モリゾウオートサロンで「今後もエンジン開発を進める」と宣言・・・東京オートサロン2024

2024.01.12 13:45

オートサロン2024で新年のご挨拶をするモリゾウ

2024年1月12日（金）、東京オートサロン2024が幕張メッセ（千葉市美浜区中瀬）にて開幕した。午前中にトヨタ自動車のプレスカンファレンスが行われ、モリゾウ（トヨタ自動車代表取締役会長）が「モリゾウから新年のご挨拶」を行った。はじめに令和6年能登半島地震への積極的な支援を約束した。

そして、エンジン技術についてもっと磨きをかけるプロジェクトをトヨタ自動車社内に立ち上げたことを発表。その理由を「カーボンニュートラル達成はBEVだけでないため、3年前から水素エンジンに取り組み、昨年は液体水素に挑戦したり、ル・マンで走らせたりすることに注力してきた。これらは仲間と一緒でなければ未来は作ってはいけないから行ってきた。550万の中にはエンジンを作っている人もいる。そしてカーボンニュートラルの現実的な手段として、エンジンには役割がある。エンジン部品を作っている仲間は、これからの日本を強くしていく技をもった人であり、失ってはいけない。」と説明した。

佐藤社長以下経営陣もこの案に共感し、新たにエンジン開発を進めていくプロジェクトが動き出したそうだ。

つまり動力はBEVでもエンジンでも水素でも何でもよく、未来はみんなでつくるものであり、モリゾウはクルマ好きの皆さんと未来をつくっていきたい、そしてアジアのクルマ熱は日本より格段に高いので、日本にもクルマ熱をとり戻したいと語っていた。

壇上に展示されたのはモリゾウの愛車のセンチュリーGRMN、レクサスLBX、GRカローラ、IQ GRMN、スズキジムニー、ヤマハビーノ（バイク）。

展示した理由をモリゾウは「今年から社長、自工会会長の役割を退き、普通のクルマ好きのおじさんに戻れました。オートサロンはクルマ好きが自分の愛車を自慢げに披露するお祭り。ここに普通のクルマ好きのおじさんとして参加するのは夢でした。」と説明した。

最後に、アジアの国々でクルマの楽しさを伝えているGAZOOレディーのフォトセッションが行われた。