アウトドア好き注目！ ハイエースに「アースカラーパッケージ」が追加。ウェルキャブ車両や救急車も改良

1月10日、トヨタ自動車はハイエースとトヨタ救急車を一部改良し発売を開始した。

今回の改良で注目なのは、ハイエース バン スーパーGLにベージュやカーキなどの専用ボディカラーやマットブラックフロントグリルをあしらった「アースカラーパッケージ」が設定されたことだろう。

商用利用はもちろんだが、“バンコン（バン・コンバージョンの略）”と呼ばれる車中泊やキャンピングカーのベース車両として人気の高いハイエースなだけに、アウトドア好きな人からも注目を集めそうだ
また、バン DXにはスライドドア・バックドアにイージークローザー機能が設定された。

ハイエースのウェルキャブ 車いす仕様車には、アンカーバー付車いすにスイッチ操作のみでワンタッチ固定が可能な、BUタイプ、FUタイプの車いす固定装置（ワンタッチ式/電動）が設定された。
さらに、車いす固定忘れ防止ブザーも装備されている。

ハイエースをベースとするトヨタ救急車にも新たな機能が追加されている。救急車が緊急
走行していることを、標準設定となった｢ITS Connect｣を通じて、周辺のITS Connect搭載車両に知らせることができるようになった。
これにより救急搬送時間の短縮や事故防止が期待される。

ITS Connectとは、クルマとクルマがつながる車車間通信や、道路とクルマがつながる路車間通信のシステムのこと。
これにより、見通しの悪い交差点での出会い頭の事故や右折時の事故などの回避に向けた支援機能で、緊急車両の接近を知らせてくれる機能も設定されている。

商用車両であるハイエースだが、商用以外でも利用されているシーンが多い車両であるため、今後も利用者のニーズに応えた進化を続けるだろう。

（GAZOO編集部）