低重⼼化とロングホイールベース化を図り、動的性能の著しい向上を実現したことが⾼く評価された。操縦性はプリウス史上最も敏捷かつ正確なものに変貌を遂げ、スポーツドライビングが楽しめる。

なお2009年の時の選定理由は、「ハイブリッドというカテゴリーを生み発展させた結果、時代のニーズに対応している。また手の届く価格で他の追従を許さぬ緻密な制御システムを評価。環境問題に新たな技術で挑戦、大きな成果を上げた。」となっている。

初代プリウスがカーオブザイヤーに選定された理由を公式サイトから探すことはできなかったが、新たな時代の幕開けをした車として選定されたのと想定できる。選定理由は「初代はハイブリッドの幕開け」「3代目は大衆化」「5代目は次世代フェーズへの移行」と変遷してきており、ハイブリッドの歴史と重なる。

インポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したBMWは過去に2005年の3シリーズ、2015年の2リーズで受賞しており3度目受賞となる。

選定理由を、「日本市場に相応しいコンパクトサイズでありながら、BMWらしい動的質感の高さを実現。パワー・オブ・チョイス。つまりユーザーのライフスタイルに応じてBEV、ガソリン、48Vマイルドハイブリッド・ディーゼルの3種類のパワーユニットが用意され、そのどれもがハイレベルな走行性能を獲得している点が支持された。
補助金を含めればほぼ同一のプライスレンジに収まるインポーターの努力も見逃せない。」と発表した。

なお44回⽬となる⽇本カー・オブ・ザ・イヤーは、2022年11⽉1⽇から2023年10⽉31⽇までに⽇本国内で発表された全34台の乗⽤⾞から選考されており、60名の⾃動⾞評論家、ジャーナリスト、有識者選考委員による第⼀次選考で「10ベストカー」を選出し、その10車種を同じ選考委員が再度選考投票を行いイヤーカーを決定している。

 
  • インポート・カー・オブ・ザ・イヤーのBMW X1

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  • デザイン・カー・オブ・ザ・イヤの三菱 デリカミニ

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  • テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーの⽇産 セレナ

    テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーの⽇産 セレナ

(GAZOO編集部)